「チビにんげ〜ん!!何処ですかぁ!?返事しろですぅ!!」
大声でジュンを翠星石は探し回っていた。
しかし、翠星石にジュンからの返事は無かった。
翠星石は少しだけ膨れっ面になった。
「チビ人間はまた勉強でもしに行ったですか!?ったく、少しは私の面倒でも見て欲しいのです・・・・」
そんな事を呟きながら翠星石はリビングへ向かった。
リビングでは真紅と雛苺が相変わらずテレビを食い入るように見ていた。
「フゥ・・・・・」
最近ジュンは毎日の様に勉強をしに図書館へ行っている。
そのためジュンが人形達と話すことも自然と少なくなる。
翠星石がそんな事を考えているとジュンが家に帰ってきた。
「ただいまー」
声に反応して雛苺は玄関に走っていきジュンに飛びついた。
「っうわ!!離せよ!」
飛びついた雛苺を振り払おうと体を揺するジュン。
しかし、雛苺は少しも離れようとしなかった。
ジュンは仕方がないので雛苺をつけたままリビングに向かった。
「ただいま」
いつもと変わらない口調でジュンは言い、雛苺を引き剥がした。
「おかえりなさい。ジュン」
「・・・・おかえりなさいですぅ・・・・」
真紅はいつもと変わらなかったが翠星石は何処と無く暗い感じがした。
「・・・・・?」
ジュンはそんな翠星石に首を傾げ、真紅に翠星石の事を尋ねてみた。
「なぁ、翠星石の奴どうしたんだ?」
「さぁ?私はずっとテレビを見ていたから分からないわね」
翠星石はジュンの顔も見ようとせずに唯、唯机に何もせず座っているだけだった。
まだ、少し続きます。
続きは何時になるかわかりませんが、多分明日はかけないでしょう。
久しぶりに書いてみて思ったが、翠中心の奴はいつも始めに翠星石がなんだっけかな、あれ、まぁテンションが↓みたいな感じかな?