そいつは家の前にいた。
小動物みたいだがどうやら人形のようだ
「これも何かの縁だ」俺はそいつを飼う?ことにした
「…スゥ…スゥ」よちよち歩きでまるでペンギンだ。しかしこれが以外とかわいい
食事するかわからないがとりあえずミルクとパンの耳をやることにした
「デ…スゥ」とりあえず食事はするようだ。
「スゥデスゥ」お腹がふくれたようで俺の布団で寝てしまった。猫みたいでかわいい
前の飼い主が何故こいつを捨てたか分からないが、まぁ気にしないでおこう。
その日は早めに寝ることにした
「ふぁ〜よく寝た。…!!!びしょびしょじゃないか!おきろ葬逝寂」葬逝寂とはこいつの名前だ。う〜ん俺ってネーミングセンス良すぎか!?
「ってそんなこと考えてる場合じゃない。人形のくせにおもらししやがって。このやろう」
「ダ!?!!ダスゥ」
俺はまだ起きていない葬逝寂を壁に投げつけてやった。
普段の俺なら決してこんなことしない。むしろ笑って許してやっただろう
しかぁ〜し、こいつの場合いよ〜にお〇っこの量が多い。おまけに下手をしたら死ぬかもしれないほどの異臭。おそらく怒らない奴はいないだろう
「ダ!ダ!…スゥスゥ」
なんて野郎だ!
反省するどころか怒りやがった。おまけに速攻で寝やがった
「糞ったれが!死んでわびろ」
「ダ、ダスゥ!ダスゥ!」
「思いしったか。このやろう」
少しやりすぎたか葬逝寂はぴくぴくしているが、まぁいい薬だ
「もうこの布団使えねえよ。ったくよぉ」
俺は布団を捨て飯にしようとしたが時計の針はすでに8時を指していた
「しまったー。このままじゃ遅刻だ。出席日数ぎりぎりなのに。ちくしょー!朝飯抜きかよ」
髪もしっかりととのえぬまま俺は家を飛び出した
(あっ!葬逝寂ほったらかしだ。まあいい。ほっとけ