[仁義なきキンタマ]ジュンのデスクトップ(05xxxx-xxxx)
ジュンの日記
某月某日
今日、紅茶を音を立てて飲んだら真紅が怒った。
曰く──音を立てないで頂戴。下品だわ。
ムカついたので、昼飯をざる蕎麦にしてみた。絡まった麺をフォークで解し、汁につけて音を立てないように食べないよう
に、のそのそと食べる真紅──クンクン探偵が始まっても、まだ食べてた。泣きそうな顔になりながら食べてた。
以外にも翠星石は箸を使い、見事な食べっぷりだった。さすが、江戸っ子なのは口調だけではないなと感心した。
雛苺は、山葵に悶えてた。
某月某日の翌日
昨日の夜見た実験番組を思い出し、真紅の隙を見て、ドアを開けるためのステッキを隠す。
ドアを開けようとしたときにステッキがない事に気が付き、ぴょんぴょん飛び跳ねる真紅を階段の影から不覚にも可愛いと
思った。
照れくさいので何気なさを装い、ドアを開けてやる。
「ありがとう」
ツンと、そっぽを向き、素っ気無く礼を言う真紅。やっぱり助けなければよかった。
仕返しを思いつき、柏葉に頼みごとをする。
某月某日の翌日+1日
無理を言って、夜遅くまで柏葉に教えてもらい今日は眠い。
真紅に明日、お茶会を開くから家から出るなと言って寝る。
明日は、決戦だ。
某月某日の翌日+2日
某月某日の翌日+3日
昨日の決戦の後、真紅が鞄からでてこない。やり過ぎた。
予想通り真紅は洋式のお茶会を想像していた。で、僕が開いたのは、侘び寂の和式のお茶会。
雛苺、翠星石、蒼星石、水銀灯、金糸雀、薔薇水晶らが一同に集まったところでの真紅の失態。出されたお茶を
一人で飲んでしまったのだ──そこまで気にしないでも、他の連中も似たようなものだったのし、自分も柏葉に教
わる時同じ事をした。
あまりの後味の悪さにいびるのを止めそう真紅の鞄の前で話すと、真紅が鞄から出てきてた。
世話のやける奴。
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真紅の日記
某月某日
今日、ジュンが下品な飲み方で紅茶を飲んでいたので注意した。
お昼は日本のパスタ──お蕎麦だった。私はこれにつける、ワサビが苦手なことがわかった。ジュンと翠星石がドバドバと
いれるのをみて、真似したのがまずかった。
私は涙をこぼしそうになりなが、もそもそとあまり優雅ではない食べ方をした。
某月某日の翌日
扉の前で杖がない事に気づき、困った。そこをジュンが開けてくれた。恥ずかしいのと嬉しい気持ちがこみあげ
ついソッポをむく。
夜、ジュンが巴の家から帰ってこない。心配だ。
後、この日記を書いてるパソコンとやらは本当に便利ね。クンクンがいつでも何度でも見直すことができるなんて。
某月某日の翌日+1日
巴の家からジュンが朝に帰宅。少しやつれて見える。
やはり、人間は人間の女がいいのかしら。私に飽きt
某月某日の翌日+1日
巴の家からジュンが朝に帰宅。
寝ているジュンにいたずらしようとする雛苺と翠星石。
ジュンが寝る前に、明日お茶会を開くと言っていたので金糸雀のマスターにドレスを一着借りる。
本当はジュンに作ってm
某月某日の翌日+1日
今日は書き直してばかりだわ。
某月某日の翌日+3日
昨日は最悪の日。文化の壁を思い知った。
落ち込んだジュンが慰めてくれた。
気が利く下僕だわ。
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某月某日より10日前
あの娘に教わった方法を使い、クンクン探偵を一話から見る
あらぁ、以外と難しいはねぇ。
適当にいじったら何とかなった。
某月某日より6日前
人間や真紅がいないのを見計らい箱の状態を見る。
やった。全部ある。