「なぁ…。」
「何?」
「まだ寝ないのか?」
時刻はすでに午前0時をまわっている。いつもならとっくにカバンで就寝するはずなのに真紅はまだベッドの上で本を読んでいた。雛苺も翠星石もすでにカバンで夢をみている。ジュンは疑問を感じざるをえなかった。
「そうね…。ジュンが寝るなら寝るわ」
「僕は今から風呂だから先に寝てろよ」
「あ、そう。なら待ってるわ」
「は?なんでだよ。別に待たなくてもいいから早く寝たらいいだろ?」
「いいから早くいってらっしゃいな」
「?変なやつ…」
本を読みながら応答する真紅に疑問を感じながらもジュンは風呂場へとおもむくのであった。
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てなわけで需要の少ない真紅で書きます。下らなかったらやめます。
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風呂からあがったジュンは部屋へと戻ってきた。部屋からでたときは電気はつけていたのだが今は消えていて部屋には静寂が漂っていた。
「なんだよあいつ。待ってるとか言って結局寝たのか。まぁいいけど」
独り言を言いつつ布団に入るジュン。真紅の物言いが気にはなったが今となっては確かめられない。そのまま睡魔に任せ目を瞑ろうとしたその時、ジュンは異変を感じた。
「な、なんだ!?」
自分の右手が布団にあるはずのない何かに触れた。ジュンはおそるおそる掛け布団をめくる。
「遅いわね、待ちくたびれたのだわ」
そこにいたのは真紅だった。横になりながらジュンをうらめしそうにみつめる。しかしジュンが驚いたのはそれだけではなかった。真紅は何一つ身につけず横たわっていたのだ。
「お、おま、おまえ!な、なななななな!!」
言葉にならないほどジュンは驚愕した。なまめかしいその体の艶は無垢な少年の心臓を爆動させるのに充分だった。
「静かにしなさい。雛苺たちが起きてしまうわ」
「…お、おまえ。何してるんだよ」
顔を真っ赤にさせたジュンをおかまいなしに真紅は話はじめる。
「私たち三人の媒介となったジュンは一度の戦闘で激しく体力を消耗してしまうわ。それは一歩間違えれば取り返しのつかないことになる。だから普段からそのジュン力を真紅が貯めておけばいいのだわ。そうすればジュンの負担は軽くなるはずよ」
「そ、それと今の状況に何が関係あるんだよ…」
「察しの悪い下僕ね、つまりは直接もらえばいいのだわ」
「…だから何を」
「力のかたまり。ジュンの精を」
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dクスです。とりあえず次はジュン×真紅の王道ですがなんか早くエロにつくよう頑張ります。