「あなたは私達を幸せにしてくれた。あなたは人として私達は人形として生きただけ」
真紅は寂しげな表情をしジュンの顔に手を添えながら言った。
その言葉にジュンは何も言わずベッドで安らかに眠っていた。
真紅の後ろには閉ざされた鞄がいくつかあった。
本人も気付かぬ程に静かに涙が真紅の頬を伝った。
「ジュン・・・・・」
ジュンが眠るベッドに真紅は座りジュンの顔に真紅は自分の顔を近づけていった。
真紅はジュンに口付けを交わした。
しかし、ジュンからは温もりが感じられなかった。
「さようなら・・・・・・ジュン」
閉ざされた鞄の中の一つを開き中に真紅が入る。
その瞳からはもう涙は流れていなかった。
鞄を閉じ長い長い眠りにつく真紅。
真紅はこれから次に螺子を巻かれるまでは目覚める事は無い。
目覚めるまでの間真紅は今までの記憶を無限と巡り続ける。
永遠に・・・・・・。
感動系を書いてみようとしたが自分には無理だな。
まぁ、また何か書きますんでよろしくお願いします。