「……めぐ」 
真夜中の病室で黒い天使は一人呟いた。 
先日、真紅達との戦いでつい力を使い過ぎてしまったのである。 
ベッドに眠る少女の顔は少し青ざめていた。 
(今更私が力を返した所でどうにもならない…) 
黒い天使は悩んだ。悩んで悩んで、ある一つの答えにたどり着く。 

あれから数日後。とある真夜中。 
ジュンはトイレに行くため部屋を出る。用を足し部屋に 
戻ろうとした矢先、 
「っふふふ」 
「誰だ!!」 
突然の笑い声に身構えるジュン。 
「水銀燈!?」 
目の前に現れたのは黒い天使、水銀燈だった。 
「お、お前」 
「勘違いしないでぇ。今日はお前に用があるのよぉ」 
水銀燈は言うやいなや漆黒の翼を一振り。 
ジュンの視界はたちまち暗黒に包まれた。 

気付くとそこは病院だった。床に寝そべるジュンを 
水銀燈が見下ろしていた。 
「いつ見ても冴えない顔ねぇ」 
「な…なんだと…」 
「ま・いいわぁ。ついてきなさぁい」 
水銀燈は翼を広げさっさと行ってしまう。 
「あ、おい待て!」 
ジュンも遅れがちに水銀燈の後を追った。 

「……ここよぉ」 
ある病室の前で止まる水銀燈。 
「ここって……」 
「いいから入りなさぁい」 
半ば強引に部屋に押し込まれた。 
「あら水銀燈。その子が?」 
そこには少女が一人ベッドに座っていた。 
「まぁねぇ」 
「結構可愛い顔してるね。私の名前はめぐ。あなたは?」 
いきなり少女に話し掛けられてジュンは戸惑う。 
「え?…あっ…」 
「桜田ジュン。真紅の冴えないミーディアムだわぁ」 
そんなジュンのかわりに水銀燈が答えた。 

「じゃあめぐ、あのミーディアムはあなたの好きにしていいから」 
そう言って水銀燈は窓から出ていってしまった。 
そんな彼女を笑顔で見送るめぐ。 
「ち、ちょっとさっきから勝手に話を――――」 
進めるなというツッコミはめぐのキスにより中断される。 
「!!!」 
驚くジュンにめぐはさらに舌を絡めてきた。 
「ん…ふっ…ちゅ……」 
ぷはっと唇を放す。唾液が名残惜しそうに 
二人の唇を繋いでいた。 
「な………なななななななにすんだよ!!?」 
突然の出来事にジュンは真っ赤になっていた。 
 対するめぐは多少を顔を赤らめながら答える。 
「す…水銀燈がね、言うとおりにしたら 
天国を少しだけ見せてくれるって……」 

(て…天国?水銀燈が??) 
この子と水銀燈の関係がよくわからない。 
(水銀燈のミーディアム…じゃないのか?) 
そんな事を考えていたらめぐにベッドに押し倒されてしまった。 
「水銀燈がね、言ったの。 
『体に欲求を溜めてちゃ死後に空を飛ぶことは出来ない』って」 
「??」 
ジュンには何を言ってるのかよくわからない。 
これは水銀燈がめぐに力を供給して貰うために 
適当に言いくるめたのだった。 
『体に欲求を沢山抱えていると例え鳥に生まれ変わっても 
その重みで空を飛べなくなるわよぉ』とかなんとか。 
そしてその肝心な力の供給、それは他のミーディアムから 
直に受け取ること。早い話ジュンと一つになれば良かったのだ。 
いつか自分が鳥に生まれ変わって大空を飛び立つことを夢見る 
少女は簡単に騙されたのだった。 

ベッドに押し倒し直ぐにズボンを脱がした。 
ジュンは真っ赤になりながら 
息子を隠すが 
「それじゃダメ」 
あっさりとめぐに両手を引き剥がされた。このフィールドの 
影響か、めぐの方がジュンより力があった。 
「うわっ!おっきい」 
ジュンの息子は既に戦闘態勢だった。 
「や、やめっ」 
「いただきます」 

ジュンのイチモツをくわえ込むめぐ。 
まるで電流が流れるかのような快楽に身をくねらせるジュン。 
めぐはゆっくりと頭を動かし出した。 
上に下に右に左に。吸ったり舐めたり。 
すぐに少年の限界は来た。 
「うっ」 
という呻きと同時に白濁液がめぐの口内に放出される。 
「んっ」 
めぐはそれを口からこぼしながらも飲んでみる。 
「病院食のゲロよりイケるかも」 
 白濁にまみれた笑顔。 
「私も気持ち良くして」 
そう言って服を脱ぎ出す。白い肌、桃色の下着。 
ジュンのイチモツはすぐ元気になる。めぐはジュンの 
イチモツを再びくわえ、自らの秘部をジュンの顔に押しつける。 
最初は戸惑いがちなジュンもここに来てようやく腹を括ったのか、 
めぐのものに舌を這わす。めぐはビクンと大きく跳ねた。 
今までずっと病院生活だったため溜まりに溜まった欲求が 
体を相当敏感にさせていた。 
「もっと…もっと…」 
甘い声を出しながら甘い匂いのする秘部を更に押し付ける。 
二人はお互いを求め続けた。 
「私、上が良い」 
そう言ってジュンに跨った。お互い準備は万端。 
顔を見合わせて少し赤くなる。 
「……いくぞ」 
「……うん」 
そして二人は一つになった。 

病室では激しい喘ぎと今にも壊れそうなベッドの軋む音。 
下からの激しい突きにめぐは何かがくるのを感じた。 
「いゃ…っは…あっ…あっ…なん…かあっ…くるっ……」 
「ぼ…僕もっ…」 
ギシギシとベッドは更に激しく軋む。 
「うっあっやっあっ――――いやあぁああぁああああ」 
「ふっくっ、うわあっ」 
めぐが締め付け、ジュンが吐き出す。 
どくん、どくんと数秒間に渡りめぐの内に精を放つ。 
繋がったまま、めぐはくたりとジュンに倒れ込んだ。 

「ありがとう!水銀燈!あなたの言った通り、私飛べたわ!!」 
翌日、今までにないくらいの笑顔で水銀燈に礼を言うめぐ。 
顔色も随分良くなったようだ。 
「……良かったじゃなぁい」 
あくまで素っ気ないふりをする水銀燈。 
しかしそんな事に気付かずにめぐは水銀燈に手を合わす。 
「でねお願いがあるんだけど……」 

とある真夜中。トイレに起きたジュン。用を足して 
部屋に戻ろうとした時、 
「はぁい」 
黒い天使が声をかけてきた。 

終わり 

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