雛苺のリクエストで、共に柏葉家を訪れていたジュン。
雛苺「ぅあ〜〜ぃ!トモエの部屋だぁ〜〜ぁっ!!」
ジュン「な、なんか落ち着かないな・・・」
巴「ふふ・・・桜田くんがうちに来るのって、本当に久しぶりだもの」
急須を手に部屋に戻ってきた巴が、湯飲みにお茶を注いで行く。
その度に自分の眼前でサラサラと揺らめく巴の前髪。・・思わず唾を飲むジュン。
巴「ゆっくりしていってね、桜田くん」

雛苺「みんなぁでおっ風呂入るのぉ〜っ!」
下着一枚ではしゃぐ雛苺。
雛苺の突然の提案で、3人一緒に風呂に入る事になったのだ。
せっかくの雛苺の為のサービスデイ、ここで機嫌を損ねては、という事で、
両者顔を見合わせて硬直しつつ、揃って入浴という事になってしまった。
巴「さ、桜田くん・・・ご、ごめんなさい、雛がわがまま言って・・・ほんとに、もう・・」
狭い脱衣所で寿司詰めの3人。巴の息がジュンの胸にまで届く距離だ。
巴は(意識してではないだろうが)色っぽく肩をくねらせながらカーディガンを脱いだ。ジュンは既に上がランニング一枚。
ジュン「い、いや、気にしなくていいよ・・・僕、目、つぶってるから、さ・・はは・・は・・」
巴「・・・・・・うん・・・・」
するっ・・・しゅっ・・・・・
心なしか頬を赤らめながら、それでも自分の動揺をジュンに悟られまいと、さっさっと服を脱いでいく巴。
スカーフをシュルリと外し、上着をばさっと脱ぎ去る。・・巴の切り揃った黒髪が舞う。
その瞬間、狭い空間に巴の甘い髪の匂いと石鹸っぽい体臭が振り撒かれ、ジュンは一瞬腰砕けになる。
ジュン「あ・・・・は・・は・・・・・・」
巴「・・・・・・・・っ・・」
巴はそのままスカートのホックを外した。ぱさりとスカートが滑り落ち、露わになる巴の白い肢体。
シミ一つ無く、一目で分かるムッチリとしたもち肌質で、程よく熟れた太もも。
心なし蒸れた股間に無慈悲にミチッと食い込んでいる、彼女らしくシンプルな白い木綿のパンツ。
・・・ごくり。間違いなく巴に聞こえたであろう、ジュンが唾を嚥下する音。巴は思わず両目を閉じる。
巴「・・・・・あ・・・・・・見たら・・・だめ・・・・桜田くん」
巴はジュンの露骨の視線に耐え切れず、恥ずかしさの余り足をよじった。
・・・が、結果としてパンツが股間に更に食い込み、秘丘をくっきりと浮き立たせてしまう。
ジュンのメガネが一瞬で曇った。

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巴「ほ、ほら、桜田くんも・・・脱がないと」
ジュン「っ!・・あ、ああ・・・わかったよ」
ぼ、僕って露骨に見てたんじゃ・・と軽く自己嫌悪するジュン。
やがてもぞもぞとTシャツを脱ぎ始める。
(・・桜田君、動揺してる・・私が黙ったらダメよね。きっと気まずくなっちゃうもの)
場の空気を繕いながら、身体をかばい気味に靴下をパッパッと脱ぎ始める巴。
数秒後、彼女はブラとパンティだけをまとった姿になっていた。
そして、靴下を脱ぐ為に屈んだ身を起こす最中。ジュンの身体が巴の視界に入った。
巴「・・・・・あ・・」
 これでも一応隠していたつもりだったのだろうか。
不自然に片足を曲げて、ズボンの股間を隠すようによじっていたジュンの下半身。
・・その股間が、大きく膨らんでいた。それが何に反応していたのかは、巴でも分かる。
巴「・・・っっ」
ぼっ、と一瞬で巴の顔が熱を帯びる。
 幼馴染とは言いながらも、今まで極めて無味乾燥に近かった二人の関係。
その相手と今こうやって半裸で狭い空間にいる事も異常だったが、
その彼が、自分の半裸の姿に対し間違いなく性的に反応を示しているという事実に、頭が混乱する。
巴(さ、さくらだ・・・くん)
巴(桜田くん・・・そんな目で私を見ないで)
性的に潔癖なところをそもそも持ち合わせていたのか。巴の動揺が急速に冷めてくる。
嫌悪感までは沸かなかったが、こちらの気勢が萎えるような恥ずかしさはすっかり吹き飛んでしまった。
巴「ほら、桜田君も。・・雛が風邪をひいてしまうわ」
そう言って、身体も洗わず風呂場で待ちぼうけの雛苺を示す。
ジュン「え?あ、・・・うん、そうだよ、な」
雛苺「トモエも、ジュンも、まだぁー?」
既にすっぽんぽんになっていた雛苺は、風呂桶に身を乗り出して、一人アヒルの玩具を湯船に浮かべて遊んでいる。
巴「今行くわ。まってて」
幼馴染に半裸を見せてしまった事も、半ば開き直ってしまったのか。いつもの落ち着きを取り戻した巴。
一方で、未だにオロオロとおぼつかない様子で一向に脱ぎ進まず、挙句赤い顔でチラチラとこちらをうかがっているジュンに小さく溜息を付く。
 後ろを向いて、さっ、さっ、とブラを外す巴。
巴(やっぱり、ちょっと恥ずかしいわね・・・)
そもそも、何で私が率先して気丈な姿を見せないといけないのか。少しだけむくれる。
 お尻が見えるのを気にしてか、巴は今度はやや斜めを向いた状態で、半屈みでパンツをスルリと脱ぎ下ろした。
ジュン「わ・・・っ」
本当にあっという間に全裸になってしまった幼馴染を前に、取り繕うかのようにバッと目を逸らすジュン。
 その雪のように白い肌は、一瞬だが目に焼き付いた。
普段厚手のスカートに隠れていた、弾けばぶるんっと揺れるような、張りのあるお尻の肉の膨らみも、
普段何重もの装備に覆われていた、豊かに熟れた乳房の膨らみも。そしてその先端に添えられた、ピンク色の可愛らしい突起さえも。
一瞬でジュンの股間ははちきれんばかりに怒張を見せ、慌ててジュンは後ろを向いた。
そんなジュンの横をスタスタと全裸で通り過ぎる巴。
そして彼女が風呂場に足を踏み入れる瞬間、
巴「桜田くん・・・・・"それ"、収まってからでいいから、早く入ってきてね」
・・にこり。やや紅潮した整った顔が、優しく笑みを浮かべる。
 ぱたん。風呂場の戸が閉じた。
ジュン「・・・・・・・・・・・・あ・・・・・・・・・・・・」
ジュンは顔から蒸気が吹き出るのを感じつつ、その言葉を受けて尚盛り上がろうとする股間の疼きに必死に耐えていた。

やがて、曇りガラスの向こうから、ぱしゃん、ぱしゃんという湯浴みの音がくぐもって響いてくる。
ジュン「あー・・・情けないよな、僕って・・」
一糸纏わぬ幼馴染の姿が扉の向こうに消え、多少落ち着きは取り戻したものの。
余りの己の不甲斐なさに片手で頭を押さえつつ、壁にもたれかかるジュン。
 曇りガラス越しに肌色の影が動くのをボーッと眺めながら、股間の憤りが収まるのを待つ。
ジュン「ふー・・。・・そういえば今日は雛苺の為に来たんだよな。僕がこうしてるのも、おかしいよな」
ぱん、ぱん、と頬を叩いて自身に渇を入れるジュン。
ジュン「よーし!行くぞっ!」
いつの間にか大人しくなっていた我が分身の様子を確認すると、ジュンは勢い良くズボンを脱ぎ、ブリーフをずり下ろした。
 ふと、足元を見ると、ジュン一人だけが足元に服を脱ぎ散らかしていたのに気付く。まさに子供さながらである。
ジュン「ゲッ・・・いつも姉ちゃんが勝手にやってくれるから・・。これもあいつ見てたよな・・・ハァ」
再び大きく肩を落とすジュン。とりあえず気を取り直して一つ一つ拾っていく。
ジュン「えっと、脱衣かごは・・」
キョロキョロと辺りを見回すジュン。そして、すぐにそれらしきものが二つ見つかった。
恐らくジュン用のものであろう一つの空のかご、そして、
ジュン「うわ・・!」
綺麗に折りたたまれた巴の制服、その上に、これまた綺麗に折り畳まれた彼女のブラとパンティがチョコンと鎮座していた。
巴もさっさと風呂場に逃げ込む事ばかり頭にあったのか、そこまで気が及ばなかったのだろう。
ジュンは少しだけパンティに触れてみた。そのまま続けて軽く五指でふにっと掴んでみる。・・温かい。
・・・その微妙な生温かさはどこから来たものか、誰の身体のどこの部位の熱なのかはまったく明らかである。
ジュン「・・・・・・・・・う・・」
 先ほど、生まれたままの姿の幼馴染の姿を見たものの、半ば感覚が麻痺したさなかの事であった。
この、綺麗に脱ぎ置かれた下着と、それが宿す生々しい余熱は、この先に全裸の巴がいて、これから自分もそこに赴かなければならない、
という今の異常な状況を改めてジュンに痛感させるのに十分だったに違いない。
(ぱしゃん、ざばぁっ・・)(きゃはは・・っ)(もう雛ったら・・)風呂場から響いて来る音が、ジュンの緊張を更に増す。
ジュン「あ・・・くそっ・・・こんなんじゃ・・あいつの顔も見れないぞ・・」
むく・・むく・・。
股間の筋肉の緊張を感じに、ハッと我を取り戻すジュン。
巴「桜田くん・・・まだかしらー?」
ちょうど同時に巴達の催促の声がエコーを効かせて響く。
雛苺「きゃはっ!ジュゥーン!早く入るのーぅ!」
ジュン「静まれ・・っ!静まれよ、この・・ッ!」
時間はもう無い。ジュンは目をつぶって必死に自分のペニスにデコピンをビシビシと食らわせるのだった。

ジュン「あ、今、今行く!」
慌てて返事を返す。
半勃ち状態であるが、仕方が無い。やむを得ず突入を決意するジュン。
巴「あ・・・・う、うん・・どうぞ」
扉の返って来た返事は、一瞬戸惑いを秘めていた。
巴も巴で、ジュンをまったく意識しないという事は、とても出来そうにも無い感じである。
ジュン「じゃ・・・入るから」
がら・・・がらがら・・・・
躊躇いがちに風呂場の戸を開けて行く。
戸の隙間から吹き出したいい匂いの蒸気が、むわっとジュンの顔を包み、撫でる。
それはまるで、この先に続くものが酷く淫蕩な空間であるかのような期待を感じさせ、ジュンの心臓は一気にバクンバクンと跳ね上がった。
ジュン(この・・・先に・・・アイツ、が・・・裸の・・・)
むく・・むく・・・。
ジュン(あ・・・こら・・・馬鹿・・・・)

 がらがら・・っ。
雛苺「ジュンが来たのーぅ!ジュ・・・・うゅ?どうしたのぅ?」
扉の向こうから現れたジュンは、完全に前かがみになっていた。
湯船に漬かっていた巴の目が見開かれる。見るつもりは無かったが、ここまで自己主張されては目が行ってしまうのも無理は無い。
 隠そうとするジュンの努力も虚しく。ミキ・・ミキ・・という筋肉の硬直音さえ聞こえそうな程激しく直立したチンポは、とても全て隠せるわけがない。
太さ3cm、長さ15cmといったところか。ジュンの下腹に付きそうなくらい勃起したそれからは先走りがトプトプ溢れ、既に亀頭はヌラヌラと光っていた。
巴「ちょ・・っ・・・やだ、桜田くん・・・」湯船に浸かって上気していた頬を、更に紅に染める巴。
ジュン「く、くそ・・・さっきまで違ったんだよ・・・っ・・み、見るなよ・・・!」
巴「あ・・・・は、はい・・・・」
戸を閉めると、すぐに前を両手で隠すジュン。
ジュン(裸の柏葉と、同じ風呂にいる・・・同じ・・風呂に・・)
只でさえ、幼馴染と裸同士で同じ空間にいる事が拷問に近いのだ。
更に胸元までお湯に浸かっている巴の艶のある姿を見て、股間の肉棒はまた痛い程の勃起を見せる。
ジュン(くそ・・・こんな空間にいたんじゃ、収まるどころか、このままじゃ射精しかねないぞ・・・)
 ジュンは巴の視線を感じて顔を真っ赤にしていた。興奮よりも恥ずかしさの方が上回っているのかもしれない。
そのまま黙って椅子に座り、髪を洗い始めるジュン。ちなみに風呂場の広さは並で、ジュンと巴との距離は1mも無い。
髪を洗う指が動くたびに、そそり立つチンポがぷるぷると小刻みに揺れる。
巴(・・・・・・・・・・・・・)
生まれて初めて見る生の勃起チンポ、それも初めて見るには余りにグロテスクな幼馴染のモノを前に、思わず顔を両掌で覆っていた巴。
・・しかし指の隙間からどうしても見てしまう。どうしても目が離せないのだ。
巴(・・・保健の教科書で絵は見たことあるけど・・・すごいのね・・・)
雛苺「ジュンのおちんちん、お空を向いてるの〜ぅ!」
湯船の中から雛苺が面白そうにはやし立てる。
雛苺「ねぇ巴、ジュンはお部屋のご本見てああなるのよ、昨日の夜もおちんちんをお空に向かせて、すごく手を・・」
巴「・・・・・・」
ジュン「ば、馬鹿苺・・!黙ってろっっ!」
巴「・・・・・・・・・も、もう、いやだ、桜田くんたら・・」

 ジュンの股間から生え立ち、びくん、びくん、と一定のリズムで激しく跳ねているモノ。
巴にはそれが、どこか狭い入口を求めて激しくのたくり、涎を垂らしている、とても淫らな獣に見えた。
巴(・・・・・入口・・・)
入口を見つけたら、きっとあの獣は凄い勢いで中に潜り込み、じゅるじゅると激しく中をかき回すのだろう。
そして、その獣を持ってるのは桜田くんで、入口を持ってるのは・・わたし。
巴(・・・・・・)
巴は無意識に湯船の中の太腿をよじった。

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 雛苺は興味が風呂の玩具に移ったらしく、1人で遊んでいる。
少しのぼせているのか、こういう時に限って雛苺はいい感じに声を張り上げてくれない。
黙々と遊んでいる雛苺をジュンは恨めしく思った。
ジュン「・・・柏葉は、」
巴「えッ?」
巴らしくもなく間の抜けた声が、狭い空間に反響した。
 タイミング的に、まるで自分のいやらしい妄想が桜田君に伝わったんじゃ、とありもしない可能性を意識してしまう巴。
一方、唐突に話しかけてきたジュン。ジュンは湯船から目を逸らしたままである。
巴「どうしたの・・・?」
冷静に返しながらも、その上目がちな表情には僅かに紅が差している。
ジュンは再び口を開いた。
ジュン「あ、いや、もう柏葉は髪、洗ったのかな、って」
巴「あ・・・・」
 少しの間。巴は質問の意味を図りかねる。
巴「・・ううん、まだよ?」
ジュン「あ、そう、なんだ、はは」
空笑い。ジュンにとって、その質問は場繕いであって、その意味自体は無いに等しかったのだろう。
巴「うん・・・?」
しかし結果的にその質問が更に痛い間を生み出す。
ジュンは『柏葉は今の質問どう思ったんだろ、風呂から上がらせて裸を見たいとか思われたんじゃないか?』と、
巴は『私の背中を流すとか、そういうつもりで言ったのかしら・・?』と、互いに意味を探り合い、更に俯き、黙していく。
ジュン「・・・・・・・・」
巴「・・・・・・・・」
雛苺「・・・・?」
再び空気が固まる。1分にも満たない筈のその時間、その1秒1秒が重く二人の間にのしかかる。
ジュン(・・・・・・・ちょっと寒くなって来たな)
身体を洗う手もいつしか止まり、ジュンの背中も次第に冷えて来た。
こんな空間において、ジュンの肉棒も既に萎え衰えていても不思議では無い。
びく、びくん、びくん。
・・しかし、この黒々とした肉棒の硬度は未だなお保たれているのは事実。
巴の肌の温度を間接的に伝える淫蕩な蒸気、それがジュンの頬を優しく撫でる度に、
ジュン自身は激しく猛り、びくん、びくんと律動を何度も繰り返すのだった。
巴「ふーー・・・・・・・・」
巴「・・・・・・・桜田くん」
ジュン「えッ?」
今度はジュンが素っ頓狂な声を上げる。
巴「鼻をすすって・・もう・・桜田くん、冷えたんでしょう?」
いつもより情け無い幼馴染に、こら、という感じで首をかしげて優しく微笑む。
ジュン「すん・・・・あ、うん・・ちょっと」
返事しようとして巴の方を向き、またハッとして目を逸らす。
・・そして目を逸らすだけ逸らして、自分の露骨な反応に自己嫌悪する。
 本人がどう粋がっても、ジュンの振る舞いはまだまだ子供である。
巴は、もう・・・、とちょっと呆れ笑いを浮かべた。
 それは、久しぶりに幼馴染の本来の姿を見れた事に対する、安堵の笑みでもあった。
今のジュンの態度は、人を寄せ付けない空気を放ち始めた、最近の彼のそれではない。
巴「桜田くんもそろそろこっちに、お風呂に浸かったら・・?」

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ジュン「え・・あ・・・・?」
ジュンの心臓がバクンと跳ね上がる。
巴の方こそ向いていないが、目に狼狽の色が現れているのは明らかである。
ギリギリと痛いくらいにチンポが引き締まり、どす黒い血管がミチミチと浮き上がる。
巴「・・・・・・・・桜田君?」
ジュン「・・・・・ああ、うん」
弱弱しい返事。さっきまでずっと見え放題だった股間を未だに気にしているのか。それとなく股間を隠し気味にヨロヨロ立ち上がる。
巴「じゃあ、私は入れ替わりに髪を洗うわね」
ジュン「・・・え?」
露骨にきょとんとした顔で巴を見やるジュン。
巴「・・・え、って、私の家のお風呂、狭いでしょう?それに少しのぼせちゃったし」
巴もきょとんとした顔をジュンに返す。
脱衣所もそうであったが、確かに巴の家の風呂は狭い。
風呂場自体も縦に長細くて相当狭いが、何より湯船が正方形に近く、一見五右衛門風呂かと思わせるくらい狭い。
巴ばかり気になってジュンには全く見えてなかったが、なるほど、子供ならいざしらず、ジュンと巴が一緒に浸かるには無理がある。
 巴はそのままジュンの返事を待たず、少し背を向け気味に、ゆっくりと湯船から立ち上がった。
同時に、ざばざばざば、とお湯の中から生えてくる巴の艶かしい肢体。後姿ではあるが、湯気立ち上る幼馴染の裸体は破壊力がやはり大きい。
ジュン「わわっ!」
つい見入ってしまっている事に気付き、慌ててジュンは目を壁にやる。

巴「せ、狭いから、入れ違いにね」
流石に恥ずかしいのか、ちょっと恥ずかしげにそう言うと、湯船から上がり、壁の方を向いた。
ちょうどジュンにお尻を向けた格好でジュンの方に寄ってくる巴。
 くびれた腰のラインから突き出ている、やや成長過剰な巴の真っ白で張りのあるお尻。
お湯を浴びてテラテラとツヤのある尻肉が、こちらにずんずんと寄ってくる。
 ジュンは尻肉に目が離せないまま、慌てて立ち上がると巴と平行になった。本当にここの風呂は狭い。
ジュンの興奮は最高潮に達し、自ずと風呂場の狭い景色の流れはスローモーションになる。
ジュン(柏葉の・・・尻・・・・・柏葉の・・・白い背中・・・)
今まさに眼前を通過する巴の柔らかそうな肢体。同時に巴の肢体が放つ芳しい香りがジュンの鼻腔に飛び込む。
ジュン(柏葉の・・・・柔らかそうな・・・・こんな近くに・・・・手を伸ばせたら・・・)
まさに鼻血が出そうな一瞬。幼馴染の少女と、最も生身で接近した瞬間。生まれたままの姿の幼馴染と、わずか30cmという距離。
 と、その瞬間にジュンは気付いた。・・・・いや、その直後、というべきか。
ジュンの股間にそそり立つチンポ。正直、限界直前まで耐えていたジュンのチンポ。
それが。
にゅるっ・・ぷりゅん。
壁からせり出すシャワーを避けようと、一瞬ジュンの方にのけぞった巴。
その、巴の尻の柔肉を、ジュンの赤黒く膨れ上がった亀頭が、一瞬撫で、一瞬埋まり、一瞬弾いた。
ジュン(・・・・・ん゛ん゛ぅぅ〜〜〜〜〜っっ!!!)
・・・・・・・・・・耐える間も無い。
ジュンは脳が弾ける勢いの一瞬の快感に声を殺して叫ぶと、腰を震わせ、限界にまで硬直したチンポから大量の精液を発射した。
びゅーーーーー!!びゅるるるっっ!びゅびゅーーっ!!
すさまじい勢いで放たれるジュンの精液。どぷっどぷっと大量の白濁液が、巴の尻肉や背中に降りかかり、ビシャビシャと跳ね、ボトボトと垂れ落ちる。
ジュン(ああ・・・・柏葉の尻に・・・精液をかけてる・・・僕・・・が・・・柏葉に・・精液をかけて・・・・)
目の前の壮絶で異常な光景、ジュンを襲う異常な性感。そのいずれもがジュンの思考を破壊する。
ジュン(・・・・・・ん゛ぅぅ・・・・!!ん゛ん゛ぅぅぅ・・・・・!!!)
ビューッビューッと続けざま異常なくらい大量の精を放ちながら、ガクガクと足を震わせて立ちすくむジュン。
巴「ごめんなさい、狭いからちょっと通り辛いでしょう?」背中越しに巴が声をかける。
運がいいのか悪いのか、巴は風呂上りの火照った肌で、精液を浴びた事にさえ気付いていない。
 そのまま巴は丁度シャワーの真下のその場所に屈みこんだ。
その為、巴の後ろ髪にまで精液がドプドプと大量に降りかかり、でろーんと白い糸を引く。まさに人工シャンプーである。
ジュン(わわっ!!)
ジュンは、このまま巴が自分の精液でわしゃわしゃと洗髪してくれたら、それはそれでいやらしい、と考えつつも、流石にこれはやばいという結論に至った。
一瞬で冷静になったジュンは、そのまま股間から精液を滴らせながらザッバーンと湯船に飛び込む。
巴「ど、どうしたの?桜田君?」
キョトンとした巴をよそに、ジュンはジーッと一部始終を見ていた雛苺の顔にいきなりお湯をぶちまけた。
雛苺「じゅ、ジュン、何するのーーぅっっ!!」
派手に怒る雛苺。

間違いなく一瞬で今見たことを忘れているであろう。彼女の扱いに長けているジュンには簡単な事である。
ジュン「ほらほら!雛苺!悔しかったら僕にも当ててみろ!」
そのままお湯の掛け合いに持ち込むジュン。
パシャパシャと必死に水を掛ける雛苺に対し、ばっしゃーん!とわざとらしく風呂桶でお湯を辺りに撒き散らすジュン。
巴「ぶふっ・・・!・・・・・・・・・?・・・?」
いきなりお湯を引っ掛けられた巴。意味が分からずも、じゃあ私も、と水鉄砲で参戦する。
雛苺「巴も覚悟するなのーー!!きゃはは!」
巴「きゃーーっ!も、もう!雛ったら、水じゃないそれっ・・」
ジュンは、今まで見たことも無いような巴のはしゃぎように一瞬目を奪われる。

 きっかけは何であれ、既にこの空間に緊張の二文字は存在していなかった。
裸も何も関係無い。ただ、互いに無邪気にはしゃぎ合った。
巴(楽しい・・・・・・・また、桜田君とこんなひとときを過ごせるなんて)
自分が日常に何を求めていたのか少しだけ分かった気がして、ちょっとだけ目頭が熱くなる。
 もはや風呂場は壮絶なお湯の掛け合いである。
巴「ほら、雛にも行くわよーー、わ!ぶっ・・」
巴は水を浴びながらも、チラリとジュンの方を見やった。
巴(桜田君・・・・・・今日は来てくれてありがとう)

こうして3人の忘れられない夜は更けて行ったのだった。  完

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