「うぐっ!」
「あら、情けない声ね。あなたのそんな声を聞けるとは思わなかったわ」
「殺して……殺してよぉ」
「いやよ。どうしてあなたを楽にしてあげなきゃならないの。
あなたには相応の報いを受けてもらわなきゃいけないわ」
「がほっ!」
「痛いの? 痛いわけないでしょう?
あなたが痛みなんて感じるわけ無いでしょう? ジャンクなんだから」
「い…いぎ…」
「千切れそうね。でもつまらないわ。足は何にも感じないみたいね。
まあいいわ。この翼で遊べそう」
「ぎっ!いぃっ!」
「ジュンの手前ああは言ったけど。私はそんなにお人好しではないわ」