真紅・翠星石・雛苺×ジュン投下します。 
SS初心者なんで叩きまくってください。 

 その日、桜田ジュンは午後1時を過ぎてようやく目を覚ました。 
 枕もとの目覚まし時計を見て、絶句する。 
「……うわ、なんでもう昼を過ぎてるんだ?」 
 とりあえず着替えて、階下のリビングへ向かう。 
 今日は妙に体が重い。壁に手をつきながらでないと、まともに歩けない。 
「……風邪でも引いたかな」 
 リビングでは真紅たちが『探偵犬くんくん』を録画したビデオを見ていた。 
『くんくん』の放送されない日は、こうしていつもビデオを見ている。 
(よく飽きないな、こいつら) 
 そんなことを考えていると、真紅がジュンに気づき、振り向いた。 
「あらジュン、ずいぶん遅い目覚めね。のりはすでに学校へ行ったわ」 
「ちび人間、たるんでるです。根性が無いから寝坊なんかするです」 
 翠星石もいつものように毒舌を浴びせてくる。 
 いつもなら何か言い返してやるのだが、今日はその気力が沸いてこない。 
「どうしたの? ジュン」 
「ちび人間、張り合いがねーです」 
 ジュンの異常に気づいたのか、真紅と翠星石が首をかしげる。 
「うるさいな……何でもない」 
 なんとかそれだけ答えて、昼食を取るためにテーブルへ向かう。 
「ジューーーーーーン!!」 
 その時、ピンク色の物体がジュンの背中にぶつかってきた。雛苺だ。 
「うわっ……」 
 ジュンはたまらずバランスを崩し、倒れる。 
「うや? ジュン?」 
「ちび人間、ひ弱すぎですぅ」 
「うう……」 
 ジュンは雛苺に背中に乗られたまま、床から起き上がることができない。体に全く力が入らないのだ。 

「ジュン、今日は様子が変よ」 
 真紅がジュンに近づいてきた。と、ジュンの顔を覗き込んで表情を変える。 
「これは……!」 
「どうしたですか? 真紅」 
「ジュン、病気なの?」 
 翠星石と雛苺はわけがわからないようだ。それはジュンも同様だった。 
「何なんだよ、いったい……」 
「ジュン、ちょっとだけ失礼するわね」 
 そう言って、真紅が突然ジュンの唇に口付けた。 
「んむっ!?」 
「ん……ちゅっ……れる……」 
 真紅はジュンの口腔に舌を入れ、唾液を送り込んでくる。 
「んな!? な、何をやってやがりますか! 真紅!」 
「うわー、すごいの、ちゅーなの」 
 翠星石と雛苺が騒ぐ。 
 だが、一番混乱しているのは当のジュンだ。 
(え? これってキス!? なんで突然!?) 
 抵抗しようにも、体が重く、言うことをきかない。それに真紅の接吻は温かく、かすかに甘く、心地よかったのも事実だ。 
「ん……ぷはっ」 
 ようやく真紅が顔を離した。妙に長く感じたが、時間にしてみれば一分もたっていない。 
「な、何するんだ、真紅!」 
「怒鳴ることができるくらいには回復したようね」 
 ジュンの抗議にも、真紅は涼しい顔だ。いや、かすかだが顔が赤い。 
「それで真紅、なぜジュ……ちび人間にこんなことをしたですか?」 
 翠星石が真紅に詰め寄った。 
「……わかったわ、翠星石。ジュンも雛苺も聞いて頂戴」 
 こうして、真紅の説明が始まった。 
「今、ジュンは一人で私たち三体に同時に力を分け与えてるわ。その分、媒介は体力を消耗しやすくなる。つまり、ジュンの体力に限界がきたのね」 
「それが……なんでキスになるんだよ」 
「口を通して、私の力をジュンに送りこんだのよ。……感謝しなさい。この真紅の……その……初接吻を捧げたのだから」 
 さっきの接吻を思い出したのか、真紅の頬が朱に染まっていた。 
「それをいうなら僕だってファーストキス……いや、この場合ノーカンだよな、相手は人形だし……でも舌まで入れられたし」 

「でも、これはあくまで応急処置。根本的な解決にはなってないわ」 
 真紅はしばらく考え込んでいたが、何かをおもいついたらしく、翠星石と雛苺を呼び集めた。 
「……そうだわ、雛苺、翠星石、耳を貸して頂戴」 
「はーい!」 
「何なんですか? 真紅」 
 当のジュンには聞こえないように、真紅は翠星石と雛苺に耳打ちする。 
「何話してるんだよ」 
 ジュンも会話に加わろうとしたが、 
「ジュン、レディの話は盗み聞くものではなくてよ」 
 あっさり除け者にされた。 
「……というわけよ。できる?」 
「えーっ!? な、何で翠星石がちび人間にそんなことしないといけないんですか!」 
「嫌なら私一人でもやるわ」 
「ヒナもやるの!」 
「お馬鹿苺! 何をするか本当にわかってるですか!?」 
「わかってる。でもヒナ、ジュンのためなら平気だもん!」 
「翠星石、あなたはどうするの?」 
「う……やらないとは言ってないです!」 
 一人蚊帳の外なジュンは、面白くない。 
「何なんだよ、一体・・・・・・」 
 そうこうしているうちに会議は終わったようだ。 
「お、おい、真紅……」 
「ジュン、あとで二階の部屋にいらっしゃい」 
 真紅はジュンにそれだけ告げて、リビングを去った。どうやら二階に上がったらしい。 

「……ちび人間、こっち向くです」 
 今度は翠星石がジュンの横にやってきた。 
「何だよ……んむ!?」 
 ジュンが振り向いた瞬間、翠星石はジュンと唇を重ねた。 
「んむ……む……んちゅ」 
 ジュンの口の中に翠星石の小さな舌が入ってくる。真紅に比べ、わずかに粘度の高い唾液が送り込まれる。 
「ん……んはぁ……」 
 ようやく唇が離れた。ジュンの口と翠星石の口に唾液の橋が架かる。 
「な……お前まで……」 
「か、勘違いするなです、ちび人間。こ、これはあくまでもお前に力を送るためであって、け、決して真紅がうらやましかったからとかじゃないです!」 
 翠星石は顔を真っ赤にしながらリビングを出て行こうとしたが、入り口の前で立ち止まってジュンの方を振り向いた。 
「へ、部屋に来る時はせめて風呂で身体中隅々まできれいにしてこいです! 絶対ですよ!」 
 それだけ告げて、翠星石はリビングから去った。どたどたと階段を駆け上る音が聞こえる。 
「……だから、何なんだよ……」 
 と、今度は雛苺がじっとジュンを見つめていることに気づいた。 
「……まさか……お前まで?」 
「うん! ヒナもジュンとちゅーするぅ!」 
 そう言いながら、雛苺はジュンに飛びついた。 
「や、やめろ……キスなんて、その、軽々しくするものじゃ……」 
 ジュンはなんとか雛苺を引き離そうとしたが、雛苺が泣きそうな顔をしているのに気づいて手を止めた 
「だって……やだもん。ヒナ、ジュンのこと大好きだから……ジュンが死んじゃうなんて、そんなのやだもん……」 
「お前……んん!?」 
 ジュンの隙をついて、雛苺は唇を奪った。 
「ん、ん……」 
 それは、真紅や翠星石のそれに比べると唇を合わせるだけの幼稚なものだったが、他の二人に比べ、かすかに甘い感じがするキスだった。 
「ん……ふぅ……」 
 口が離れ、ジュンは雛苺と見つめあう形になった。 
「お、おい……」 
「えへへ……ヒナもジュンとちゅーしちゃった」 
 ジュンの顔を見て、雛苺が微笑む。 
「じゃあジュン、真紅たちとお部屋で待ってるね!」 
 そう言うと、雛苺も二階の部屋へ駆け出していった。 

 三人が去り、リビングにはジュン一人が残された。 
「……はぁ……何なんだよ、全く……」 
 ジュンはのろのろと立ち上がり、リビングを出た。 
 浴室へ向かうためである。 
「……けっしてあいつの言葉に従ってるわけじゃないぞ。頭を冷やすためだからな」 
 ジュンは誰に対してかよくわからない言い訳を呟きながら、廊下を歩いていた。 
「それにしても……あいつらとあんなことしてしまって……これからどうやってあいつらと顔合わせりゃいいんだ……」 
 ジュンは廊下の中央で頭を抱えて懊悩する。 
 だがジュンは知らない。今までの行為は準備に過ぎず、むしろ本番はこれからであることを…… 

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とりあえず今回はここまでです。 
「ジュンの部屋で本番編」は今週中に書き上げます。 

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日曜日の深夜って、やっぱりもう週変わってますよね……ごめんなさい。遅くなりました。 
さらにもう一つ。「ジュンの部屋で本番編」と予告しましたが、本番までいってないです。 
それでは今から投下します。 

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「ふぅ……」 
 ジュンは自分の部屋の前でため息をついていた。 
 結局シャワーを浴びても、真紅たちとのキスが頭から離れることはなかったのだ。 
 できれば布団を被って全てを忘れて眠ってしまいたいのだが、部屋の中には真紅たちがいるはずだ。 
 先ほどのこともあり、今は真紅たちと顔を合わせづらい。 
「……あー、もう! そもそも何で自分の部屋に入るのに、ためらわなくちゃいけないんだよ!」 
 しばらく悩んだ末、結局、ジュンは半ばヤケになってドアを開けた。 
 真紅たちはベッドの上でジュンを待っていた。 
「あ、ジュンがやっと来たの!」 
「遅いわよ、ジュン。レディを待たせるのは良くないわ」 
「全く、デリカシーの無いやつですぅ」 
 三人の顔を見た時、ジュンは先ほどのキスの感触を思い出してしまった。 
「お、お前ら僕のベッドで何をやってるんだ。ど、どけよ。僕はもう寝るんだから」 
 ジュンはなるべく彼女たちの顔を見ないようにしながら、ベッドから三人を追い払おうとした。 
 だが、真紅たちは真剣な眼差しでジュンを見つめている。 
「ジュン、これは大事なことなの。聞いて頂戴」 
「……わかったよ」 
 さすがにそんな彼女たちを無視することはできず、ジュンもベッドに腰掛けて話を聞くことにした。 
 三人を代表して、真紅が説明を始める。 
「さっきも言ったけど、今のジュンは一人で私たち三体に力を分け与えてるの。だから、体力がすぐに無くなって、今日みたいなことになるのだわ」 
「でも、それはもう解決したんだろ? さっきの……その……あれで」 
 キスの話題が出ると、真紅も翠星石も赤くなった。もちろんジュンも真っ赤である。雛苺だけはきょとんとしていた。 
「あ、あの接吻は応急処置にすぎないわ。私たちの力をほんの少しジュンに送りこんだだけ。一日ももたないわ」 
「このままではちび人間、衰弱死するですぅ」 
「死!?……って、じゃあ、結局どうすればいいんだよ!」 
 死ぬといわれて、ジュンは思わず声を荒げた。 
 そんなジュンに対し、真紅は真剣な表情のまま告げた。 
「ジュン、服を脱ぎなさい」 

「は……?」 
 一瞬、真紅の言葉が理解できず、ジュンは固まってしまう。 
「聞こえなかった? 私は服を脱ぎなさいといったわ」 
「な、なんで今の話の流れで服を脱ぐことになるんだよ!」 
「簡単なことだわ。接吻では送り込む力が少ないのなら……」 
 真紅は一瞬口ごもったが、頬を染めつつ、上目遣いになりながらも言葉を続けた。 
「……接吻以上の事をして、もっと多くの力を送り込めばいいのだわ」 
「な……で、できるわけないだろ! 僕はそんなこと絶対にしないからな!」 
 真紅の言う「接吻以上のこと」を想像してしまい、思わずジュンはベッドから立ち上がった。 
 とにかくこの状況から逃げようと、ドアの方へ駆け出す。 
「逃がさないわ。雛苺、翠星石、ジュンを止めて!」 
「わかったの!」 
「任せるです!」 
「うわっ!?」 
 ドアノブに手を掛けようとした瞬間、ジュンの体は苺わだちと蔦に拘束され、床に押し倒された。 
「ジュン、大人しくしてなの」 
「往生際が悪いのはダメですぅ」 
「ちょ、ちょっと待て、力を使うとまずいんじゃなかったのか!」 
 力を使われたことで、急速に体から力が抜けるのを感じたジュンは、思わず叫ぶ。 
「仕方ないわ。ジュンが協力的になってくれれば、力なんて使う必要なかったのよ」 
 真紅がブーさんやくんくんのぬいぐるみを操り、ジュンに近づける。 
「さあ、あなたたち、ジュンの服を脱がせなさい」 
「よせ……! やめろ……! 来るなぁ!!」 
 ジュンの制止も空しく、ぬいぐるみたちはジュンの服を脱がせ始めた。 

「うわー、なんだか面白い形してるのー」 
 露になったジュンのペニスを見て、雛苺が歓声をあげる。 
 ちなみにジュンのペニスは仮性であった。まあ、まだ中学生なのだから仕方が無い。 
「ち、ちび苺、あ、あまりまじまじと見ると目が腐るですよ!」 
 翠星石は手で目を覆っていたが、よく見るとしっかり指の間からオッドアイが覗いている。 
「ま、まあ、立派な部類に入るのではないかしら」 
 真紅もちらちらと横目で見ながら、感想を述べる。ちなみにジュンのペニスが露出した瞬間、つい直視して、失神してしまったことは秘密である。 
「うう……お前ら、いい加減にしろ……」 
 自分の性器に視線を感じてジュンがうめく。手を苺わだちで拘束されているので、隠すこともできない。 
「うあっ……!?」 
 突然、ペニスに刺激が走り、ジュンは声をあげてしまう。雛苺の小さな手が陰茎に触れたのだ。 
「わ、あったかくてピクピクしてるの。すごーい」 
 雛苺は、まるで新しいおもちゃを与えられた子供のように、ジュンのペニスをいじくりまわす。 
「や、やめろよ……」 
「あ、なんだか大きくなってきたの」 
 他人に性器を触られるなど、ジュンにとっては初めての経験なのだ。 
 雛苺の無遠慮な手つきでも、勃起してしまうの仕方の無いことだろう。 
「ひ、雛苺、少しは恥じらいというものを持ちやがれです!」 
「だって、どんどん大きくなって面白いのよ。翠星石もやってみる?」 
「い、今は遠慮しとくです!」 
 翠星石は真っ赤になってそっぽを向いた。それでも横目で様子を伺い続けているようではあるが。 

「……じゃあ私が触ってみるわ」 
 翠星石同様、ペニスを見ていただけだった真紅がジュンに近づいてくる。 
「や、止めろ、これ以上触るとお前たちを解体して……あうっ!」 
 ジュンの制止を無視して、真紅はジュンの陰茎を握った。 
「あ……意外に熱いのね……」 
「うん、どんどん熱くなるのよ。面白いの」 
「そ、そうなの?」 
 真紅の少し遠慮がちな愛撫と、雛苺の無遠慮な愛撫が、ジュンのペニスを同時に襲う。 
「ほ、本当にやめ……あうっ!」 
 ジュンは亀頭に痛みにも似た刺激を感じた。雛苺が陰茎の皮を剥いたのだ。 
 ピンク色の亀頭が二人の前に晒された。 
「うわー、きれいな色なのー」 
「そ、そうね。悪くない色合いだわ……」 
 そんなことを褒められてもジュンは嬉しくない。むしろ羞恥心が募るのみである。 
(さっき風呂場できれいにしていたのがせめてもの救いか……) 
 ジュンはそんなことを考えていた。半ば現実逃避である。 
「……とりあえず触ってみるわよ。いいわね」 
「うぃー」 
「お、おい……もうやめ……ううっ!!」 
 真紅と雛苺の指先が亀頭に触れ、ジュンはまたしてもうめいてしまう。 
「思ったよりすべすべしてるのね……」 
「なんだか美味しそうなのー……はむっ」 
「え? お、おい、ちょっとま……ひゃうっ!?」 
 突然、雛苺に亀頭を咥えられ、ジュンは変な声をあげてしまった。 

「ひ、雛苺!?」 
「な、何をしてやがるですか、ちび苺!」 
 雛苺の突然の行動に、真紅と翠星石もあっけにとられた。 
「……うー、変な味なの……」 
 だが、変な味と言いつつも、雛苺は口を離そうとしない。 
「い、嫌ならやめろ……よな……」 
「だって、本にこれは触るだけじゃなくて舐めたりしなくちゃいけないって書いてたもん」 
「た、たしかにあの書物にはそう書いてあったわね……」 
 雛苺に続き、真紅もペニスに口を近づけた。 
「お、お前ら、何の本を読んで……くぅっ!」 
「ん……ぺろ……れる……」 
「あむ……ん……ちゅっ」 
 ジュンの疑問は、真紅と雛苺の二人がかりによる口唇愛撫にさえぎられた。 
 ちなみに彼女らの言う本とは、ジュンがベッドのマットレスの下に隠している(つもりの)秘本のことである。 
 真紅や雛苺だけでなく、翠星石やのりもたまにこっそり読んでいるのだが、知らないままの方がジュンの精神衛生上いいかもしれない。 
 と、今まで傍観しているだけだった翠星石もジュンに近づいてきた。 
「お、おい……お前まで……」 
「し、仕方無いですね、きょ、今日は特別に翠星石も手伝ってやるです」 
 そう言いながら、翠星石もジュンのペニスにその小さな手を伸ばす。 
「あ、熱いです……」 
「翠星石……触るだけじゃだめよ……口も使いなさい」 
「わ、わかってるです、真紅……ん……」 
 真紅の言葉に従い、翠星石はその小さな舌もジュンのペニスに伸ばした。 

「ん……ぺろ……」 
「あむ……はむ……」 
「れる……んちゅ……」 
「うう……くう……」 
 薔薇乙女たちの手と舌がジュンのペニスを這い回る。 
 三人がかりで性器を刺激され、もはやジュンには喋る余裕すらない。 
「あう……で、出る……!」 
 ついに限界が来た。ジュンは亀頭の真正面にいる三人の顔めがけて射精してしまった。 
「あ……これがジュンの……精液……」 
「ふみゅー……変な匂いなの……」 
「ああ……ドロドロにされたですぅ……」 
 真紅たちは、ジュンのそれを顔に受けて、陶然とした。 
「ハァ……ハァ……」 
 そして、真紅たちに己の迸りをぶつけてしまったジュンは、呆然としていた。 

「おい……終わったんだろ。これ、外せよ」 
 ジュンは、未だ苺わだちと蔦に絡めとられていた。 
「おい、聞いているのか……って、お前ら、何やってるんだ……」 
 拘束を解いてもらおうと真紅たちの方を向いたジュンは、彼女たちの姿をみてぎょっとした。 
「何って、服を脱いでいるのだわ」 
「脱ぎ脱ぎしてるのー」 
「あ、あんまりこっちを見るな……です」 
 真紅たちはすでにドレスを脱ぎ、下着に手をかけていた。 
「な、何で……」 
「あら、もしかしてジュンはあれで終わりだと思っていたの?「接吻以上のこと」は……これから始めるのよ」 
「んなっ!?」 
 真紅の言葉に、ジュンは完全に固まってしまった。 
 どうやら、ジュンの受難はまだ終わらないようだ…… 

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以上です。 
「今度こそジュンの部屋で本番編」も近いうちに書き上げる予定です。 
ただ、予想以上に長くなり、最低でも二回に分けて投下することになりそうです。 
というか構成力ないよ自分……OTL 

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