蒼星石:刈りとるよ、刈りとるよ、庭師の鋏で雑草を〜
翠星石:場所ができたら種を撒くですぅ
蒼星石:種を撒いたら水をやらなきゃ!
翠星石:健やかに〜伸びやかに〜緑の葉っぱをキラキラ広げて〜
蒼星石:水をやったら花が咲く それがしぼんで実ができる
翠星石:そしたらタイム トゥ ハントですぅ
蒼星石:ここでも活躍!庭師の鋏!
翠星石:やっておしまい!蒼星石!
蒼星石:そうして固めて出来上がり!
翠星石:ですぅ!
そして数日後の桜田家・・・・
金糸雀:ふふふふふふ・・・今日こそは薔薇乙女1の頭脳派、金糸雀がローザミスティカをいただきかしら
金糸雀:まずは双眼鏡で様子見から・・・・ってなんで2階の窓からモクモクと煙が出てるのかしら!!まさか火事!?
た、大変なのよ!このままではみんな焼け死んでしまうのかしら
助けに行くのかしら!!
金糸雀:うんしょ、うんしょ、もう少しで窓から・・部屋の中に・・・って!ええ!?
真紅:(゚∀゚)
雛苺:(゚∀゚)
翠星石:(゚∀゚)
蒼星石:(゚∀゚)
ジュン:(゚∀゚)
金糸雀:みんな顔が危ないのかしら!?一体どうしたのかしら!?
火事は一体どこなのかしら!?
雛苺:あっ、かなりあー
翠星石:火事なんてどこにも起きちゃいねぇですよ
金糸雀:ゴホ・・ゴホ・・・じゃあこの煙は何なのかしら?
真紅:・・・・それはこれの煙ね、きっと
金糸雀:た、タバコ!?みんな不良になったのかしら!?いけない子なのかしら!?
蒼星石:タバコとは違うよ、これは幸せになる魔法の薬だよ
金糸雀:ま、魔法の薬・・・!?
蒼星石:そうとも、僕と翠星石で育てて、真紅が生成した魔法の薬さ
使えば誰でも幸せになれるんだよ
お腹も減らないし、寝なくても全然平気、いつでも元気一杯になれるのさ
金糸雀:そ、それはすごい薬なのかしら・・・・・ってそれは麻薬なのかしら!!!!?
蒼星石:そうとも言う
金糸雀:そんなあっさりと!!!?
蒼星石:僕達は人形だから法律には触れないし大丈夫!
金糸雀:そこで約1名、寝転んでるのは人間じゃないのかしら!?
ジュン:いいんだよ・・・どうせ僕は引き篭もりなんだから・・・・・
金糸雀:そ、それは関係ないと思うのかしら!!
蒼星石:バッドトリップしちゃってるね 彼のことは放っておいてあげよう・・・・
翠星石:まったくうるさいですぅ
ちょっと黙るですよ
おめーも一緒にやるですぅ
金糸雀:カ、カナは遠慮するのかしら・・・・・・
真紅:逃がしてはダメよ
雛苺:あいなのー
金糸雀:苺轍!?
蒼星石:観念するんだね
蒼星石:ですぅ
真紅:だわ
雛苺:なのー
金糸雀:ああああ!!
お、襲われるのかしら!?
監禁されて、薬漬けにされて、無理やり小説を書かされるのかしら〜!?
そしてようやく動けるようになったと思ったら、逃げられないように足をへし折られて、また薬漬けにされるのかしら!!
書いた小説の内容が気に食わないと言ってはお仕置きされることに怯える日々に突入なのかしら!?
みっちゃんヘ〜ルプ!!!!!
翠星石:何もキメてないのに勝手に幻覚を見てるですぅ
雛苺:かなりあがこわれたのー
蒼星石:うーん・・・・
真紅:しっかりするのだわ!
ばちん!
金糸雀:アニーがくるぅ・・・あうち!?
真紅:目が覚めたかしら?
金糸雀:はっ!?カナは一体何を!?
蒼星石:正気に戻ったようだね じゃあ改めてトリップしてもらうよ
金糸雀:寝ても覚めてもぴーんちなのかしら・・・・
雛苺:かなりあも昔はしんちゅうぐんの兵隊さんにギブミーチョコレートって言ってたでしょー?
金糸雀:意味が違うのかしら!!というか進駐軍て何のことなのかしら!?
蒼星石:さあ、もう悲劇のヘロインを気取るのはやめておとなしくこれを吸うんだ
金糸雀:それを言うならヒロインなのかしら!!
翠星石:それにしても結構長い間こうやってる気がするですぅ
真紅ぅ、今何時ですかぁ?
真紅:ハッシシ(八時)丁度ね
金糸雀:ちょっと強引なのかしら!!!!
ジュン:う・・・気持ち悪い・・・・・・
雛苺:あれ、じゅん〜?
翠星石:どうしたですかぁ?チビ人間?
蒼星石:初めてなのにあんまり長時間煙の中にいたせいかな?
下に連れて行って介抱を・・・ハッ
真紅:私の下僕だから仕方がないわ 私がやるのだわ
翠星石:し、しょうがないですぅ ここは翠星石がチビ人間の面倒をみてやるですぅ
雛苺:ひながじゅんをかいほうするのー
蒼星石:いや、ここは言いだした僕が!
金糸雀:この隙に逃げるが勝ちなのかしら〜
蒼星石:逃がさないよ!金糸雀!
金糸雀:ひいっ!は、鋏はやめるのかしら・・・・
蒼星石:ここは君に協力してもらおうか
金糸雀:な、何をさせるつもりなのかしら?
蒼星石:まず君の頭にリンゴを乗せる!
それを見事ライフルで打ち抜いたドールがジュン君を介抱する!
名づけてウイリアム・テルゲーム!!!!
金糸雀:そんなバロウズは嫌なのかしら!!!
蒼星石:嫌だといっても許さないよ!
金糸雀:め、目がマジなのかしら・・・
蒼星石:さあ!リンゴを頭に乗せるんだ!
金糸雀:う・・・あ・・・・グスッ・・・グスッ・・・
カナはここで死ぬのかしら・・・シクシク・・・
雛苺:あー蒼星石がかなりあを泣かせたのー
蒼星石:え!?
翠星石:蒼星石がイジメをするなんて 翠星石は悲しいですよぉ・・・
真紅:イジメ、かっこ悪いのだわ
金糸雀:エーン!!エーン!!
蒼星石:いや・・・あの・・・その・・・・
わ、わかった!ウイリアム・テルはとりやめにしよう!
金糸雀:でも、カナを薬漬けにするつもりなのかしら・・・えーん!!えーん!!
蒼星石:ごめんよ!悪かった!薬も中止だ!僕もみんなも薬を止めるから泣き止んで・・・
金糸雀:・・・・ぐすっ・・・本当・・・?
蒼星石:ほ、本当だとも!ねえ、みんな!?
翠星石:わかったから鋏を仕舞うですぅ!
ジャンク
真紅:危ない子なのだわ・・・・
雛苺:めがこわいのー
蒼星石:ほら、みんなもこう言って反省しているからさ!
さ、涙を拭いて、ね?
金糸雀:(コクコク)
蒼星石:(ホッ)
翠星石:お薬やめたら何をするですかぁ?
真紅:そうね どうしたらいいかしらね
蒼星石:カラオケ大会だ!!!
雛苺:からおけー?
翠星石:なんでまたカラオケですかぁ?
蒼星石:薬を止めたら反省会でカラオケと相場は決まっているものさ!!
真紅:まあ、別にいいのだわ 誰が一番に歌うの?
蒼星石:オッケー!ここはボクが口火を切らせてもらうよ!!
1番蒼星石歌います!!
曲はBUCK-TICKの悪の華!!
イヤァーーオッ!!!!
金糸雀:ほ、本当に反省しているのかしら・・・・
雛苺:蒼星石のりのりなのー
翠星石:じゃあ2番目は翠星石がいくですよ
2番翠星石歌うですぅ
曲は清水健太郎の失恋レストランですぅ!
金糸雀:全然反省してないのかしらっ!!
雛苺:せんきょくがしぶいのー
真紅:次は私ね
3番、薔薇乙女 第5ドール 真紅 歌うのだわ
曲はラッツ&スターのハリケーン!
金糸雀:色んな意味で真っ黒なのかしら!!!
雛苺:ひとりだけむかしのえいぞうがかっとされてるのー
蒼星石:さあ、次に歌うのはどっちだい?
金糸雀:ところでさっき倒れてた人間はどうなったのかしら?
蒼星石:あ!?そういえばすっかり忘れていた!!
翠星石:ですぅ
真紅:だわ
大丈夫よ ジュン君は下のソファーに寝かせたから・・・・
翠星石:いつの間に抜けが・・じゃなくて気が利くですぅ、チビ苺!
雛苺:ひななにもしてないのー
真紅:え!?じゃあ・・・
蒼星石:まさか・・・・
のり:た・だ・い・ま
翠星石:あう あう あう あう
雛苺:こ、こわいの・・・ひなとってもこわいの・・・
真紅:この私が恐怖で動けないというの!?
蒼星石:は、話せばわかるから・・・
のり:火遊びはダメって言ったでしょう・・・・・?ましてやイケナイお薬なんて・・・・・・
お し お き よ
ウギャー
オトーサマー
ユルシテナノー
ナンデ カナマデー
その日の桜田家の晩御飯はニンジンとピーマンのオンパレードだったそうな。
お し ま い
(おまけ)
めぐ:芥子の花が咲いたよ・・・・・
水銀燈:め、めぐぅ!?