投下します。
ジャンル;純愛系
登場人物:ジュン・翠星石・真紅(ちょびっとだけ)
備考:勝手な設定が多々あります。どうかご容赦下さい。
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翠星石&ジュン
「うう〜ん……ううっ」
夜中3時頃、ジュンは猛烈に嫌な気配に襲われ、うなされていたいた。重たい目をうすく
開けるとそこには……。
「ひいっ……う…うわぁっ」
なんだか良くわからない影のようなものがぼーっとたたずんでいる。
しかしよくよく見てみるとそれはローゼンメイデンの中でも飛び切りの毒舌家・翠星石だった。
「おいっ、僕を寝不足にしてそんなに楽しいか?それに呪い人形は9時に寝るのが
日課なんだろ?」 (そういえばこいつ…前にも似たようなことを…)
酷い起こし方をされ、不機嫌そうに言う。
「ちび人間がいちいち吼えるなです!」 翠星石はいつもの毒舌を吐いた。
「この野郎…人の眠りを邪魔した上にちび人間だと…?か、解体するぞっ」
ジュンは思わず飛び掛りそうになったが、翠星石の予想外の言葉に止められた。
「…今日はちび人間にしてはよく頑張ったです。しかもあの水銀燈を相手に…です…」
ジュンは水銀燈の攻撃から真紅を守り、千切れた腕を元通りに直したのである。
「あれはもう……夢中で…」
「…だ、だから……翠星石が…ご、ご、ご褒美をくれてやる…ですっ」
慣れない言葉に恥ずかしがっているのか、少し顔を赤らめながらそう言った。
「別に気ぃ使わなくてもいいって…」
「!?べ、別にお前なんかに気なんかつかってないですぅ!!み、み、身の程
し、知りやがれですうっ!!」
優しく話し掛けられると毒舌を吐くのはどうやら反射条件のようだ。
(この野郎…人が気を使えばこれか…)
「で?性悪な毒舌呪い人形は僕に何を給いに来られ……むぐ…ん??!!」
飛び切りの皮肉で返してやろうとしたジュンは、突然のやわらかな感触に口を閉ざされた。
翠星石がおもむろにジュンにキスをしてきたのだ。しかも口に直接である。
今まで女の子からキスなんて貰った事の無いジュンは、初めてのその感覚に体を硬直させた。
「…全く何をぼけぇ〜っとしてるですかっ!少しは感謝しやがれですよ……」
キスが終ってもまだ呆然としているジュンにそう言うと、翠星石は自分の鞄に向かって歩き出した。
「な…なんで…?」
ようやく喋れるようになったジュンは言った。
「ご…誤解するなです!!なな何もお前の事がす、す好きでやったわけじゃない…ですよっ!!」
振り向いた翠星石は妙に慌てて言った。
「はぁ?…誰もそんな事聞いてないけど…?」
「う…うう…」
俯いた翠星石の顔が急にかぁっと赤くなった。知られたくないと思っていることが
思わず口に出てしまったりするのは人間も人形も同じのようである。
そんな翠星石を見てジュンは
「まさかお前……僕の事が…?」 と、そっと尋ねた。
「……………です…」 涙をぽろっとこぼして頷く。
「こっちへ来いよ……」 ジュンは手を差し出した。翠星石はゆっくりとジュンに近づいて、
その手を握った。
「今日はここで寝ろよ…」 ジュンは翠星石を持ち上げて、自分の横に寝かせた。
「やっぱり手触りとか、真紅と一緒なんだな……」 そして、ふと気がついて言った。
「もうちょっと触ってもいい…ですよ…?」 ジュンの気持ちを察したのか、それとも
触って欲しいのか、翠星石が言う。
「あ…ああ…ありがとう」
ジュンはそろっと髪を撫でてみたり、顔に手を当ててみたりした。
「冷たいや…生きてるのに……やっぱり人形だから?…」
そんなことを言いながら触っていると
「ん……あ…」 突然翠星石がおかしな声を出した。ジュンの手がちょうど
胸に当たっていたのだ。
「ごめん、痛かったか?」 ジュンが聞いた。
「はぅ…ちがうんですぅ……なんか変な感じが……したです…」
「ふーん…どこなんだろ?…」 もう一度手が当たっていたらしい場所をさわってみる。
「ひゃ…ああっ」 翠星石の体がぴくっと跳ねた。
「さっきと同じ感じなのか?」 ジュンは翠星石の反応に少し驚きながら聞いた。
「はい……です……でもなんかちょと気持ち良い…ですぅ…」
「直接触ってみてもいいか?」 翠星石の言葉に少し刺激されたジュンが聞いた。
翠星石は頷くと、綺麗なグリーンのドレスの胸元を解いた。
(うわ…こ、こんなところまで精巧に作られてるのか……どんな趣味してんだろ?
こいつを作った奴…)
ジュンはそんなことを考えながら胸を弄っていた。
「あんっ……あっああっ…ひゃ…あ…んあっ…」
翠星石の方は、ジュンの手によって送り込まれる経験したことのない感覚に
酔いつつあった。
「なぁ…ホントに大丈夫なのか?」 ジュンは手を動かしつつ、翠星石の反応の強さに
びっくりしながら尋ねる。
「はい……大…丈夫で…ああんっ!……です…ふああっ…や…あっ……んあっ!…」
翠星石は、はぁはぁと荒い呼吸をし、喘ぎながら答えた。ジュンはすっかり安心して、
手を動きを強めた。
「ふああっ……いい…ですぅっ!!…んああっ……あっあっ……ひゃうっ!!」
一層強い刺激が送り込まれ、翠星石は激しく喘いでいた。頭にかぶっていたレースは乱れ、
目に涙を浮かべてその快感を受け止めていた。そして…
「ああっ…あんっ……はあぁ…おかしく…なるですうっ!!……んあっ……はあああぁぁぁ〜っ!!」
ついに絶頂に達した。半開きになった口から星の光をうけて光るすじが1本伝っている。
ジュンは、いつもの翠星石からは想像できない乱れようにかなりびっくりしながら
「そんなに気持ち良いのか?」 と尋ねた。
「はぁ…はぁ……はいですぅ…でもごめんなさい…です。翠星石ばっかりいい気持ちになって…
ほんとはジュンにご褒美をあげに来たですのに…」
「気にすんなよ…もうさっさと寝……ぎぃやあぁぁぁぁっ!や、やめろぉっ!!」
ジュンは目の前で起こっている信じられない出来事に声を殺して絶叫した。なんと、
翠星石がいきなり下着を脱ぎ始めたのだ。下着は粘液によってぐしょぐしょになっていた。
「来て下さい…です……翠星石がもっといいご褒美をくれてやるですぅ…」
そう言うと、
(こいつホントに人形なのか…?つーかなんで人形がこんな事知ってんだよ……)
などと考えているジュンに向かって両手を広げた。やがてジュンはゆっくりとパジャマのズボン
を脱ぎ始める、そして、翠星石に覆い被さるように抱きつくと、自分のモノをその秘裂にあてがった。
「最初はゆっくりうごくですよ」 やはり最初は怖いのか、ジュンにそう伝えた。
「……ああ、わかった」
ジュンはそう言うと、ゆっくりと腰を進めていった。
「んっ…んあああっ……」 翠星石の体がふるふると震える。
(あったかい……人形なのに……)
そんなことを考えながら、ジュンはゆっくり腰を前後させた。
「ああっ…はあんっ……い、いたぁ…ふああっ……んっんっ…あ…あんっ……」
翠星石はやはり少し痛いらしく、快感を感じながらも顔をしかめたりしている。
しかし、その痛みも時間とともに消えて、だんだん自分から快感をもとめようとするように
なった。
「ふああっ……あっ…ジュンっ…んあっ……気持ち…いい……ですぅっ!!…はああっ…」
「翠星…石っ……僕…もっ!!」
「んああぁっ……はぁはぁ……あっああん…んっ……や…やぁぁ…ですぅっ…あううっ…」
ドレスは乱れ、宝石のようなオッドアイからぼろぼろと涙をこぼしながら喘ぐ今の翠星石は、
いつもの人間嫌いで人見知りが多い毒舌家の翠星石ではなかった。
「あ…熱い……翠星石…もう…出そうだっ!!」
「んっ…いやぁ…イくですっ!!……もう…イっちゃう…ですぅぅっ!!……んああぁぁ〜っ!!!」
その瞬間、翠星石は痙攣しながら反り返り、膣がぎゅうっと収縮してジュンのモノを絞った。
「うわああっ!!」
その強烈な感覚に襲われてジュンは翠星石の中に精を放った。
「んぐ…?」
しばらくして、翠星石からモノを引き抜いたジュンは、まだ絶頂の余韻を感じている
翠星石にキスをした。そして、
「翠星石……お前の事が…す、好きだよ……」
優しくそう伝えた。
「ジュン……」
翠星石はうれしそうに微笑むと、すっと眠りに落ちてしまった。
翌朝
「ちょっとジュン……。」
真紅が不機嫌そうな顔でジュンに詰め寄ってきた
「なんだよ。ウェッジウッドのアールグレイとか言うやつはもう買ってきたぞ?」
「…昨夜は相当お楽しみだったようね……」
ジュンの顔色が一気に青に変わった。
バチィっ!!!!
弁解するひまもなく、真紅の強烈な平手打ちが顔を直撃した。
「本当に下劣な男なのだわ。こんな人間が私の下僕だなんて…」
「違う!あれは…」
くっきりと跡が残っている頬を押さえながらジュンは必死に弁解しようとした。
「今度やるときは絶対に私を混ぜることね……さもないと後で後悔することになるわよ」
キッとにらみながら真紅は言い放った。
「ぎ…」
「…………?」
「ぎいやあああぁぁぁぁぁぁ〜っ!!!!」
ジュンの叫び声は真紅を8時間気絶させる事になった。
―fin