12月25日
家で2ちゃんねるしていたらクラスメイトの柏葉巴さんが
ピンクのひらひらした服を着てあらわれた。
なんだかよくわからないけど、生きた人形を可愛がっていたら
自分が人形にされてしまったらしい。
たしか柏葉さんは、ぼくより身長が高かったはずなのに、
今では1メートルくらいしかない。
クラスではいつもちょっとツンとして冷たい感じだった柏葉さんが
どうしてぼくのところへ来たのかよくわからないけど、
とにかく困っているらしいのでしばらくかくまってあげることにした。

12月25日
母が「ご飯よ〜」と呼ぶので柏葉さんを見ると、
「ご迷惑になりますから」と呟いてちょうど人形サイズの
高級そうなカバンの中に器用にするりと入ってしまった。
大学生の姉は昨日からずっと帰ってきていない。
お風呂に入りながら、人形になってしまった柏葉さんのことを考えた。
暗い自分の部屋に帰って早速カバンを開けてみると、柏葉さんが動かない。
おかしいなと思って、持ち上げて、
「眠ってるの?おきないの?」ゆすぶってみたけども動かない。
人形とはいえ触るとやけにやわらかい。
柏葉さんの手や、とがった顎や、足を触ってみる。
それでも柏葉さんはまるで動かない。軽蔑されても困るのでむしろほっとする。
柏葉さんがたしか「ローゼンメイデン」といっていたのを思い出し、
インターネットで検索してみたけれども、何の参考にもなりそうもない。
たまたま同じ名前のおたくっぽい絵の
アニメのサイトばかりがひっかかってしまうのだ。
とにかく間違った方法で
柏葉さんを壊してしまったら大変だから今日はもう眠ることにする。

12月26日
柏葉さんをはじめて触った感触と、
朝起きると、学校で学級委員をしているときの柏葉さんの姿を重ね合わせながら
蒲団の中で三回オナニーしてしまった。
そのあと手をちゃんと洗ってきてから
カバンの中の柏葉さんを見てみるが、相変わらず死んだように眠っている。
見ているうちにカバンの中で体を窮屈に縮じめている柏葉さんが
可愛そうになって、ぼくのベットの上にねかせてあげた。
桃色のヒラヒラした服をめくって調べてみるが、
女の子の服の構造がまるでわからないのでどうやって脱がしたらいいのかも
わからない。

そのとき姉が帰ってきた(朝帰り)。
「お姉ちゃん、柏葉さんが死んじゃった・・・」
気が付くと泣きながら姉に柏葉さんの人形を見せていた。
自分でもおどろくほどぼろぼろと涙がでた。
「ハア?あんた何いってるの?」姉は軽蔑しきったようにぼくをみて言った。
「なに人形生々しい名前つけてるのよ」
「う、うん。でもこれ昨日はちゃんと喋って動いたんだよ。というかこれ
クラスメイトの柏葉さんっていう人なんだよ。助けてくれよ」
「ばっかじゃん。人間がこんな小さいわけないじゃん。
テレビとかの嘘くせー宇宙人みたい。キャハハ」
といってまじまじとぼくの顔をみる。
「しっかしこれよくできてるね!もしかしてあんたのオカズ〜?」
姉は柏葉さんの人形をゾンザイにもちあげて、頬っぺたをペチペチと殴ってみたり、
きれいにあわせさった唇の中にぐりぐり指をつっこもうとする。
「あ、あ、だめだよ、お姉ちゃん、そんなことしたら、壊れちゃう・・・」

12月26日(続き)

「あんた、バカじゃないの?」と真顔でぼくを見る。「これは人形。人形なんだよ」
「ね、ね、それより、あんた。この人形って、アレとかちゃんとついてるのかな?」
女のくせにクラッシャーな姉は柏葉さんが着ているひらひらしたピンクのドレスを
べりべりとはがしはじめた。「どうせ壊れてるんでしょ?」
「あ、あ、だめだよ」
「あんたな〜に、真っ赤〜になってるの?」
みるみえるうちに柏葉さんのピンクのドレスは脱がされて、ふわふわした下着も
破り捨てられて、全裸にされてしまった。
ほう、と姉はため息をついた。「とてもキレイね。ちゃんと陰毛もついてるし、
胸だってロリコンな感じがたまらなくなっちゃう」といって
柏葉さんの体を無遠慮にねぶりまわし続ける。
相変わらず動かないとはいえ、
さすがに柏葉さんの顔も、苦悶の表情を浮かべてみえた。
散々いじりまわした後に姉がいった。
「この背中の穴なんだろうね」といってぼくに見せる。
背中には本来、人間にはないような小さな黒い穴が開いている。
「も、もうやめてよ。でていってよ」
「あはは、まあ変な人形もってるのお母さんにばれんようにしとくんだよ」と笑って姉は出て行った。
そう、思い出したのだ。
もしかしたらかばんの中に入っている蛇口のひねり口みたいな道具を
ネジを巻きじゃないかしら・・と。

「え?」
目をさました柏葉さんは小さくつぶやいた。
もう一度信じられないように、「え?」とつぶやくと
いつもはクールな学級委員の柏葉さんがすすり泣き始めた。
「あ、あ、ごめん、お姉ちゃんが・・・」
まさかうまくいくとは思っていなかったので、全裸のまま
柏葉さんのネジを巻いてしまったのだ。
身を縮めて小さく嗚咽をもらす柏葉さん。
あわててぼくのパジャマを柏葉さんの体にかけて弁解する。
「お姉ちゃんがね、お姉ちゃんが柏葉さんが着てた服、破いちゃったんだ・・・
なんにも、なんにもしてないからね」
柏葉さんは無言でずるずるとカバンの中に入ってしまい、
その日は二度と出てこなかった。

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