いつもの朝がやってきた・・・。 
カーテンから差し込む光が眩しい。 
何てすがすがしい朝なんだろう・・・ 
さて、おもむろに布団から出・・・ 
バコッ 
ジュン「痛ってぇ〜何だ?何だ?」 
翠星石「起きるですぅ〜チビ人間〜」 
ジュン「そんな乱暴な起こし方しやがって・・・あ〜あ〜頭にたんこぶが・・・まったく、たまぁ〜に起きたらこうだよ・・・で・・・真紅達は?」 
翠星石「もうリビングに居るです!」 
ジュン「ああそうか、んじゃあもう一眠り・・・」 
翠星石「ダメです!さっさと起きるです!」 
ジュン「何だよ、僕は引きこもってるんだぞ!時間には束縛されないし僕の自由だ!」 
とジュンがいつもの翠星石とお決まりのケンカ口調で言う。 
翠星石「チビ人間はずっとそのままのだらしのない体たらくでいいですか・・・?」 
翠星石の様子が少し違う、いつもならますますケンカになる所が今日は違う、心配そうな、少し悲しそうな目で見てくる。 
ジュンはちょっと変だなと思いつついつもの調子で翠星石に言い返す。 
ジュン「お前に気にしてもらう必要なんてないよ、このチビ性悪人形、真紅ならまだ少しは可愛げがあるのに・・・」 
翠星石「い、言ったですね〜、もうチビ人間の事なんか知らないですぅ〜、絶交です!」 
そういって部屋を出て行く。 
ジュンはどうせ後で戻ってくるだろうと思いつつパソコンの電源を入れた。床に涙の跡があるのを知らずに。 

その日の午後 
真紅「ちょっとジュン?翠星石が見当たらないのだけれど?」 
ジュンはテレビゲームに熱中していて、余り真紅の話を聞こうとしない。 
ジュン「どっか散歩でもしてるんじゃねぇの・・・、今良い所なんだよ、っ、そこだっ!」 
真紅「じゃああの涙の跡は何て説明するつもり?」 
ゲームを一時中断し、真紅の質問に答える。 
ジュン「あれ?気付かなかったな」 
真紅「翠星石は、貴方の事を考えて言ってくれているのよ?、口は悪いけど、本当はジュンの事が好きなのよ」 
ジュンは照れを隠せない、何故なら翠星石とのケンカはうるさいとは思いつつ楽しみにしている自分が居たからだ。 
ジュン「解った、探しに行って来る! 
真紅「後ついでに紅茶も買ってきて頂戴」 
そう言うと翠星石を探しにドアを出て行った。 

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新作第2弾です。 
毎度お決まりのパターンっぽいな。また応援して下さい。 

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