<逆襲のジュン> 

「あん、あんっ!あっ!ジュンん・・・はぁん!」 

翠星石はスカートをたくし上げながら 、自らの秘所を激しくまさぐる。 
愛液が溢れ、ジュンのベッドにたくさんのうすいシミを作っている。 
いやらしい音をたてながら、それでも休むことなく翠星石は手を動かす。 

「はうぅぅ!っはあ、んっ!」 

ジュンは真紅とばかりいちゃついて・・・。 
許さんですぅ、翠星石もかわいがるです! 
真紅なんかより翠星石の方がずっとずっと、ジュンの事を大切に思ってるです・・・。 
もっと、翠星石を見るです・・・ジュン! 

「ジュン・・・、ジュン・・・!」 

「なんだよ翠星石」 

「ひゃあ〜!?」 

ジュンがドアを開けて部屋に入ってきた。 
間一髪、翠星石はスカートをたくし上げていた手を一気に下ろした。 

「?なんだよ。僕の名前なんか呼んで・・・どうしたんだ?何かあったのか?」 

「な、なーにを言ってやがるですか、このチビチビ人間!お前の名など誰も呼んでなどい ないです!つけあがるな、ですぅ!」 

危なかったですぅ・・・冷や汗ものです! 
ジュンの事を考えながら翠星石がオナニーをしていたなどと知られたら、 
翠星石はもう生きていけないです・・・・。 

心臓がドキドキと鳴っていた。助かった。 
だが、それでも今の状況はまずいかもしれない・・・。 
そう翠星石が考えていた時だった。 

「お前・・・僕が心配して言ってやってるのに!なんだよその態度は!」 

ジュンが怒りながら翠星石の方に歩いていく。 

「ひ、ひえー!寄るな触るなですぅ!」 

今来られたら・・・・! 

「なんだと!?こいつ、怪しいぞ!さてはまた何か悪事を働いたな、この性悪人形め! 
 言えよ、なにしてたんだよ!」 

ジュンはいつもの調子で翠星石の腕を掴んで、自分の方に引き寄せた。 
翠星石の両肩に手をやり、強引に顔をこちらに向けさせる。 
そして、いつも通り翠星石の反撃を食らう・・・はずであった。 

「きゃ!?や、やぁ・・・」 

翠星石が震えた声を上げる。 
つい先程まで行為に没頭していた翠星石の体は、非常に敏感になっていた。 
少しの衝撃でも、体が反応してしまう。 

「は・・・離す、です、ジュン・・・」 

「ん・・・?なんだ?」 

翠星石の様子がいつもと違う。 
なんだか今回は弱々しいぞ・・・? 

いつも翠星石に悪戯ばかりされて困らせられていた。 
いつか見てろよ性悪人形め・・・そう思っていた。 
ジュンの心に、ある考えが浮かぶ。 

・・・いい機会だ。 
僕はいつもこいつの悪事の被害にあっているんだ、 
今回くらい逆になっても罰は当たらないぞ! 

「なんだぁ?どうして今日はおとなしいんだ? 
 もしかして体の具合でも悪いのか?調べてやるよ」 

にやにやしながら、ジュンが翠星石の胸を強引に揉み回し始めた。 

「あ!?」 

思いがけないジュンの行動に、翠星石の体に快感の電流が走る。 

「や・・・止めるです!この変態スケベにんげ・・・・・んああ!!」 

翠星石は顔を真っ赤にしながら抵抗するも、快感のあまりに力が入らない。 
ジュンは容赦なく翠星石の胸を揉み続ける。 

「どうした?翠星石?呪い人形のくせに、一丁前に照れてるのか?」 

事情を知らないジュンは、翠星石がただ単に照れているだけに過ぎないと考える。 

顔を赤くして抵抗する翠星石を見ていると、とても気分が良い。 
もうちょっと虐めてやろうかな? 

「こっちはどうなってるんだろうな?なんてな」 

ゆっくりと翠星石の股間に手を伸ばすジュン。 
まあ、さすがにこれは本気で抵抗するだろうと考えてのことだ。 

「い・・・いやっ!やめ・・あっ・・・」 

しかし力が入らないどころか、翠星石は快感が頂点に達するのを堪えるのが精一杯で 
抵抗など出来るはずもなかった。 

あれ?・・・抵抗しないぞ? 
一応口では嫌がっているけど・・・。 

だんだんとまんざらでもなくなってきたジュン。 
ついに、手を翠星石の股の部分に潜り込ませた。 

「あうっ・・・!ジュ、ン・・・・ん・・・やめ・・んっ!」 

「ほら、どうしたんだよ?抵抗しないのか?翠星石」 

ジュンが手を動かすと、翠星石にいままでに体感したことのないほどの快感が走った。 
下着を膝元までずり下げていた翠星石の秘部に、ダイレクトにジュンの手の動きが 
伝わってくる。 
胸を揉まれながら下半身までジュンに弄ばれては、溢れ出る快感を押さえきることは 
翠星石には不可能だった。 
ただでさえ、絶頂に至る寸前に止められた行為の後・・・翠星石の興奮が最高潮に達する。 

「嫌です、ジュン!いやあ!止めるですぅ!」 

翠星石は最後の力を振り絞って力一杯抵抗する。 
だが、今や完全に翠星石を弄くる事に熱中しているジュンは 
そんな翠星石の願いなど聞くはずもなかった。 
翠星石の反応が、ジュンの予想していたそれを遙かに上回っていたからである。 
もはやあからさまに翠星石の体を弄ることを楽しんでいた。 

もう、ダメですぅ・・・! 

翠星石がなにもかもどうでも良くなり、快感が最高潮に達しようとしたその時だった。 

「ジュン!?なにをしているの!?止めなさい!」 

真紅が部屋に飛び込んできて、叫ぶ。 
その後には雛苺も顔を現した。 

「げ!?し、真紅!?」 

ジュンは慌てて翠星石から手を離す。 
翠星石は、ぎりぎりのところでジュンの逆襲から逃れることが出来た。 
助かって嬉しいような、それとも・・・残念なような。 

「・・・・ジュン?まさかこの私を差し置いて、翠星石に手を出すだなんて・・・ 
 い、いえ、なんでもないのだわ!とにかく!」 

真紅が憎しみの表情でジュンを睨みつける。 

「覚悟は出来ているわね、ジュン・・・?」 

ジュンは思わず後ずさる。 

「わ・・・悪かったよ!ちょっと悪戯してやるだけのつもりだったんだよ! 
 こいつだってそんなに抵抗しなかったから大丈夫だと思ったんだ! 
 ほんとに、そういうつもりじゃ・・・・ぎゃあああああああああ!!!」 

「ジュン・・・・ばいばいなの・・・」 

雛苺が、真紅にドメスティックバイオレンスを受けるジュンを見ながら悲しそうに呟いた。 

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「翠星石、大丈夫?」 

ジュンへの制裁を与え終えた真紅は、翠星石を心配し尋ねる。 

「だ、大丈夫ですよ、真紅・・・」 

「そう。なら、良いのだけれど・・・。あら?」 

真紅があることに気づく。 

「この、ジュンのベッドシーツに付いているシミは何かしら?・・・・翠星石?」 

「あう・・・その・・・」 

翠星石が押し黙る。 
真紅は一瞬でそのシミが何であるかを理解した。 
ちょうど、ジュンを一階に放置してきた雛苺が部屋に戻ってきた。 

「・・・・翠星石!あなたって娘は・・・なんて淫猥なの! 
 ジュンにそこまで無理矢理やられた上に、こんな・・・!?・・・羨まry」 

「ひ、ひゃぁぁぁ!」 

真紅の嫉妬のまなざしが、翠星石に突き刺さる。 

次回<嫉妬の真紅>に続くのー 

続かんぜ。感想頼む。 

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