491 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/12/04(月) 20:12:26 ID:OWerEOjx
テスト前日だがリクエスト募集なんて暴挙に出てみる。
原作しか知らないんでそこんとこよろしく。執筆が遅いのもよろしく。
CP、シチュエーションは必ず書いてくださいな。
492 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/12/04(月) 20:34:06 ID:jlQXuZsI
>>491
JUM銀
銀様が夜這いに来るけど形勢逆転
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>>492へ捧ぐ。夜這い銀様返り討ち仕立てでございます。
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「私のも姉妹のローザミスティカもみんなお姉さまに差し上げる」
目の前の少女人形は嬉しそうな顔をして右手を差し出した。
その手のひらには、おそらく自身のものであろうローザミスティカが光っている。
「そのかわり」
真紅とも、蒼星石とも違った独特の威圧感。
薄く笑んでいる顔。
捉えどころの無い口調。
何もかもを、見透かしたような虚ろな瞳。
そして、いばら。
「あなたのマスターを、私に下さい……」
――ああ、私はこの、七番目の、一番下の妹を好きになれそうにない。
ベッドで眠る少女の薬指に、薔薇を象った指輪が一つ。
私が動くために、戦うために、確実にヒトの命を削り取る呪いの指輪。
どうして、この子は契約をあんなにも喜んでいたのだろう。
それが望みだから?
あんな結婚式まがいの真似事をするほどに貴方は焦がれて、心の底から楽しそうにして。
とんだ、欠陥品だ。貴方は。
身体も、頭も、イカれている。
貴方は死にたい。
けれど、私は、貴方を――
終わらせなくてはいけない。
あの子のために、私のために、一刻も早くこのゲームの幕を閉ざさなければいけない。
残りのローザミスティカはあと三つ。
私が、あの子の命を吸い尽くしてしまう前に。
誰に何と罵られようと、誰も私を顧みる事が無くなっても。
妹達に、どれだけ呪われようとも。
鏡の中に指先を沈めた。
と同時に指が外気に触れる。
潜り、掻き分け、うねりの中を進んで私はある人間の部屋に出た。
物音を立てないようにゆっくりと床に降り立つ。
目の前に、カバンが二つ。
そしてベッドに人間が一人。
――周りの誰からも愛されている、幸福な少年。
その人の首に、私は手を伸ばした。
低く隆起した喉仏に親指を掛ける。
血が、とくとくと流れている。
紛れも無く、この少年は生きているのだ。
ローゼンメイデン二体を従えるミーディアム。
この人さえいなければ。
外れたドールの腕を組み直した神業級の腕を持つヒキコモリ。
あなたさえいなければ。
あなたさえいなければ、死んでしまえば、それでいい。
「あ……」
苦しいのだろうか。だとすれば幸いだ。
指に更に力を込める。
気管を圧迫する。
二度と、あの子達に力を与えられなくするために、より強く。
「う……が……あぁ……」
周りからは、今の私の姿がどのように映るのだろう。
醜いだろう。嫌悪すべきものだろう。
私はそれで構わない。
結んだ絆を引き裂かれることがアリスゲームの結末ならば、あの子達とこの人とのそれを私が壊してしまうことと何ら変わりない。
あと一息で、私はこの人を殺せる。
そう思った時だった。
「……っ!」
突如頬が焼けるような痛みに襲われ、彼から手を離してしまう。
殴られた。
あの時真紅に拳を当てられた場所と、同じ場所を。
「ゲホッ、ゲホ、ゲホ」
咳き込む少年。
私は、そんな彼の脚の上に尻餅をつく。
硬い膝頭が私を支えている。
「お前……水銀、燈……っ」
初めて出会った時よりも、意志の強そうな、瞳。
今それが宿しているものは、きっと憤怒だろう。
彼は私を払いのけて、トランクの置かれたフローリングに立つ。
……そろそろ、真紅が感付く頃だろう。
「何で、こんな事を……ぐぁっ」
こうなった以上、なるべく迅速に行動しなければいけない。
ゆっくりと羽根で彼の首を包み込み、身体全体を持ち上げる。
「あなたもとんだおばかさんねぇ……私が、"こんなこと"しちゃう子だって、薄々気付いてたでしょう?」
ぷらぷらと爪先が揺れ、締められまいと両手で足掻いている。
じたばたと足を動かすものの、ただ宙を切るのみ。
ああ、不様だ。
「何をする気、だ……」
不様な彼は尚も私に問う。
「そうねぇ」
軽く、相槌。
彼の身体は私の出てきたディスプレイを背後に背負い、私はそれと向き合っている。
「強いて言うなら、面白いことかしら」
遠慮などという心は微塵も持ち合わせていない。
フィールドをこじ開けて、人間一人をその中へ叩き込んだ。
ぽかりと空いた一つの世界へ紛れ込む。
真っ黒な影の中。
足場なんて気の利いた物は無く、私達はその空間に漂っている。
他の生き物など全くいそうにない暗がり。
彼は呻き、抗い、束縛から逃れようとする。
何時の間にか学生服を着ていた。
その色は背景と被っていて、ぼんやりと肌の色のみが光って見えた。
「ここは……第何世界だったかしら」
今はどうでもいいことを考える。
世界は世界として、ものをその域内に収める役割だけを果たせば良いのだ。
この際、名前は関係ない。
「水銀燈のフィールドにいらっしゃぁい……」
暴れていた彼が――桜田ジュンが、こちらを見る。
焦りに駆られた眼。
恐怖を携えた眼。
殺されかけていた、少年。
「メイメイ」
その背後で何かがもぞもぞと蠢く。
黒い、ゲルのような何かが手を伸ばした。
その関節の見当たらない手のようなものが彼の手首を押さえつけ、更には足首をも握り締めた。
五体を封じられる。
「くそ……くそっ!」
手を動かそうとする。
しかし手首を押さえられていて肩と肘だけが不恰好に動く。
足を曲げようとする。
しかし足首を掴まれ、伸ばされていて腰がふるふると震えるだけ。
彼の額に汗が流れている。
私を恐れているであろう彼に、私は言葉を放つ。
「あなたをここで殺しちゃってもいいんだけど、気が変わったわ」
羽ばたき、近くへ寄る。
人間が軽く身を後ろへ引いた。
近付く。避ける。近付く。避ける。顎を指で撫で付ける。もう逃げられない。
元より逃げられるような状況に彼はいないのだが。
「楽しいこと、しましょ」
そっと、首筋に唇を添えた。
あの部屋でこの媒介を殺す事は非常に危険な事だった。
意識化で結ばれている主人の危機を察知して、あの子は私へ容赦なく攻撃を加えにかかるだろう。
何より、勿体無い。
ミーディアムとはいえただの人間なのだ。
必要な力は、この人間のものから得ればいい。
むざむざと力の供出源を失わせることに何の意味があるのだろうか。
「初めて、でしょ?」
硬く隆起した彼の男性器を人差し指と中指の二本で挟み、扱く。
血管やら何やらのごつごつとした感触が指へと伝わる。
やや皮の被ったそれは、持ち主の顔に似て子供らしい。
「な、何でっ、こんなことを」
身動きの取れない彼が私にそう尋ねた。
目を細めて、途切れ途切れの言葉で。
「黙りなさい」
一瞥。
「このっ」
ぐらぐらと、彼の腰が揺れる。
四肢を封じられても諦める気はさらさら無いらしい。
そんな、必死な人間の顔を見たくなった。
「……!?お、お前っ、何を……」
右手で一物を扱きながら顔と顔を近付ける。
――意外に、可愛い顔じゃない。
どこか、苛めたくなる。
それが本旨から外れていることには気が付いているのだが――
「可愛いお顔が真っ赤よぉ、ジュンくん」
言葉で、刺激する。
顔の色は赤から赤へ。
それは羞恥なのか、激昂なのか、快感のためのものなのか。
驚きが表情に微かに表れる。
私はその顔の、真っ赤な耳たぶに舌先で触れた。
「う、うわぁっ」
予想外の反応。
彼は目を瞑り、言葉にできない声を二言ほど漏らす。
「あら、耳に弱いのねぇ……」
彼の胸板に自身の胸をドレス越しに押し当てながら言う。
ふにふにと、心地よい圧迫感。
薄く締まっている彼の身体は温かく、私は身体をずりずりと擦り付けた。
「どう、気持ちいい?」
「そんなわけ……ないだろっ……」
「嘘つき。こんなに苦しそうにしちゃってぇ……」
かちかちになったペニスを指の腹で触れるか触れないかという程度の強さで擦る。
彼の息が荒い。
ぴく、ぴくと時折反応するそれは、私の手のひらを熱で侵していく。
「水銀燈が、もぉっと気持ちよくしてあげる……」
ずっと右手だけで弄っていた彼のものに左手も添わせる。
先走り液に濡れながらも、両手で擦り上げる。
上下に運動を繰り返すたびに彼の顔が快楽と理性の狭間で歪んだ。
そっと、舌で亀頭の裂け目をなぞる。
「や、やめ」
「命令するつもり?」
皮と本体の隙間に舌を差し込み、剥き出しにする。
「生意気、よぉ」
柔らかい肉を唇で噛み、睾丸を指先でころころと弄び、舐る。
「ほら、さっさとイっちゃいなさい」
そして私は勢いよくそれを吸った。
彼の身体が痙攣を起こしたかのように震え、収縮した筋肉を解き放つのと同時に肉棒が口中で跳ねる。
どく、どくと粘液で満たされていく感覚。
青臭い、栗の花の匂いがつんと鼻を突いた。
ぐったりとした彼だけが跡として残る。
そんな彼の姿を見ながら、私は放たれたスペルマを全て喉に通しきった。
「あはは!なっさけなぁい!」
ゆっくりと、身体の内に火が灯っていくような感覚。
何週間かは飲まず食わずでも大丈夫だと思った。
「まだ、出せるわよねぇ……」
呟いて、再び彼を組み敷く。
その時だった。
ぱちん。
彼を取り押さえていた黒い何かが、シャボン玉のように弾けて、消えた。
「……うそ」
それは突然のこと。
私の統制下にあるこのフィールドにおいて、あってはいけないこと。
「よくも人様を散々オモチャ扱いしてくれたな……」
開放された彼は下卑た笑みをして、私を見る。
目が、確かに合った。
「ビショビショだぞ」
ドレスのスカートの中で彼の手が暴れている。
デリケートゾーンをその溝に沿って上下になぞられる。
その度に、私は情けない声を漏らしてしまった。
「こらっ……やめ、なさぁい、ん、人間っ……」
「やなこった」
いつの間にか、彼の両手は私の胸元に伸びていた。
襟元を掴み、姉妹達と比べ豊かな乳房が露出した。
先程まで、彼の身体に擦り当てていた乳頭が、硬く尖っている。
「うわぁ……柔らかい」
上に、下に。強く、弱く。摘まれ、押し込まれ……
ぐにゃぐにゃと形を変えていく。
「あっ、あん、ああ……」
背筋を走る電流。
ひくひくと喘ぐ己の秘所。
「水銀燈……」
彼の頭が私の胸に沈んだ。
「やっ……舐め、ないで」
乳房に舌のざらざらとした感触。
ぷにぷにと舌先で押されて、その分だけ彼を押し返した。
「お前のおっぱい、すごくいいぞ……」
もう、彼の唾液で余すところ無くべとべとになっている。
空気が触れ気化し、冷えていくのが堪らない。
乳頭を咥え込まれる。
最初に、彼は吸った。
まるで赤子が母乳をねだるように甘噛みをして。
同時に舌の腹で乳房を撫で付けられる。
もっと激しく、と願う自分がいる。
もっといやらしく、と焦がれる自分がいる。
そして、彼は歯を立てた。
強烈な痛みを伴った快感がお腹の奥へ流れ込んでいく。
頬は上気し、口からは涎を垂らし、何時しか私は彼の頭を胸に押さえつけていた。
「あっ、あっ、やぁっ……」
びく、と今度は私の身体が跳ねた。
ずっと濡れていた両脚の付け根が、一段と湿っていく。
ドレスを半分脱ぎ、彼の後頭に手を回したまま私は余韻に浸っていた。
気持ちいい。
本来の目的には無かった事項。
堪らない。
「よっ……と」
彼は突然私を持ち上げ、うつ伏せにさせる。
何も考えられず、私は四つん這いになっていた。
ぺら。スカートの捲れた音。
――怖気が、走る。
所謂、後背位を取られたのだ。
お尻を掴まれて、入りきらないそれを――無理矢理に、捻じ込まれそうになる。
「ダメぇっ、壊れちゃ、うぅ、やめっ」
「水銀燈……水銀燈ぉっ……!」
私の静止など聞くわけも無く、彼はその性器でもって人形に挿入しようとする。
入るわけが無い、と高を括っていた。
……が、予想に反し、私が持つ女性器を象った部位は、めりめりと悲鳴を上げて――
「や……いやぁっ……!おとうさまぁ……めぐっ……!」
ずどん。
そのような音を立てて、彼は挿入を完了した。
「あっ、ああっ、痛い、いたっ」
私の言葉など聞こえなかったかのように彼はピストン運動を繰り返す。
私の身体は彼自身を圧迫し、彼は私の奥深くを勢いよく突く。
口はだらしなく開き、感じてしまっている快楽に酔いしれる。
「くぅ……し、締まる」
そのようなことを言いながら、彼は尚も突き続ける。
霞がかかったように真っ白になる視界。
絶え絶えになる呼吸。
「水銀燈っ……出すぞ……孕め、孕めっ……!」
「あ、ああ、あーっ……!」
私の膣内が満たされていく。
全身のコントロールが効かない。
ゆっくりと、私の意識は落ちていった。
まどろみの、中に。
「……メイメイ、貴方の仕業ね」
後日、人工精霊に問いただす。
あの時彼の枷を解いたのは、こいつ以外には考えられないのだ。
「そうしたかったんじゃなかったのか、ですって?白々しい……まあ、いいわ」
あの人間の精液のおかげで、少なくとも一ヶ月以上はめぐから力を受けなくとも大丈夫だろう。
身体には彼の肌の感触が残っている。
その事を知るのは――私だけで、いい。
―――――――
俺にはこれが限界だ・・・