「デュードさん、あなたに人形虐待の疑いで逮捕状が出ています。連行願います。」
警察がこんな田舎に何のようだと話を聞いてみれば、人形虐待などという疑わしい犯罪を犯したという理由での逮捕通告だった。
「はあ?ちょっと待て、人形虐待で逮捕なんていつの間に法律改正したんだ?俺が寝てる間にどれだけ時間が経っちまったか知らねえが、エイプリルフールはとっくに過ぎてるんだし嘘もほどほどにしとけよ」
デュードはジョーク混じりにからかってみたが、警官は表情一つ変える気配は無い。
「嘘ではありません。とにかく来てください」
警官はデュードの腕を掴み、無理矢理家から引きずり出そうとした。
「おい!ナニ握ったきたねえ手で俺の腕に触れるんじゃねえ!」
怒ったデュードは警官の腕をマシエトで叩き切った。
警官は悲鳴を上げて倒れこみ、切断された腕を押さえてひいひい言っている。
そこへ追い討ちをかけるようにデュードは彼の首を切断し、蹴り飛ばした。
「一丁あがりぃ!今日は殺すにはいい日だぜ。おっと、死体焼却も忘れないようにしねえとな」
死体を家の裏に蹴りながら運んでいき、ガソリンを振り撒き、火の着いたマッチを投下。
鮮やかな色の炎を上げて燃え上がる。
「こいつはいい焼肉だぜ。へっへっへ」
燃え上がる死体を見て気分が高まっている時、翠星石は家の隅からそれをこっそり覗いていた。
「っち。ですぅ」
翠星石の舌打ちにデュードの敏感な耳は気づいた。
「あん?おいクズ!出てきやがれ!」
デュードの怒鳴り声に驚いた翠星石はすぐに家の中へ駆け込もうとするが、長いスカートに躓き転んでしまった。
「いたた・・・挫いてしまったですぅ」
そこへデュードの迫る足音。
翠星石が振り返ればそこには彼がマシエトを持って立っていた。
「俺様に対して舌打ちするとはいい度胸じゃねえか。何企んでやがったのか知らねえが、吐くまでジワジワと甚振らせてもらうぜ」
翠星石はデュードの脅しに対して屈することなく、彼を睨み返した。
「なんだその態度は?自分の立場を理解してないようだな!」デュードは翠星石の腹に回し蹴りを喰らわせた。
「げふぉ!」翠星石は木に叩きつけられ、デュードの足と挟まれた状態になった。
「こ、こんなことをしてタダじゃ済まさんですよ・・・デュード」と苦し紛れに翠星石は言った。
「強情なクズだな。なら仕方ねえ。とは言っても最初からこうするシナリオだったけど」
笑いながらデュードは言った。
デュードは翠星石の体を持ち上げ、ロープで胴体と手を縛った。
「な、何をするつもりですか!さっさと解くですぅ!」
「今のてめえはただのクズだ。意見する権利なんてないぜ」
その言葉に翠星石はカチンと来た
「何様のつもりですかぁ?さっさと解いてこんなことはやめやがれですぅ!」
「るせえな!偉そうに吠えるんじゃねえ!」
グダグダと五月蝿い翠星石にキレたデュードは、彼女の顎に蹴り上げた。
翠星石は勢いよく中で三六〇度回転し、頭から落下した。
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「ぎゃう!」と声を上げて落下する翠星石。
「中身が空っぽだから軽い軽い。宙返りも楽勝だぜ」
「な!さっきから失礼なこと言い過ぎじゃないですかぁ!?」
翠星石は顔を真っ赤にして怒った。
デュードは翠星石を蹴り倒し、踏みつけにする。
「これでも俺は抑えてる方なんだぜ?心配しなくても安楽死なら任せとけ」
「うう、早くその足をどけやがれですぅ」
「うるせえな。文句より悲鳴を聞かせろよ」
デュードはスタンガンを翠星石に喰らわせた。
「ぎゃあああぁぁぁあああ!や、ば、や゛め゛る゛で゛ずぅ゛」
翠星石の体には物凄い電流が流れている。人形とはいえ精神的には子供の彼女にこの苦痛が耐えられるはずがない。
「やめらねえな!こいつぁおもしれぇ!ヘッヘッヘ」
「そ、そ、ん、な!」
デュードに対して許しを請うことは火に油だ。彼のサディストな一面をより増幅させるだけである。
大声で笑いながらさらにスタンガンの電流を上げる。
「あがああぁぁぁあ@#$%”!‘”*#!!!!!!」
翠星石はあまりの苦しさに今まで以上に大きな悲鳴を上げる
「うひゃひゃひゃひゃ!いいぜぇ!もっと苦しめぇ!俺様がすべてだ!」デュードは狂ったような叫び声を上げた。
そしてようやく電流を止めた。
翠星石の体からは煙が上がっていた。
苦しそうに息を荒くし、口からは涎を垂らしながら、体をうずくめピクピクと痙攣している。
「きたねえな。それが薔薇乙女とやらかよ。ゲス以下だな」
「うぇ、っげほ。う、うるさいですぅ。こんなことをするお前が・・・」
デュードは瀕死の状態の彼女を髪の毛を掴み上げた。
「あ、や、痛いですぅ!離してですぅ!」
「ほらこれ銜えろ!」
デュードは翠星石の口を開かせ、太い木の枝を銜えさせた。
翠星石はすぐにそれを吐き出した。
「こんなもの銜えられるわけがないですぅ!」
途端にデュードから顔面に向かって釘バットで殴られる。
「へぶ!」
「さあもう一度銜えろ。落とすたびに痛みは増すぜ。ちなみに今のが『レベル1』だ」
デュードは木の枝を拾い上げ、もう一度翠星石に銜えさせる。
「さあ、我が怒りを受け取れ!」と意味の分からないことを叫び、正座させた翠星石の背中に釘バットで殴りつける。
「ぎゃあん!」
翠星石は痛みに耐えられず、またもや木の枝を落としてしまった。
「落としたな?次はレベル10だ!」
先程は片手だけだったが、今度は両手でバットを握り、腰のひねりを利かせ、翠星石の頭に向かってジャストミートでインパクトした。
「あぁん!あ、頭がガンガンするですぅ!」
「いいぜぇ!その叫び声、ゾクゾクするぜ。レベルなんて関係ねえ!もっとだ!もっとその悲鳴を聞かせろ!」
もはや彼に正常な意識は残っていない。手順など関係なく、自分の欲に流されるがままに、翠星石を殴る。それしか頭になかった。
釘バットを振り上げ、翠星石を殴りまくる。
それは激しいもので、一振/秒で五分間、つまり三百回にも及んだ。
翠星石は服はボロボロ、体も動かせないほど殴られ、傷だらけだった。
デュードはその場に座り込み、それを不満げに観察した。
「パっとしねえな。いまいち芸術的センスが感じられねえ」
翠星石の縄を解いてやり、今度は腕だけを縛り、縄を木に繋いだ。
「お、やっと目を覚ましたか」
その言葉通り、翠星石は目を覚ました。
「こ、今度は何を?お願いですからやめてくださいですぅ。もう耐えられない・・・うぅぅ、ぐすん」
翠星石は大粒の涙を流し、声は震えていた。
「嫌だね。これからが本番だぜ。俺様が福祉改革を行ってやろうってのによ」デュードの答えは非情だ。
どうやら翠星石には過酷な陵辱的な仕打ちが待っているようだ。
「そんなぁ・・・嫌ですぅ!翠星石が、翠星石が何をしたという言うんですかぁ?」
「あぁ?知るかよんなもん。朝からサイコな気分だからな。何も感じねえ」
デュードには何を言っても通じない。翠星石は絶望的な状況に置かれたと理解すると、また涙が溢れてきた。
「ハッハッハァ!もっと泣いてくれよ!その苦しみを露にする行動がたまらねえ!ますますブチ壊してやりたくなってくるぜ!もっと酷いやり方でなあ!」
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デュードはマシエトを取り出し、翠星石の足を撫でるように擦り付ける。
「いや・・・」
「こんな足必要ねえだろギャハハハ!」大笑いしながら翠星石の足を滅多切りにして、切断した。
彼女の太股から下は綺麗さっぱりなくなった。
「あ、あ、足が・・・感覚が・・・」
「そう慌てるなって。元通りにするのは簡単だ」
デュードは翠星石の足を拾い上げると、怯える翠星石の体を押さえて太股に足をくっつけ、一先ず位置を固定する。
「一体何をするつもりですか?」
「足を接合するんだよ。コレでな」
彼の手には釘打機が握られていた。
「こいつの威力はすげえぜ」
試しに隣に置かれたマネキンに向かって発射してみた。
マネキンのボディにはヒビが入り、その威力を見せつけた。
「そ、そんなもので翠星石の足を直すのですか?」
「心配無用だ。工事現場職人公認のマシンだぜ。それに俺の腕はマエストロ超えてるから」
などと意味不明なことを言いながら、固定された足に向かって釘打機の照準を合わせる。
「や、やめるですぅ!そんなものを打たれたら怪我するですぅ!」
暴れる翠星石をデュードは力で押さえ込む。
「おい!コラ!これより酷い状況なんてありゃしねえんだ。暴れるな!」
「嫌ですぅ!離せですぅ!」
「言うこと聞けコラァ!」
デュードはキレてしまった。
翠星石の腕を押さえつけると、釘打機を乱れ撃ちにする。
「あああぁぁああ!」
彼女の腕は床に串刺し状態になった。
「これで少しは大人しくなるだろ。さ、本番と行こうか」
そして固定した足を太股に密着させ、釘打機を乱射。
「ぎゃあああぁぁあああああ!」
「ふぅ、完了!」
翠星石の足は大量の釘に串刺しにされて接合された。
それこそまるで『ジャンク』と形容して良いような姿だ。
「せっかく直したんだ。歩いてみろよ」
デュードは翠星石の体を持ち上げようとする。
「あん?腕が引っ掛かってるじゃねえか。邪魔だ邪魔」
自分が打ち込んだ釘のせいで翠星石の腕が離れないので、マシエトで両腕を切断した。
「ううぐぅ、腕が!」
そして胴体を持ち上げ、立たせてみる。
が、翠星石はすぐに足から崩れてしまった。
「ダメですぅ。立てないですぅ」
「俺の何が間違ってるってんだ?さっさと立てよ。直してやったんだからよ」
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「立てないか。そうか、なら仕方ねえ!」
デュードは腰のホルダーからシグ・ザウエルP228を抜き取り、翠星石の胴体を撃ち抜いた。
翠星石に動く気配は無く、完全に静まり返った。
「ふざけたジャンクだぜ。直した価値がねえ」
そう言ってさらに頭に三発銃弾を喰らわせる。
完全にトドメを刺したと思ったデュードは、あまりにもあっけなさすぎる彼女の最後に煮え切らない気持ちを抱きながら煙草を吸い始めた。
すると翠星石の腕が少し動いたように見えた。
デュードは疑問に思い、煙草の先を翠星石の腕に押し付けてみた。
途端に翠星石は飛び上がった。
「熱いですぅ!」
「この野郎!ごまかしてやがったな!殺す!」
デュードは天井の電灯についた棒状の蛍光灯を引き抜き、翠星石の頭をカチ殴った。
「あうぅ・・・頭が・・・」
「黙れコラ!騙しやがってナメんじゃねえぞ!」
折りたたみ式の軍用ナイフを取り出し、翠星石の腹に突き刺す。
鋭い刃先が翠星石の体の中に深く刺さり込み、体には激痛が走る。
デュードはそれを引き抜き、翠星石を蹴り飛ばす。
「いい気になってんじゃねえぞクズが。少しでも反抗したらその頭を叩き潰すぜ」
「そ、そんなことはさせないですぅ」
「あん?なんだって?」
「こういうことです!」
翠星石は後ろにあった金槌を取り、デュードの足を殴った。
「いてぇ!なにしやがる!」
「今のうちに逃げるですぅ!」
痛がるデュードの隙を見て翠星石はその場から逃げようとした。
「逃がさねえぜ!」
デュードはナイフを翠星石の地面を擦る長い髪に突き刺した。
途端に翠星石は引っ掛かってこける。
そしてデュードはナイフを引き抜き、翠星石にヘッドロックをかけ、ナイフの刃先を彼女の目に突きつけた。
「ふざけた真似しやがって。これ以上何かしようとするならこのままお前の目を抉り出す。左目で吐かないなら右目もだ。それでだめなら舌を切り裂く」
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「さあどうする?」
以前体勢は変わらず、翠星石はいつ切り裂かれるかわからない恐怖に怯えていた。
「黙ってたらわかんねえだろうが!もういい。手始めに左目を潰す!」
その言葉に驚いた翠星石は慌てふためいた。
「ま、待つです!言うことを聞くです!だからやめるですぅ!」
だがもう遅い。
コンバットナイフは既に翠星石の左目に深く突き刺さり、デュードが手首を軽く捻ると、左目は卵から出てくる黄身のように綺麗に抉り出された。
翠星石は左目のあったところを両手で押さえて悲鳴を上げながら床をのたうち回った。
「ほぉら、苦しめぇ。骨の髄まで俺の怖さを教えてやるぜ」
デュードは苦しむ翠星石の腹を踏み付けた。
「どうだ?目の色が違うなんて気持ち悪いんだよ。どうせなら両目とも潰せば良かったぜ」
「目は!?翠星石の目は!?」
「ここだよ」
翠星石の目はデュードの靴の下にあり、今にも踏み潰されようとしていた。
「じゃ、これで終わりだな」
「やめてぇ!」
翠星石は飛び掛って止めようとするが体が動かない。
彼女の目はデュードに踏み潰されて粉々になった。
「ヘッヘッヘ。そしてこっちもだ!」
デュードは翠星石の右目にナイフを突っ込んだ。
そして先程と同じように抉り出す。
翠星石の目のあった部分には真っ黒なアイホールが二つ出来上がった。
「ッハッハ!ガイコツかっつうの!マジで笑えるぜ!ダセえ!」
大声を上げて笑うデュード。翠星石にはもはや反論する力もなく、横たわっている。
「さあ仕上げだ。ちなみにお前を潰した後、姉妹や元マスターも問題なく殺戮させてもらうから安心しな」
「え?そんな!」
そして翠星石の頭はマシエトで切断され、粉々に砕かれた。
The End