638です 
とりあえずSS出来たので投下します 
内容はジュンと翠星石で結構甘い 
タイトルに意味は無し 
んじゃ、投下します 

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『翠分補給』 

契約したことによって、最近ジュンの事がとても気になっている翠星石は 
今ではジュンの夢の中を覗くのが密かな楽しみになっていた。 
「今晩もチビ人間の夢の中に入って、イタズラしてやるです。」 
意気高々と乗り込んだジュンの夢の中だが、いつもと様子が違うのに気づく。 
「どこですぅ?ここは…。」 
そこは殺風景な部屋。誰も居なく、ただ並んでいるたくさんの机。目の前の深緑の板。 
学校の教室だった。無論、どこだか分からない翠星石は不安げに辺りをうかがう。 
すると、教室の後ろでジュンの姿を見つけた。 
「ジュン」と声を出しそうになったが、もう一人 人がいるのに気づいた。 
見たことがある人間、柏葉巴である。そして、二人の格好を見た翠星石は 
顔を一瞬でカァと染め上げた。二人は裸で抱き合っていたのだ。 
「 さ、桜田くん。」「 柏葉……。」 
驚き、しばらく二人の行為に見入っていたが、突然我に帰ると唸りだした。 
(うぅ〜〜。あの根性入魂女、ジュンの夢の中にまでシャシャリ出てきやがってぇ〜です!!) 
まぁ、巴はまったく無関係なのだが……。 
完全に頭に血が上ったのか、二人の前に飛び出してギャアギャア騒ぎ出した。 

「な、何やってるですか!チビ人間。今すぐスケベな行為はやめろです。」 
「木刀女もなに嬉しそうにしてるですか!!とっとと離れやがれです。」 
だが、夢の中のためか二人の反応は薄い。 
「何だよ、お前。今いいところなんだから邪魔するなよ。」 
 ジュンが冷たく言い放つ。巴にいたってはこちらの話すら聞こえてないようだ。 
「べっ別に邪魔なんかしてないです。第一、どーして翠星石が邪魔しなければいけないですか! 
 勝手に人間同士一生不潔な事をしてればいーですぅ。」 
 慌てて反論し、顔をプイッと背けた。二人は翠星石を気にする事も無く続ける。 
 だが、やはり翠星石は気になるらしく、横目でチラチラと様子を盗み見ている。 
そして、その度にイライラが募っているようだ。 
 ジュンと巴はもうそろそろ限界が近いらしく、 
「柏葉。もう…限…界だ……。」 
「桜田くん、わ…私も‥もう…ダメェ。お、おねがい…。」 
 その言葉を聞いたジュンは一気に腰の動きのピッチを上げた。 
「やっ、やっぱりやめるです。ジュン。」 
 再び、騒ぎ出した翠星石はもう涙目である。 
「…お願いですよ。ジュン…。」 
 しかし、ジュンは夢中になっていて翠星石の声は届いていない。 
「……もう、我慢ならんです。こうなったら強硬手段をとるですよ。」 

もうジュン・巴の二人が果ててしまうという時にジュンの頭に激痛が走った。 
 そこでジュンは一度意識を失い、意識が戻った時は自分の部屋のベッドの上だった。 
「ようやく起きたですか、チビ人間。」 
 痛む頭を押さえながら、暗がりの中で声の主を探す。 
「ちょっと待て、まさかそれで殴ったのか?」 
 翠星石の横にデカイ鞄がおいてある。その重量は見た目通りかなりのものだ。 
「当然ですぅ。この翠星石の言うことを聞かなかった罰ですぅ。」  
「このぉ、性悪人形!!」 
「スケベのメガネチビに言われたくないですぅ!」 
 そう言われて、ジュンは初めて夢を思い出した。 
 沈黙が続いた…。あんな夢を見られ、見たのなら仕方の無い事だが。 

「……ジュンは翠星石の事嫌いですか?」 
 沈黙が破られた。 
「なんだよ…、それ。」 
「ジュンは翠星石の事が嫌いなんですか!?」 
 さっきより、若干声が大きくなっている。 
 翠星石は自分の目が潤み、喉が熱くなるのを感じた。ジュンから見ても肩をフルフルと震わし、 
 必死に泣くのを我慢しているのが分かる。その様子に気づいたジュンは慌てて、 
「別に嫌いってわけじゃ……。」 
 質問に答えるが、立て続けに 
「あの女と私だったら、……どっちが…好きですか?」 
 と質問を重ねてきた。一体何を考えているんだと思いつつ、言葉を返す。 
「…そんなの比べられるわけないだろ。お前はお前で、 
 柏葉は柏葉なんだから。大体なんだって、そん…な……。」 
 その時、ようやくジュンは気づいて、言葉を切った。 
 翠星石が自分のことで妬いているという事に…。 

馬鹿だなぁ、こいつ。と思いながらもその事が分かったおかげで、自分の気持ちも理解できた。 
 『いつも翠星石といる時間は楽しくて、好きで、失いたくない時間』だと。 
 なんだ…あんまりこいつと変わらないか。とジュンは心の中で笑う。 
 質問に最後まで答えなかったためか、ジッと涙目で睨んでいる翠星石をジュンは抱き上げた。 
「 な、な、な…。」 
そして、顔を真っ赤に染めて、混乱している彼女に笑いかけた。 
「泣くぐらいなら、妬くなよ。」 
「な、泣いてなんかいないです。第一、妬くって意味がわからんですぅ。 
 自惚れるな!コンチクショーです。」 
 翠星石は否定しながらギャーギャー喚いているが、こんな雰囲気が好きなのか顔は笑っている。 
 その笑顔がもっと見たいのかジュンは耳元で囁いた。 

「…僕はお前が好きだよ、翠星石。お前のおかげで分かったんだ。」 
「え……。」 
 翠星石の動きが止まった。まるで、ネジが切れた時の様に…。 
 しばらくして、動き出したと思ったら今度は表情を曇らせ、涙を流した。 
「…ッス、グス…す、翠星石も‥ジュ、ジュンの事……」 
 ようやく、本音が出たようだ。 
ボロボロ涙を流しながら出す言葉は嗚咽交じりで言っている事は分からないが、言いたい事は分かった。 
 ジュンは初めて素直な彼女を見た気がする。 
 そして、翠星石は落ち着くまでジュンの腕の中で泣き続けた。 

 時間にして30分程度だろうか、やっと落ち着いた翠星石と顔を合わせ、照れながら笑みをかわした。 
 そこで翠星石が異変に気付いた。「キャッ」と小さな悲鳴を上げ、ジュンを突き飛ばす。 
「〜〜ッ、何やってるですか!チビ人間。」 
「こっ、これは仕方が無いだろ!?あんな夢を見た後で、こうしてお前を抱えていたんだから…。」 
ジュンの股間が膨張していたのだ。急いで弁解している。 
まさか自分のせいでジュンが興奮した事が嬉しかったのか、翠星石は気分を良くした。 
「まぁ、こんなに可愛らしい人形はこの翠星石を置いて右に出る者はいねーですから、 
 ジュンの気持ちも分からなくも無いですよ。」 
「 ………なぁ、手伝ってくれないか……翠星石。」 
 そう言われた瞬間思考が止まった。正直、翠星石は今までそういう事に 
 興味はあったが、同時に嫌悪感もあった。だが、今のジュンを前にして拒否するなど 
 出来ない。なにより、翠星石も望んでいた事だったから…。 
「……しょ、しょーがねぇなですぅ。 
相手もいない哀れなチビ人間に情けをかけてやるですよ。」 
「あぁ…ありがとう。」 
 いつまでもヒネくれている翠星石にジュンはキスをした。 

「っ、ふぁ…ジュン…‥あっ‥。」  
場所をリビングに移した二人はソファの上でお互いに体を求め合った。 
すでに翠星石はジュンによって、半裸の状態だ。 
「ジュンッ…お願いですぅ。…ぜ、全部‥脱がしてください…。 
 洋服が汚れるですぅ…。」 
「そうだな、その綺麗な服が汚れたら困るもんな。」 
ジュンが服を脱がすと窓から入る月明りが、翠星石の肌をあわく映し出す。 
その姿はただ綺麗だった…。 
「ジュン…。もう、翠星石‥は…。」 
 もう耐え切れないのか、翠星石は物欲しそうな顔でジュンに訴えかける。 
「わかった、…いくよ。」 
 ジュンは自分のものを翠星石にあて、腰を落とし始めた。 
やはり、人形にとって人のは大きいらしく、なかなか難しい。 
 翠星石の顔が苦痛に歪む。だが、ジュンは強引に力を込める。 
「あっ、あっ、ああっ挿入ちゃうですッ!!」 
 翠星石が可愛く叫ぶ。 
 どうやら、狭かったのは最初だけで後はなんてことなかった。 
「痛いか?翠星石…。」 
「だ、大丈夫…ですぅ。いいから、さっさ動けです…。」 
 強がってはいるが、また目には涙を溜めている。そんな彼女は見たくないのだが、 
 もう止められない。動かずにはいられず、ジュンの理性も半分飛びかけている。 

 しばらく腰を動かし続けていると、挿入も徐々にスムーズになり 
 翠星石も痛みより、快感の方が勝ってきたらしい。 
「あっ、あっ、ふぁ、はぁっ、ひぃっ……。」 
 動きにあわせて、翠星石が声を上げる。 
「あっ、あぅ、うっ、……ジュン…も、もうダメ…ですぅ。」 
「ごめん、…もう少し我慢してくれ。」 
「っ……はいですぅ。」 
 ジュンも限界近いのだが、少しでも長くこのままでいたく、ギリギリまで 
 耐えていた。しかし、それも長く続くはずも無く…。 
「ジュ、ジュン…もう、無理です‥よぉ…。」 
「僕も…もう限界だ…。」 
「おっ、お願いです。ジュンのを…な、中にぃ…。」 
 それだけ聞くとジュンは腰の動きをはやめた。 
「ふああぁぁぁ…ジュン。イクです!!イッてしまうですぅ!!」 
「すっ、翠星石……。」 
「ジュンッ‥ジュン…っはあああぁぁぁぁーーー!!」 
 ズンと深く突いた一突きで、翠星石の体がガクガクと痙攣し、ジュンのを締め付ける。 
 それに反応するようにジュンも果てた。どさっと上に重なる様に倒れ、肩で息をする。 
 そのまま余韻に浸りながら、二人は夜明けまで眠った…。 

  
夜が明け、赤く染まった太陽が建物の隙間をぬけて、ジュンの顔を照らす。 
 それに気づき目を向けるが、どういう訳か太陽が二つに見える。 
 メガネを掛けてないためだろうか…。 
 ……多分、そうなのだろう…。 

 モジモジしながら、翠星石が口を開いた。 
「‥‥‥翠星石もジュンの事好きですよ。」 
「今さらだぞ、どうしたんだ?」 
「べつにぃーですぅ。」 
 素直なのかそうじゃないのかよく分からない彼女を見て、ジュンはからかう。 
「そんなに僕の事が好きなら、これからはマスターとしても丁重に扱えよ。」 
「ね、寝言は寝て言えです!!お前こそもっと翠星石を大事にするですよ。 
 たまには一緒にお菓子でも、作りやがれですぅ。」 
 また騒ぎ出した翠星石をだっこして、ジュンは階段を上がっていった。 
  
 …そのころジュンの部屋では、一つの鞄の中から声が聞こえた。 
「そう…ご苦労だったわ、ホーリエ。 
 まったく、主人以外に懐くなんて…。お仕置きが必要のようね。」 

 ……たぶん、これも気のせいだろう…。 
   
    完。 

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以上です 
てかエロ少な目の純愛物はうけるのかf(´Д`;) 
誤字脱字は勘弁して 

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