薔薇水晶の登場によって幕を開けたアリスゲームは
薔薇水晶の自壊によって幕を閉じた。
一度はローザミスティカを奪われた真紅たちだが
僕の嘆きが届いたのかローゼンが戻してくれたようだ。蒼星石も、雛苺も。
真紅を抱きかかえてnのフィールドの屋敷を出る。
青く光る出口の向こうに、みんなが揃っているリビングが見える。
「行きましょう。くんくん探偵が始まってしまうわ」
「うん」
「あーっ、ジュンなのーおかえりなのー」
駆け寄ってくる銀髪の黒ドレス。
「おかえりのジュンのぼりなのー」
なっ????
「なーんで、よりによってチビ苺なんですか?納得いかねーですぅ」金髪のチビ人形。
はぁ????
「やあ、おかえり。見てのとおりだよ」緑の服にオッドアイ。
「入れ替わってしまったのかしらー??」帽子とズボン。
「この格好、屈辱物よぉ」もう1体のちっこいの。
……ヤロウ、ボケて間違いやがったな。
「そう。お父様は時を超えて存在する……不老不死を手に入れていたの。
でも、人間の精神は数百年の記憶に耐えるようには出来ていなかったのだわ」
「どーすんだよこれ……」
トロイメントの最終話見て思いついたので書いてみました。
ジュン登りする銀様を見たかっただけなので続きません。以上。