深夜、自室のベットの中。
ジュンは人形達が完全に眠ったと確信をして、自身が下半身に纏っているものを脱いだ。
「…う……くぅ…。」
できるだけ声を殺して、己の欲を処理する。人形達に自分の行っている行為を知られるのが嫌だからだ。
思春期真っ只中のジュンにとって、自室で自由に性欲を発散できない今の状況は地獄に等しかった。
「うぅ…!」
数十分の後、臨界点に達した己のイチモツから白い溶岩が噴出した。
すかさずにティッシュペーパーでソレをふき取る。
「はぁ…はぁはぁ…。」
ボーっとした頭で天井を見上げる。
(…何やってるんだろうな……)
人形とはいえ、3体の少女が同居している部屋で声を押し殺して性欲処理をする…考えてみれば惨めなことこの上ない。
加えてネタにしているのが、件の少女達なので尚更だ。
射精時の高揚感も、己の惨めさで一気に冷める。そしてそれは、少女達をネタにしている自分への自己嫌悪へとも変わっていく。
(さっさと寝よう…)
考えれば考えるほど鬱になっていきそうなので、もう寝る事にした。
「う…っん…、ジュン…ジュン…ぁぁ…。」
同時刻、真紅は同じく声を押し殺して悦に浸っていた。
マスターであるジュンとは思考が繋がっている。
その為、完全ではないがある程度ならジュンの思考が聞こえてくるのだ。
自分の身体を求める思考が脳に直接届く度に、真紅の自身を慰める指が速度を増す。
「はぁぁん…そんなに…された…ら…。」
いつもの大人びた姿からはちょっと考えにくい声色で悶えていた。
モチベーション下がったからやっぱやめた。スマソ…