…ある朝
ジュンは怪しい通販を一人で楽しんでいると後ろのドアが開いた…
「何だよ? 勝手に人の部屋に入ってくるなよ」
ジュンはパソコンの画面を見ながら、独り言のように言った
『またチビ人間はネットをやってるかですぅ? このままじゃ一生ひきこもり確定ですぅ!』
この特徴的な喋りかた… ジュンがドールの中で一番うざかっている翠星石だった
「なんだよ? いやみを言いに来ただけなら、さっさっと出でてけよ」
ジュンが冷たく言った瞬間、足に衝撃が走った
ドガッ!!
「い、痛って! 何すんだよ!!」
ジュンが振りかえると、口を尖らせた翠星石がいた
『私が直々にクッキーを焼いてやったですぅ! 早く食べやがれですぅ!』
ジュンを見上げながら翠星石は、小さい綺麗な袋を渡された
ジュンは小さな袋開けると何枚かクッキーが入っていた
「これ…オマエが作ったのか?」
『人の話しを聞いてないのかですぅ!?』
ジュンは朝食を食べておらず、お腹も空いていたので渋々クッキーを口に運んだ
「ん! うまい!」
ジュンが驚いて声をあげるた…
A翠星石をほめる
B食べた翠星石のクッキーを怪しむ
C翠星石を追い出す
選択式の作品ってことでみなさん決めといてください
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多数決でAに決定
『ほ、ほんとにおいしいですぅ』
翠星石が不安そうな顔でジュンに聞いた
「うん! おいしい!」
ジュンが明るく答えると、翠星石の顔も明るくなった
「まさかオマエに、こんな特技があるなんてビックリしたよ!」
『あ、あたりまえですぅ! 真紅達なんかとは違うですぅ!』
「もう性悪人形なんて呼べないな」
翠星石は少しづつ顔を赤くしていった
『ふんっ! 少しは私を見習いやがれですぅ!』
「…そうだな、俺も少しは家の手伝いでもするか」
ジュンはパソコンの電源を消して翠星石を抱き上げた
『きゃっ!!』
翠星石は驚いて声をあげた、しかしジュンは翠星石を自分の目線まであげると
「…その…ありがとなクッキー」
『…え』
翠星石は顔を真っ赤にしてジュンから目をそらした
『おおおおかしいですぅ!! 今日のチビ人間は風邪でもひいてるかですぅ!?』
「オマエのほうがおかしいだろ? 俺にクッキーを作るなんて」
『そ、それは…』
一瞬は動揺して暴れたが、また顔を赤くし静かになった…
「オマエどうしたんだ?」
ジュンは翠星石を抱きあげたまま、翠星石に問い詰めた
『え〜と…その〜』
「その?」
『ジュンは…私のマスターですぅ…』
やっと翠星石は、口を開き話し始めた
「うん、確にそうだけど?」
『でも…真紅のマスターでもあるですぅ…』
「だから何なんだよ?」
翠星石のなかなか進まない話し、に少し飽きてきたジュンは大きな溜め息した
『ジュンは真紅と…私…どっちが大事ですぅ?』
「へ?」
思わぬ質問にジュンはマヌケな声を出してしまった
『「へ?」 じゃないですぅ! さっさっと決めやがれですぅ!』
翠星石は顔を林檎のように赤くした…よほど恥ずかしいのだろう
ジュンはひとまず翠星石を床に降ろし考えた「困ったな…どうしたら…」
第2選択
A翠星石が大切と言う
B真紅が大切と言う
C両方大切と言う
D雛莓が大切と言う
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