水銀燈の小説です。ここでは、水銀燈は真紅達との争いを止めジュンの家に同居設定でお願いします。
「・・・・・何してるのぉ?」
水銀燈は目の前に居る不信な物体に声をかけた。
不信な物体といってもダンボールに穴をあけ、ピンクの衣類がはみ出ている誰が隠れているか丸わかりのものだった。
「・・・・・・・」
「あらぁ?無視する気ぃ?」
そういうと水銀燈は、はみ出ている衣類を引っ張った。
「だめなの〜。翠星石に見つかったら怒られるの〜」
そう言って雛苺はまたダンボールに隠れた。
「・・・・いいこと教えてあげるぅ。服はみでてるわよぉ」
「・・・・・・」
雛苺は無言で服をダンボールの中に入れた。
「ガチャ」
ドアの開く音がした。水銀燈の目線は自然とそちらにいく。
「チビ苺、どこに隠れてるですか。私の鞄どこにやったです」
翠星石は小さな人形の割には大きな声で言った。
「うるさいのがきたわねぇ」
「う、うるさいのってどういうことですか」
「そのまんまの意味よぉ」
そう言って、水銀燈は一階へと降りていった。途中で水銀燈に雛苺の起こる声が聞こえたような気がした。多分翠星石に見つけられたのだろう。
「あら、どうしたの?」
「別にぃ」
「そう」
一階に降りてきた水銀燈は真紅と素っ気のない言葉を交わした。