多分、音はしなかったと思う。ただ、気配があったような気がした。
振り返ってみると何もなかった。
……。
僕が視線を戻すと、それはふわりと僕の前に立っていた。
「お前は……」
「――――薔薇水晶」
彼女は答えた。その声には何の感情も感じられなかった。真っ直ぐに僕を見つめた表情は只々無関心だった。
「……一体、何だ?」
何だろう? 何か辺だ?
周囲を見渡すと、そこは見慣れた僕の部屋だった。
「貴方に、会いに来た……」
只、少し雰囲気が違うような気がした。それが彼女のせいなのか、僕の思い違いなのか、僕にはわからない。
「僕を狙いに来たのか」
「違う」
彼女は言った。やはり、その声からは何の感情も感じられなかった。
「会いに来た」
薔薇水晶はゆっくりと動いた。そして、まるで滑る様に僕の前にたった。
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電波っぽい。そんな風に感じたのでとりあえず書いてみました。
正直言って、書きにくい。
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>>570続き
「会いに……?」
ふと気がつくと、薔薇水晶は僕の隣にいた。何時の間に動いたんだろう。
「ええ」
はっきりとした声で薔薇水晶は言った。
「会いに」
薔薇水晶の指先が僕の頬に触れた。僕は視線をゆっくりと薔薇水晶に移した。薔薇水晶は僕の目をじっと見た。そして、僕の耳元に顔を寄せた。
「ジュン」
薔薇水晶の声が聞こえた。直接頭の中に響くような声。僕の頭の中でこだました。
「私のミーディアムになって」
「―――ミーディアム?」
「ミーディアム」
「意味が分からない」
「そのままの意味よ」
薔薇水晶が顔を離した。腕を上げ、僕の前に白い指先が現れた。指には指輪がしてあった。
「ミーディアムに」
「……」
「何も心配は要らない」
「何も?」
「そう。何も」
囁くような口調で薔薇水晶は言った。
「真紅、翠星石、雛苺。何も変わらない。だから、大丈夫」
僕の顔が少しずつローザミスティカに近づいていく。
「さぁ」
薔薇水晶は囁く。
「キスを」
何時の間にか薔薇水晶に対する警戒感がなくなっていた。今はただ、目の前のローザミスティカにキスをしたい。
僕の唇と薔薇水晶のローザミスティカが重なった。
目の前に光が溢れた。
途端、視界がぶれた。光の向こう側の薔薇水晶が揺らいでいく。暗くなっていく。最後に見た薔薇水晶は、笑って、いや微笑んでいた。
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終わらない。エロはもう少し。
それにしても、このスレ神多過ぎ。
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飛び起きるとそこはベットの上だった。
「……夢、か?」
立ち上がり、周囲を見てみた。とりあえず、特別変わった所は無かった。
一回深く呼吸をした。
「紅茶でも飲むか……」
今更だが、自分が汗だくだということに気がついた。気分を落ち着かせるためにも何か飲み物が欲しい。
時計をみるとまだ朝早かった。真紅達が起きる時間のも少し後だろう。
部屋を出ようとドアを開けた。振り返り、もう一度部屋を見渡した。やっぱりどこも変わって―――。
うん?
落ち着いてみるとなん部屋が狭くなったような気がした。
ベット、棚、机、鞄――――。
鞄が一つ、二つ、三つ―――――四つ……。
…・…真紅、翠星石、雛苺――――?
ん?
恐る恐る近づいた。手をかけ、少しずつ開けてみた。
……。
誰もいなかった。
「蒼星石。きっとそうだ。蒼星石に違いない」
自分で言いながら乾いた笑いが出た。
落ち着こう。とりあえず、落ち着こう。立ち上がり、紅茶を飲むべく台所に向かおうと、ドアの方を向いた。
……。
そこには、ティーセット一式を持った薔薇水晶が―――――。
一瞬、意識が飛び掛った。気力で持ち直し、現実を見た。
駄目だ。脳の処理限界を超えている。
「?」
不思議そうに顔を傾げる薔薇水晶。
「何してるの?」
「お、お前こそ、何してんだ……」
「紅茶」
「いや、そうじゃなくて」
「モーニングティー」
紅茶を注ぎながら薔薇水晶は言った。
「だから、そうしゃなくて。どうしてこんな所にいるの? どうしてこんなことしてるの?」
「契約」
薔薇水晶は手を指差した。
「した」
つられて手を見てみた。そこには、人を殺せるような巨大なローザミスティカがあった。
また、意識が遠くなってきた。
「夢じゃなかったのか」
「飲む?」
薔薇水晶がティーカップを差し出した。
「……ありがとう」
紅茶を口に含む。旨い。悔しいが旨い。
そんな僕の様子を薔薇水晶はじっと見ていた。
「どう?」
「……うまい」
「そう」
薔薇水晶は僕をじっと見ている。
「何見てんだよ?」
「それ」
薔薇水晶は僕を指差した。その指先は若干下を向ていた。
僕は指の指す所を見た。僕のモノが強烈に自己主張しいていた。
「うおっ!」
僕はとっさに股間を覆った。
「あっ」
持っていたティーカップが傾き、紅茶がこぼれた。僕の股間に。
「あっっっちぃぃぃ!!!!!!」
僕はのた打ち回った。男としてのアイデンティティが未使用のまま失われてしまう。
「大丈夫?」
「全然、大丈夫じゃない」
僕は股間を押さえうずくまった。
「脱いだ方がいい」
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次こそエロに行きます。
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>>630続き
言って、薔薇水晶は僕のズボンに手をかけた。
「いや、ちょっと、やめ……」
そして、勢い好く下げた。結果、勿論僕のズボンは下されてしまったわけだが、このとき僕としては予想外の出来事が起きた。
ズボンと一緒にパンツまで下されたと言うことだ。
「……」
「……」
「中途半端ね」
僕の何かが音を立てて崩れた。いや実際、音は立ってないけど僕の中では轟音を立てて崩れた。
「……怒った?」
「もう、殺してくれ……」
「いや。折角、ミーディアムになってもらったんだもの」
薔薇水晶が僕のモノに触れた。
「どう?」
僕は答えない。最後のブライドだった。
そんな僕を見て、薔薇水晶は僕のモノを指で弾いた。
「うっ!」
最後のプライドは崩れた。そして、ついでに出てしまった。勢い好く出た精液は弧を書き薔薇水晶のドレスに着地した。
「早すぎじゃない?」
僕はこのとき完全に死んだ。男として。
「そんな顔しないで」
薔薇水晶は言いながら服に手をかけた。
「まだまだこれからよ」
「ちょっ、何やってんだ」
「脱いでるの。ドレスが汚れたもの」
「やめろよ」
「貴方がそれを言うの?」
ドレスを床に落とし、薔薇水晶が僕のモノに触れた。先端から根元にゆっくりと撫でた。
僕のモノはすぐに大きくなった。こればっかりは僕の気持ちではどうにもならない。
「ジュン。私の裸興奮する?」
「……するわけないだろう」
「じゃあ、これは?」
薔薇水晶は僕のモノの根元をギュッと握った。僕は咄嗟に声を出してしまった。
「可愛い」
薔薇水晶が僕のものに顔を近づけた。暖かい息が僕のモノに吹きかかった。僕はそれだけでまたイッテしまいそうになった。
「ジュン。どうしてほしい? どうしたい?」
僕のモノの先端を一舐めした。途端、またイキそうになったれど、僕は歯を食いしばって我慢した。
「我慢なんてしなくていいの。ジュンがしたいようにすれば。して欲しいことを言えば。私は抵抗しないわ」
薔薇水晶が僕の顔を見た。
「………たい」
「何?」
「…………いれたい」
僕は言った。段々、頭が麻痺してきた。
「そう」
薔薇水晶は顔を上げ、僕の体を這い上がってきた。そして、秘部を僕のモノに押し当てた。
「でも、駄目。いれさせてあげない。だって私がいれるんだもの」
言って、薔薇水晶は一気に腰を下した。途端、今まで感じたことのない衝撃が僕を襲った。その衝撃で僕は本日二度目の射精をした。
「んぁ……、早すぎ……まだいれただけなのに」
「…………ごめん」
「別にいいわ。でも、一回位は私をイかせて」
薔薇水晶がゆっくりと腰を動かした。
「はぁ……あっ……」
薔薇水晶が僕の腰に足を絡めた。
「ん、くぅっ、あっ、あっ、あっ、んぅくぅ」
薔薇水晶が段々動きを激しくし言った。気持ちよすぎる。
「あっ、あぁっ、はっ……」
薔薇水晶は口からよだれをたらし、腰を動かし続けた。
「んっ、くぅっ、あっ、だめ……」
僕ももう限界だった。今にも射精しそうなのを必死に堪えた。
「あっ、ぁ、ぁ、ぁ、ひぃぃぃぃぃぃっっっっっっっっっ!!」
薔薇水晶が大きく背を仰け反らせた。
その瞬間、僕も射精した。
「あ……、あ、あ、あ……」
薔薇水晶が僕の上に倒れた。
僕はそんな薔薇水晶を見て、目を閉じた。
起きたときに命があるかどうか分からないけど、それでもいいや。
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次は、ハーレムものとか書いてみます。
とりあえず、バラスィは抜きで