282 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2006/01/21(土) 18:39:11 ID:GLIlkdZC
 どの話をどう変えるのかが気になる

 例)4話の所で、気に入らない所があったから
   この話から最後まで、俺ストーリー(派生)を展開させていく


 てか、自分で面白いと思えるのなら投稿してくだされ
 そうでなかったら…

 297 名前:281[sage] 投稿日:2006/01/21(土) 23:40:48 ID:xl+PLEO7
 見たいという嬉しいお声があったので投稿しようと思います。

 >282のそうでなかったら…の一言が怖いけどガクガクブルブル

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 水銀燈との戦いから数ヶ月。真紅はまた水銀燈の夢を見ていた。
 「またあの夢……。」
 真紅は鞄から起き上がるとその振るえる体を抱きしめた。人形に冷や汗をかく
ということはない。しかし真紅はぞっとする感触を覚えていた。水銀燈が赤い禍
禍しい炎で焼かれていく。その様子をただ見守るしかない真紅と、そしてともに
いたジュン。焼かれていくなかで水銀燈の胴体は未完成だったその胴体から崩れ
落ち、そして果てていった。
 薔薇乙女の第一ドール。順番からいえば自分の姉である姉妹の崩れ行く姿。し
かしあの時、真紅はジュンを守ったということしか考えていなかった。しかし今
は……。
 「…はぁ……。」
 ため息が漏れる。私はあんなことをしたいわけじゃなかった。私はただ、ジュ
ンと他の姉妹達を守りたかったのだ。水銀燈だってジャンクにしたいわけじゃ無
かった……。あの子を止めたかった、ただそれだけだったのに。
 「どうしたんだ?真紅。」
 ジュンが声をかけた。まだ起きていたらしい。デスクライトをつけて夜遅くま
で学校の勉強をしていたらしい。本人ははっきりとは言わないが、学校に戻るた
めジュンは学校の勉強をしているのだった。
  ――動揺していたとはいえ、ジュンに気づかなかったのは迂闊ねー―
 真紅は自分を戒めて、いつもの毅然とした態度を取ろうとする。
 「なんでもないわ、ジュン。」
 ジュンが椅子をずらし、こっちを見ているが、目をあわせていられなくて顔を
そらす。
 二人の間に流れる沈黙。しかしジュンは真紅の様子がおかしいことに気がつい
ているようだった。
 「真紅…、お茶飲むか?」
気遣わしげにジュンが聞いてくる。
  ――ジュンにまで、心配をかけるなんて。お笑いね、真紅――
少し自嘲気味にそう思う。
 「ええ……、いただくわ。」
 「わかった。ちょっと待ってろよ。」
そういってジュンは扉を開けて階下へと降りていった。

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 「ふう……。」
 また、ため息が出てしまう。生きることは戦う事。そういったのは自分自身だ
。けれども戦う事イコール相手をジャンクにしてしまうことではない。そのはず
だった。
 「うわ…っ、なんだ!?」
 階下からジュンの驚嘆の声がした。何事だろう。真紅は開きっぱなしの扉から
飛び出すと、人形サイズにはやや段差が大きすぎる階段を駆け下りていった。
 階段の最下段に到達した時、目の前を紫色の輝きがふわふわと通り過ぎていっ
た。
 「メイメイッ!?」
 間違いなかった。今のは水銀燈の人工精霊、メイメイだ。
 「真紅!」
 ジュンが廊下に顔を出して叫んだ。メイメイは階段にいる真紅の顔をかすめ、
階段の上を上がっていった。もしかしたら、水銀燈のことでメイメイが何か伝え
たい事があるのかもしれない。そんな予感がよぎり、真紅はメイメイを追いかけ
ていった。ジュンもその真紅を追いかけていく。ただならぬ真紅の様子に、ジュ
ンが声をかける。
 「どうしたんだよっ!真紅。」
 真紅は何も言わずに階段を上りメイメイを追いかけていく。メイメイはジュン
の部屋に入っていった。なだれ込むように部屋に入る真紅とジュン。
 メイメイは翠星石の鞄の上にいた。何かを訴えかけるようにくるくると鞄の上
を回っている。
 「翠星石にようがあるの?メイメイ?」
 肯定するようにチカチカと光るメイメイ。真紅は翠星石の鞄に飛びついた。
 「翠星石!翠星石!起きて!」
 翠星石の鞄をこじ開ける真紅。ぱかっと鞄が開き、眠っている体を縮こめてす
やすやと眠っている翠星石が現れた。
 「翠星石、起きなさい!」
 真紅が翠星石の体を揺さぶる。
 「うーん……、なんですかぁ。こんな時間にぃ……。」
 まだ眠い眼を擦りながら翠星石が鞄から起き上がった。

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 「なんなんですかぁ?真紅ぅ。」
 「一体なんなんだ?真紅。」
 翠星石とジュンが二人して真紅に疑問を投げかける。
 「メイメイがっ、何か言いたいことがあるみたいなの。」
 「メイメイ?」
 翠星石がそういうとメイメイがきらっと翠星石の前に現れた。真紅と翠星石、
二人が向かい合わせに座っている間にメイメイがチカチカッと何かを物語るよう
に瞬く。横にいる人間であるジュンにはメイメイがなんと言っているのかは解ら
ない。
 「おい、なんて言ってるんだ?」
 ジュンが割って入る。
 「メイメイは夢の扉を開けと言ってるですぅ。」
 「夢の扉…?誰の?」
 「ジュン、あなたの扉だわ。」
 「俺の!?なんで!?」
 「わからないわ。メイメイがそういってるんですもの。」
 真紅は立ち上がると翠星石に懇願した。
 「ねえ、翠星石。ジュンの夢の扉を開いてくれないかしら。」
 「ちょっと待て、僕は嫌だぞ。大体夢の中じゃいつもロクな目に会わない――。」
 ジュンの抗議を遮って翠星石が悲鳴をあげた。
 「えええーーーーっ、何故ですぅ?水銀燈の人工精霊の言う事なんて聞くですか
 ぁ!?」
 「どうしてもお願いしたいの、翠星石。」
 真紅の真摯な口調に怯む翠星石。
 「仕方ないですねぇ、真紅がどうしてもっていうならやってやるですぅ。」
 「僕の意見を……!」
 しかしジュンの意見は誰も聞いていない。
 「スィドリーム……!!」

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 何度も見た一面に広がる壊れたパソコン。今までとは違う雲の間から刺す木漏
れ日。パソコンの間からも少しながら草花が顔を出していた。ジュンの夢の中で
ある。
 真紅達は壊れたパソコンの頂上付近に出てきた。華麗に着地する真紅とスカー
トをふわりとなびかせて着地する翠星石。そして相変わらず顔面から着地するジ
ュン。
 「っつ!いった〜たた……。」
 顔をさすりながらうめくジュン。
 「いつも思うんだけどさ〜、もうちょっと着地しやすくならないのか。」
 「あ、メイメイがいっちゃうですぅ。」
 ジュンのぼやきを無視して翠星石がメイメイに向かって駆け出した。真紅もそ
れに続いていく。
 段々とパソコンの残骸が少なくなっていき、代わりに草花が多くなっていく。
やがては木々が生い茂りだし、メイメイを見失わないように細心の注意をして
進んでいく。
 しばらく進んでいくと、真紅と水銀燈が戦ったあの場所に出た。
 「ここは……。」
 真紅が言葉に詰まる。思い出される戦い。そして……水銀燈の最後。
 メイメイはふよふよと漂っていく。その先にはドレスを失い、胴体の分かれた
無残な姿になった水銀燈の姿がそこにあった。メイメイはその水銀燈の亡骸の上
で留まった。
 「まだ残ってたんだ……。」
 ジュンがつぶやいた。水銀燈の亡骸の周りに集まる一同。
 「………………水銀燈っ……。」
 真紅が水銀燈の亡骸の前に崩れ落ちた。その目からは涙が流れている。
 「わ、私は……こんな…………あなたを……。」
 溢れ出る想い。姉妹をこの手にかけてしまった悲しみが真紅を包んだ。
 「真紅……泣いちゃだめですよぅ。」
 翠星石が慰めるが真紅は泣き止まない。
 「真紅………。」
 ジュンが真紅の肩に手をかけた。そのときメイメイがまた何かを伝えるかのよ
うに瞬いた。
 その煌きを見たとき真紅と翠星石がハッとした表情をした。そしていっせいに
ジュンの方を見やる。
 「な、なんだよ……。」
 二人の視線にたじろぐジュン。
 「その……人工精霊ってやつはなんて言ってるんだよ。」
 「メイメイは……、ジュンなら水銀燈を直す事ができる、と言っているわ。」

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 場に流れる重苦しい沈黙。それを打ち破るようにジュンは言った。
 「お、俺が!?出来るわけ無いだろ!?」
 「いいえ、出来るわ。」
かぶりを振って答える真紅。その瞳には希望の、贖罪への希望の光が見えていた。
 「あなたなら出来るはずなの。だってジュン。あなたは一度私の壊れた片腕を
 直してくれたでしょう?」
 「あ、あれは……、夢の中だったから出来たんだ……あっ。」
 「そう、ここはジュンの夢の中。ここならきっと水銀燈を……。」
 「け、けどそいつって悪い奴だったんだろっ。もし直ったとしたらまた襲って
 来るかもしれないだろ!」
 「水銀燈も大切な姉妹なの。それをこのままにはしておけないわ。お願い、ジ
 ュン……。」
 真紅は両手を胸の前で合わせ真摯な表情でジュンに哀願した。そんな真紅の様
子に観念したようにジュンはいった。
 「わかったよ、真紅。やってみるよ。」
 ジュンは水銀燈の亡骸のそばに近寄るとはたと気づいたように立ち止まった。
 「どうやればいいんだ?これ。」
 「そーんなことも解らないですか、このチビ人間。真紅の腕を直したときを思
 い出すんですぅ。ここはチビ人間の夢の世界なんだから、チビ人間が強く願え
 ばきっと水銀燈を元に戻す事が出来るはずですぅ。」
 翠星石がジュンに向かって怒鳴りつける。ジュンは反射的に反論しかけたがそ
れどころではないのでやめた。
 「………やってみる。」
 瞳を閉じて想いを集中させる。水銀燈が直るように…、元の姿に…。
 しかし何も起こらない。何度やっても結果は同じだった。虚しく時間だけが過
ぎていく。
 「真紅…、そろそろぜんまいが切れてしまいますよぅ。」
 翠星石は気遣わしげに真紅の方を見やった。真紅は涙の痕を拭うとなごり惜し
そうな表情でいった。
 「仕方ないわ。戻りましょう、ジュン。」
 「ああ……。」
 夢の中で真紅達のぜんまいが切れてしまえばジュン達は二度と元の世界に戻れ
なくなる。水銀燈を直せなかったがジュン達は戻る事にした。

 ジュンは図書館で迷っていた。真紅は夢から帰ってからずっと思いつめた表情
をしている。翠星石もどこか落ち着きが無かった。特に真紅は深刻であれだけ大
切にしていた夜の眠りさえもちゃんと取らずにいた。
  ―――このままじゃ、まずいよなー――
 そう思いながら図書館の本棚の前をうろついている。いつか真紅が動かなくな
った時、巴と一緒に調べた本が収められている棚の前で足が止まった。この本な
ら水銀燈を直す方法がなにか載ってるかも。そう思って手を伸ばした、その時。
 「桜田君?」
 巴だった。慌てて伸ばしかけていた手を引っ込めるジュン。今は夏休みで巴も
図書館に勉強に来ていたのだった。

図書館からの帰り道――。
 「………………………。」
 「………………………。」
 微妙な沈黙が二人の間に流れる。その沈黙を破るように巴がジュンに声をかけ
た。
 「見せたいお店があるの。」
 「―――?」
 二人はしばらく歩いていくと目的の場所についた。
 「アンティークドールショップ…、槐……。」
 洋風の年代を感じさせる門構え、それがまた良い雰囲気をかもし出していた。
  カラン、カラン
 扉を開けると呼び鈴がなった。奥から店員が出てくる。
 「やあ、お客さんかい?」
 その人物はまるで兎のような印象のする顔をしていた。
 「………………。」
 困惑したように、返す言葉の見つからない二人。そんな二人を見て店員は少し
困ったように微笑を浮かべた。
 「巴…ちゃんはここに来るのは初めてじゃないよね。そっちの彼は始めてだよ
 ね。もしかして彼氏かな?」
 店員の空気を読めない発言にさらに戸惑うジュンと巴。
 「いえ、そんなんじゃ……。」
 「あはは、そうか。ごめんね。気を悪くしないでくれよ。」
 店員は苦笑いをすると話題を変えるようにしていった。
 「ここに男の子が来てくれるのは歓迎なんだ。男のはあんまり人形には興味を
 もってくれる人が少ないからね。」
 「はぁ……。」
 生返事を返すジュン。元から人付き合いの上手とは言えないジュンはフレンド
リーに接してくる店員に戸惑い気味だった。
 話題を変えるように店員は話を切り出した。
 「この店にね。人形を売りに来た人がいたんだ。その人はなんといったと思う?」
 「………………。」
 「私は人形を愛してきた。それはもう我が子のように。しかし人形は私に何も
 見返りを返してはくれない。私はもうそんな関係には疲れたんだ……とね。」
 「……………。」
 「しかし私はこう思うんだ。人形は返さないんじゃない。返せないんだけなんだ
 ……とね。」
 「……………。」
 ジュンと巴の無反応振りに店員はちょっと慌てたようだった。
 「ははっ。ちょっとマニアックすぎたかな?」
 ジュンと巴にしたら、実際に目の前で動く人形を目にしているのだから、コメ
ントのしようがない。
 「あの……。」
 そのとき、今まで沈黙していたジュンが口を開いた。
 「そのオルゴール買いたいんですけど。」
 「オルゴールかい?名前を入れてあげられるけど、どうするかい?ちょっと時間
 がかかるけどね。」
 「いつ頃取りにくればいいですか?」
 「ああ、いいよ。名前と住所を書いてくれればこちらで届けるから。」
 「それじゃそれでお願いします。」

----
 それから数日後、ジュンの家にオルゴールが届けに来た。
 「こんにちは。注文された商品を届に着ました。」
 「あ、どちら様ですか?」
 出迎えたジュンは戸惑いならがいった。届けに来たのはショップの店員ではなく
金髪の髪をした若い男性だからだった。
 「ああ、アンティークショップの槐と言います。このたびは白崎がこれなかった
 ので僕が来たんですよ。」
 「それで……。」
 「はい、どうぞ。」
 槐がオルゴールの入った包みをジュンに渡した。そのときジュンの額に痛みが
走った。
 (いて……なんだ?)
 「それじゃあ、僕はこれで。」
 「はい、どうも。」
 さっきの痛みはなんだったんだろう。そう思いながらもジュンは槐を見送った。

 リビングに戻ると雛苺が目ざとくジュンの荷物に気づいた。
 「あっ。ジュンが何か持ってるの〜。もしかしてうにゅ〜?」
 反射的に慌てて包みを隠すジュン。それから別に隠す必要なんて無い事に気づ
いた。
 「おまえらに……これやるよ。」
 ジュンは包みを開けた。
 「わあ〜。これなあに?この箱綺麗〜。」
 雛苺がはしゃぐ。それに気づいた真紅や翠星石と蒼星石がこちらにやってきた。
 「これは……オルゴール?」
 蒼星石がオルゴールを手にとって言った。
 「名前が彫ってあるわね。もしかしてジュン。これを私たちのために?」
 真紅が包みの中のオルゴールを見ながら感嘆したように言った。オルゴールには
赤い装丁のドイツ語で名前が彫りこまれていた。
 「別に、お前達のためなんかじゃ…。ただちょっとデザインが気に入ったから買
 って来ただけだよ。」
 ジュンは照れ隠しをしながらプイっと横を向いた。
 「ちび人間にしてはなかなか気の利くことをするですぅ。」
 「僕はちび人間じゃない!何度言ったらわかるんだ。この性悪人形が!」
 「ふんっ。今日はこのオルゴールに免じてこれくらいで勘弁してやるですぅ。」
 そうはいっても翠星石もまんざらではないようだった。
 「ありがと〜なの。ジューン。」
 「わっ。」
 雛苺がジュンに飛びついて抱きついた。その時ジュンの視界が揺れた。
 「……………!」
 ジュンが床に倒れこむ。
 「え、え?雛のせいなの?ジュンしっかりして〜。」
 雛苺があわててジュンの顔を覗き込む。
 「ジュン…!どうしたの!?」
 真紅が問い掛けるが、ジュンは返事を返すことは無かった。

 ジュンの部屋。ジュンのベッドの上でジュンは寝込んだまま目を覚まさなかっ
た。
 「ジュン……一体どうしたのかしら?」
 雛苺が心配そうにジュンの寝顔を覗き込んだ。真紅も不安げにしている。その時
蒼星石が口を開いた。
 「どうやらジュン君が昏睡状態になっているのはジュン君の夢の中に原因がある
 らしい。」
 「翠星石もそんな感じがするですよぉ。」
 「ジュンの夢の中に?」
 真紅の頭の中に嫌な予感が走る。まさか水銀燈が!?
 「行きましょう!ジュンの夢の中へ。」
 「うん、わかったよ。レンピカ!夢の扉を!」

 ジュンの夢の中はこの前と打って変わって色が無かった。前の日の光が差すよう
な明るさはなく、ただ白と黒の世界が広がっていた。
 「どういうことですかぁ?」
 「やっぱりジュン君の異常は夢の中にあるみたいだね。」
 「とにかく、ジュンを探しましょう。」
 真紅が提案して、ジュンを探し始めた。壊れたパソコンの瓦礫の中を捜すがジュ
ンの姿は見当たらない。
  ―――もしかして、やっぱり水銀燈のところに―――
 真紅の脳裏に予感が走る。
 「ついてきて!」
 真紅が走り出す。行き先は水銀燈の亡骸があった場所だ。以前は緑が生い茂って
いた森も枯葉が目立ち茶色になっていた。そんな森の中を真紅達は目的地目指して
駆けて行く。
 「ジュン!!」
 川のほとり、水銀燈の亡骸があった場所にジュンは倒れていた。しかしそのそば
にあるはずの水銀燈の亡骸が無い。
 「ジュン…!しっかりして。目を覚ましなさいっ。」
 真紅がジュンを揺り起こす。するとジュンに反応があった。
 「…う、うーん……。」
 ジュンは起きあがると人形達を見回した。
 「あれ?僕は一体……。」
 「心配かけやがってこのチビ人間!」
 そういいながらも翠星石の目も涙目だ。ジュンが目を覚ましたとたんにジュンの
夢の世界に色が戻った。木々の緑は蘇り、雲の合間からは木漏れ日が指した。
 そんななか蒼星石が深刻な顔をして言った。
 「真紅……、この羽は…。」
 蒼星石が指を指すその先。そう、水銀燈の亡骸があった場所には水銀燈の黒い羽
が散らばっていた。
 「水銀燈……。まさか復活したというの?一体何故…?」
 散らばった黒い羽を見ながら真紅は沈痛な面持ちで見つめていた。

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以上で終わりです。

楽しんでいただけたでしょうか?
またなんかネタが出来たら投稿したいと思います。それまでさようなさら

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