『早く出して〜!臭いがたまらない・・・うげえええ』
そしてショベルは定位位置で止まった。
デュードは手袋とマスクを身に着け、仮設トイレのドアを開けた。
「うげ!こいつはきたねえぞ」
あまりの臭さに鼻を手で覆った。
中にはクソと尿まみれの金糸雀の姿があった。
「もうドロドロかしら〜!早く洗ってほしいかしら〜!」
そう言ってトイレから出てきた。
「おいおい近寄るなよ!きたねえ!」
「あ、待って!早く洗ってかしら!」
逃げるデュードを排出物を撒き散らしながら追いかける金糸雀。
「ックソ!ヤクのせいで体力が!」
1分ほどで息切れし始めるデュード。
クソまみれの金糸雀はすぐに迫ってくる。
彼は辺りを見回した。そしてあるものを発見した。
「お!こいつはいいぜ!金糸雀!洗ってやるから早くこっちへ来な!」
金糸雀が走ってくる。
「そらよ!綺麗に洗い流しな!」
「え?」
デュードは金糸雀を溝に蹴飛ばした。
「っぶ!って、またウ○コかしら〜!」
溝にも大量のクソが溜まっていた。
「ウォッシング終了!」
一方で金糸雀は溝にへたり込み泣き出した。
「酷いかしらぁ!カナは何にもしてないかしら〜!」
「何言ってやがる。日頃から盗撮行為してるから俺が法に変わって裁いてやるんだよ!」
デュードはクソだらけの溝に金糸雀の顔を足で踏みつけて無理矢理押し込んだ。
「ぶへえ!やめてかしらぁ!」
「やめねえよ!」
ジタバタと体をバタつかせる金糸雀。
「さあてと。こっちも溜まってきたし放出するか」
そう言ってズボンのチャックを降ろすデュード。
そして足で押さえる金糸雀に向かって放尿した。
「へっへっへ。小便のシャワーだぜぇ。綺麗になるから動くなよ」
さらに暴れる金糸雀。
「おい!暴れるなって言ったろうが!クソが飛び散ったじゃねえか!」
クソがデュードの靴にこべり着いている。
デュードは溝から足を上げてしまったという顔をした。
「この靴高かったんだぜぇ。どうしてくれんだ?」
「ふ、ふん!カナをこんな目に会わせた罰かしら!」
金糸雀は溝から這い上がってきた。

「なんだって?おい、もう一度言ってみろ。また溝に突き落とすぞ」
サングラス越しに睨みつけるデュード。
どんな目をしているかはわからないとはいえ本気で彼が怒っているということが金糸雀にもわかった。
「う・・・ごめんなさいかしら・・・」
「わかったらさっさと靴についたクソを落とせ」
「で、でもどうやってやればいいのかしら?」
その言葉にデュードは唖然とした。
「はあ?お前策士なら自分で考えたらどうなんだ?舐めるとか拭くとかよ!バカも大概にしやがれ!」
「わ、わかったしら!舐めるかしら!」
そう言って金糸雀は這いつくばってデュードの靴を舐め始めた。
「そうそう。分かればいいんだよ」
金糸雀に靴を舐めさせていると彼女の体に纏わりつくハエに気づいた。
その内の一匹がデュードの靴に取り付いた。
「うお!?きたねえ!てめえふざけるなよ!」
「へ?っきゃあ!」
デュードは金糸雀を蹴飛ばした。
「いきなり酷いかしら!」
「てめえがハエを近づけるからだろうが!」
「え?ハエ?うえ!寄るな!あっち行けかしら!」
「ふざけるなよコラ!」
肉切り包丁を取り出したデュードは鬼人のごとく振り回し、金糸雀の手足を切り裂いた。
「あ〜ん、ひ、酷いかしらぁ!動けないかしらぁ!ぐす、っえっぐ・・・」
ついに泣き出してしまう金糸雀。
「いいか?ここは俺がすべてだ。つまり俺に逆らえば殺す。そういうことだ!」
肉切り包丁を金糸雀の頭にメリメリと押し込んだ。
「ぎゃあああ!や、やめてかしらぁ!あ、い、痛いいいいい!あああああ!!!あ、あ・・・かしら」
そして金糸雀の頭は真っ二つに割れてしまった。
その死体にはまだたくさんのハエが集っている。
「うぇ!きたねえ。一生そこでハエの巣にでもなってろ」
そしてデュードは姿を消した。

The End

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