その夜ジュンは目が冴えて寝れなかった。ドール達は全員鞄で眠っている。
はぁと溜め息をつくとジュンは水を飲みに台所へ降りていった。
静かだ。本当に静かだ。
その時────ゴトッゴトッ───物音!?
どうやら鏡の部屋かららしい。
ジュンは扉の前に立った。物音はまだ聞こえる
「おい!誰だ!出てこい!」

物音は途絶えた・・・
返事はなかった・・・が扉が少し開き
隙間からスゥーと透き通るような白い手が現れた。
──これはアイツの手だ──────
こんな白い手はアイツしかいない!こんな深夜に訪ねてくるなんて我慢の限界だ!
ジュンは勇気を出して思いきって扉を開いた!

「こんばんは。ボク、ドラえ──
「元のアニメに帰れ!!!」

〜深夜の訪問者は青い狸〜
終劇なのら

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