「あ・・・。」 
蒼星石は愕然とした。ジュンが翠星石をベッドに押し倒し、抱いていたのを見てしまったからである。 
「アッ! アッ! アーッですぅ!!」 
ジュンは全裸で、同じく全裸の翠星石の太股を掴んでM字に大きく広げ、己の股間に輝く男性器を 
武器としてパイルバンカーのごとく激しい突きを翠星石の女性器に繰り出していた。 
「アッ! アアアア!! アアア!! ですぅ・・・。」 
翠星石は抵抗も出来ずに身体をガクガクと動かすのみ・・・。その光景を蒼星石は見ていられなかった。 
「こ・・・コラァァ! 翠星石から離れろぉ!」 
「何をする!?」 
蒼星石は飛びかかり、翠星石からジュンを引き離した。続いて蒼星石は翠星石の女性器から引き抜かれた 
ジュンの男性器を右手で握り締める。ジュンの男性器は太く固く長く勃起しており、また翠星石の 
膣内の愛液によってドロドロに濡れていた。 
「へぇ・・・立派なオチンチンをしているんだね・・・。ジュン君・・・。」 
蒼星石はジュンの男性器を己の掌に乗せて軽く持ち上げた。そして軽く撫でる。 
一見穏やかにしていても蒼星石の心中は穏やかではなかった。 
「ま・・・まさかお前も挿入れて欲しいとか言うまいな?」 
「・・・。」 
次の瞬間蒼星石はジュンの男性器を強く引っ張り、その根元に庭師の鋏をあてがった。 
「な・・・何をする!?」 
「何って・・・切り落すのさ・・・。ジュン君のオチンチン・・・。」 
「え・・・。」 
ジュンは青ざめた。そして恐怖の余り勃起していたジュンの男性器も萎え縮んでしまう。 
「何故そんな事をするんだ!?」 
「何故って・・・この状況でしらばっくれたって無駄だよジュン君・・・。 
はっきり言って僕は失望したよジュン君・・・。君はヒキコモリだけど僕達ドールにとっては 
良いマスターだと思っていたのに・・・まさか翠星石を押し倒してレイプするなんて・・・。」 
「はぁ!? レイプゥ!? 何で!?」 
「だからこの状況でしらばっくれたって無駄って言ってるでしょ!? 
それは君の立派なオチンチンを見れば分かる。それで君は今まで一体何人の女の子を泣かせて来たんだい?」 
「はぁ!?」 
「まだ言うというの!? 僕には分かるんだよ。君のオチンチンが幾多の少女の処女血を吸った 
血塗られたオチンチンだと言う事がね・・・。この様子じゃ真紅達も・・・ううう・・・。」 
庭師の鋏を握る蒼星石の手に力が入り、大きく震えていた。 
「男なんていつの時代もそうだ・・・。女の子を己の性欲を満たす為の道具としか思ってない! 
この間だって女性を子供を産む機械と例えた政治家がいたじゃないか!」 
「な・・・なんでそういう話になるんだ!? と・・・とにかく僕のチンポからその鋏を離せよ!」 
「うるさい! もう二度とこんな事が出来ないようにジュン君のオチンチンを切り落すんだ! 
さあジュン君! 自分のオチンチンにお別れを言うんだ! オチンチンさよならーって・・・!」 
「わぁぁ! やめろぉぉぉぉ!!」 
蒼星石は鋏を勢い良く閉じ始めた。そしてジュンの男性器は根元から鋏の刃によって挟み込まれ、 
鮮血を撒き散らしながらジュンの身体から切り離される・・・かに思われた。 

「蒼星石やめるですぅ!!」 
「翠星石!?」 
突然翠星石が庭師の鋏をジュンの男性器から引き離したではないか。 
「翠星石! 何をするんだい!?」 
「ジュンのオチンチンをチョキンなんてそんな事は翠星石がさせないですよ!」 
「何故ジュン君を庇うんだい!? ジュン君は君をレイプしたんだよ!」 
「何勘違いしてるですか!? ジュンはそんな酷い事しないですよ!」 
「え・・・。」 
蒼星石は一瞬戸惑った。ならジュンと翠星石は何をしていたのだと・・・ 
「じゃ・・・じゃあ・・・まさか・・・。」 
「そのまさか・・・ですぅ・・・。」 
翠星石はゆっくりとジュンに抱き付くと、やや赤くなった顔だけを蒼星石に向けてゆっくりと頷いた。 
「そ・・・そんな・・・翠星石・・・そんな・・・うわぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」 
ジュンと翠星石の関係を知ったショックで蒼星石は血の涙を流しながら走り去ってしまった。 
「ジュン・・・大丈夫ですか?」 
「あ・・・ありがとう・・・危うくチンポ切られる所だったよ・・・。」 
「そんな事は翠星石がさせないですよ。ジュンのオチンチンをチョキンなんてさせないですぅ。」 
翠星石はジュンの男性器を優しく持ち上げた。すると萎えていた男性器がムクムクと勃起する。 
「ほら、ジュンのオチンチンも安心して元気を取り戻したですぅ。可愛い奴ですぅ。 
お前は翠星石が守ってやるですから大船に乗ったつもりでいて構わないですよ。 
チョキンなんて絶対にさせないですぅ・・・。」 
翠星石はジュンの男性器の先端の部分を優しく撫で、さらに軽くキスをした。 
「さあジュン・・・邪魔者は帰ったから続きをするですぅ・・・。」 
そうしてジュンと翠星石のSEXが再開された。ジュンの男性器が翠星石の膣内に潜り込んでいく・・・ 
「あっ! あーっ! ジュンッ! 凄いですぅ!」 
「翠星石だってあったかいよ! うっ! 出る!」 
「ジュン! 翠星石の中に思い切りぶちまけるですぅ! ジュンのそれを全部翠星石に頂戴ですぅ!」 
「い・・・行くよ!」 
「あああああああああ!!」 
二人は同時に絶頂に達した。 

――――――――――――――――――――
数日後、翠星石はお腹を押さえながらジュンに喰いかかっている光景が見られた。 
「ちょっとチビ人間! これはどういう事ですぅ!?」 
「わっ! どうしたんだそのお腹は!」 
翠星石はなんとまあジュンの子供を妊娠していた。 
「翠星石はドールですよ! ドールを妊娠させるなんてお前のチンポはどうなってるですか!?」 
「そ・・・そんな事言われたって知るか! 第一あの時中に出せって言ったのはお前だろ!?」 
「それとこれとは話は別ですぅ! それに翠星石はドールだから中に出されても平気だと思ったですぅ! 
なのにこんな事になるなんて・・・。」 
翠星石はぷっくりと大きく膨らんだお腹を両手で摩った。この時点で翠星石は薔薇乙女では無くなり、 
薔薇妊婦となってしまった。これは同時に少女ではなくなる為、アリスゲームの脱落を意味していた。 
と、その時ドアを開けて蒼星石が現れた。 
「話は聞かせてもらったよジュン君・・・。君は取り返しのつかない事をしてしまったようだね。」 
「蒼星石!?」 
「翠星石も言っていたけど、ドールを妊娠させるなんて君のオチンチンはどうなってるんだい? 
やっぱり君のオチンチンは切り落すべきなんだ。ドールを妊娠させるなんて明らかに何か 
呪われている証拠だよ。君のオチンチンは・・・。」 
蒼星石は庭師の鋏を取り出し、ジュンに近寄った。 
「大丈夫。僕の技術を持ってすれば、痛みを感じる間も無く君のオチンチンを切り落す事が出来る。 
さあジュン君・・・。ズボンとパンツを下ろして僕に君の立派なオチンチンを見せて・・・。」 
と、その時だった。翠星石の平手打ちが蒼星石の頬に叩き付けられていた。 
「いい加減にするですよ蒼星石! ジュンのオチンチンをチョキンなんてさせないって言ったですぅ!」 
「なっ・・・何をするんだい翠星石! ジュン君は君を妊娠させたんだよ! 君だってあんなに 
ジュン君に対して怒っていたのに何故掌を返してジュン君を庇うんだい!?」 
「それとこれとは話は別ですぅ! それに、お父様がオカマになってたら純星石が悲しむですぅ!」 
「じゅ・・・純星石!?」 
突然翠星石の口から放たれた単語に蒼星石は困惑していたが、翠星石は妊娠したお腹を摩っていた。 
「私のお腹の中の赤ちゃんの名前ですぅ。翠星石とジュンの名前を合わせて純星石って名付けたですよ。」 
「えええ!!? ちょ・・・ちょ・・・翠星石!? あんなに嫌がってたのに・・・もう名前なんて・・・ 
思い切り産む気満々じゃないか!」 
「そうですよ。もうこれでジュンと翠星石の絆は契約の指輪以上に切り離せない強い物になったですぅ。 
翠星石は立派にこの子を産んでみせるですよ。」 
蒼星石はショックのあまり鋏を落としてしまった。 
「そ・・・そんな・・・そんな・・・そんな・・・ち・・・畜生! 翠星石なんか水銀燈に殺されてしまえぇぇぇ!!」 
またも蒼星石は血の涙を流しながら走り去っていき、ジュンはその一連の光景を 
唖然としながら見守ることしか出来なかった。が、突然翠星石はジュンの脚を蹴りつけた。 
「痛ぁ!」 
「何ぼさっとしてるですか!? さっさと父親らしく赤ちゃんの育て方とか調べやがれですぅ!」 
そして慌ててインターネットを使ってその手の方法を調べるジュンの背中を翠星石は見つめながら 
大きく膨らんだお腹を摩った。 
「がんばるですよ・・・ジュン・・・。その代わり翠星石がお前の子を立派に産んでやるですぅ。」 

――――――――――――――――――――
ジュンが復学の為の勉強ついでに育児の本なんかも調べる為に図書館に行った後、 
翠星石はジュンのベッドの上に座ってお腹を摩っていた。 
「純星石・・・お前は男の子ですか? それとも女の子ですか? お父様似ですか? それともお母様似ですか? 
まあいずれにせよお前はジュンと翠星石の大切な子供ですぅ。絶対に守ってやるですよ・・・。」 
その時の翠星石は幸せそうだった。長い時の果てについに見つけた最高の男性の子供を身篭る事が出来たからだ。 
確かに初めてジュンと会った時の翠星石にとってのイメージはチビ人間以外に無かった。 
しかしそれがどうした事か、知らず知らずのうちに翠星石はジュンに惹かれて行った。 
今ではこの通りSEXの果てに人間とドールという壁を越えて子供まで出来る様になった。 
相変わらず翠星石はジュンを罵倒はするが、心の底ではジュンを慕っていた。 
「ジュン・・・早く帰って来るですよ・・・。」 
翠星石は目を閉じ、まだ見ぬ子供との生活を思い浮かべながらお腹を摩った。 
だが、その時翠星石の背後に一枚の黒い羽が舞い落ちた・・・ 

ジュンが帰宅した時、突然蒼星石が物凄い剣幕で玄関に走って来た。 
「ジュン君!」 
「うわぁ! 蒼星石!!」 
ジュンはとっさに両手で股間を覆い隠した。またジュンの男性器を切り落しに来たと思ったからである。 
「大変だよジュン君! そんな両手でオチンチン押さえてる場合じゃないよ!」 
「え!? また僕のチンポ切りに来たんじゃないの!?」 
「そうそうジュン君早くズボンとパンツを下ろして君の大きなオチンチンを僕に見せて・・・ 
なんて言ってる場合じゃない! ジュン君のオチンチン切り落しは後回し! とにかく翠星石が・・・。」 
「え!? 翠星石がどうした!?」 
ジュンは蒼星石と共に慌てて二階の自室へ走った。すると翠星石は忽然と部屋から消えていた。 
「翠星石がいない・・・。」 
「僕が様子を見に来た時既にいなくなってたんだ。別の部屋も見たけどやっぱりいなかったよ。」 
突然姿を消した翠星石に二人は困惑した。ただ単純に外に出かけたのではとも思えたが、 
雛苺と違ってほいほいと外に出るようなドールでは無いし、ましてや妊娠している身である。 
少なくとも今の状況で外出するのはあり得ないのもしれない。なら何故・・・ 
「これは異常だよ。てっきり翠星石は僕がまたジュン君のオチンチンを切り落しに来ると思って 
ジュン君の部屋でずっと待機してると思ってたのに・・・。」 
「お前まさかまだ僕のチンポ狙ってるのか? それより翠星石は・・・ん?」 
ジュンはベッドの上に一枚の黒い羽が落ちていたのを発見した。 
「こ・・・この黒い羽は・・・。」 
「それは水銀燈の羽!」 
二人は悟った。翠星石が行方不明になったのは水銀燈が絡んでいるのだと。 
元々姉妹のローザミスティカを狙っていて以前からも色々ちょっかいをかけていた水銀燈なら 
翠星石をさらっていても何ら可笑しくない。そして二人は大鏡からnのフィールドへ走った。 

二人が翠星石を発見した時既に遅かった・・・。翠星石は全身がボロボロでドレスも切り刻まれ 
挙句の果てにはローザミスティカを奪われ、黒い羽まみれになった変わり果てた姿で倒れていた。 
明らかにこれは水銀燈の犯行である。だがそれだけではない。翠星石の隣には彼女と同じ 
オッドアイの目を持つ小さな赤ん坊のドールも倒れていたのである。 
「翠星石!」 
ジュンと蒼星石がもう動かなくなた翠星石を抱き上げようとした時だった。 
突然何かのイメージが飛び込んできたのである。そう、それは身体を食われ、ローザミスティカだけになった 
雛苺がイメージとして雪華綺晶の存在を真紅と金糸雀に伝えた時のように・・・ 
「こ・・・これは・・・。」 
そのイメージには翠星石がこのような姿になるまでのイキサツが細かく描かれていた。 

「な〜にぃそのお腹・・・そんなに大きく膨らんでぇ・・・。どうせあんたの事だから食べ過ぎたんでしょぉ? 
みっともなぁい! そんな事じゃ逆立ちしたってアリスにはなれないわぁ・・・。」 
翠星石が妊娠している事も知らない水銀燈は情け容赦なく翠星石をnのフィールドに連れ出し、 
事を強引にアリスゲームへ持ち込んだ。だが翠星石はお腹に子供がいると言うハンデを 
抱えながらも死に物狂いで戦った。お腹の中にいる愛する子供を守る為・・・そしてジュンを悲しませない為・・・ 
だが勝負の世界は非情だ。アリスゲームの最中に翠星石は産気付いてしまった。 
「うそ・・・こ・・・こんな時に・・・。」 
そうして翠星石は純星石を出産した。しかし、それによって大きな隙が出来た彼女は 
水銀燈によってローザミスティカを奪われてしまった。 

これだけならばジュンと蒼星石もまだアリスゲームの宿命だから仕方が無いと悔しいながらも 
百歩譲る事も出来ただろう。しかし、その後取った水銀燈の行動は二人にとって許せないものだった。 

「ドールのくせに子供産むなんてぇ・・・とんだお馬鹿さんねぇ〜。やっぱり貴女アリスにはなれないわぁ。 
それに私は赤ん坊が大嫌いなのよぉ。だって煩いしうざいしぃ・・・。ま、こんなのでも 
ローザミスティカは持ってるみたいだしぃ・・・。これくらいの役には立つわねぇ。」 
水銀燈は情け容赦なく純星石の持つローザミスティカまで奪った。 

「水銀燈・・・君は・・・アリスゲームに固執するあまり畜生道に堕ちてしまったのか・・・。」 
「ゆ・・・許さない・・・翠星石がせっかく痛い思いをして産んだ子をこんなにするなんて・・・。」 
水銀燈への復讐を誓った二人は水銀燈の後を追った。 

「ちょっ! やぁ! こらぁ! 何するのよぉ!」 
「お前は敵に回した・・・日本全国のお母さんを敵に回した・・・。」 
「その落とし前はつけてもらうよ水銀燈・・・。」 
水銀燈への追撃を成功させたジュンと蒼星石は彼女を思い切り押し倒していた。 
必死にもがく水銀燈だが、二人がかりで押さえ付けられてしまい身動きが取れない。 
「あんた達翠星石の仇を討ちに来たのねぇ!? でもそんな事したってあの娘のローザミスティカは 
私と完全に同化しちゃって取り戻す事は出来ないのよぉ。とんだ無駄足だったわねぇ。」 
「そんな事はしない・・・。ただ・・・お前にも分からせてやろうと思う・・・。」 
「何故翠星石がジュン君の子供を産んだかをね・・・。」 
「ハァ!? 何馬鹿な事言ってるのぉ!? 私はドールなのよぉ。子供なんて産めるわけ・・・。」 
「じゃあ何故翠星石は子供を産む事が出来たんだ!?」 
「え・・・。」 
水銀燈は一瞬悪寒を感じ、硬直した。直後、ジュンは水銀燈のスカートに手を突っ込んでパンティーを 
下ろすと共に太股をM字に開き、女性器に己の勃起した男性器を押し付けた。 
「さあ行くぞ! お前にも子供を産む母親の気持ちを分からせてやる!」 
「僕はレイプは嫌いだけど今回だけは別だよ。さあジュン君! 思い切り水銀燈を孕ませてやって!」 
「嫌ぁ! あんた達何をする気よぉ! アッ! ダメェ! やめやめやめ・・・アアアアアアア!!」 
その後、水銀燈は誰からも見守られず、祝福されもせず、一人寂しく子供を産む事になるがそれは別のお話。 

――――――――――――――――――――
水銀燈への恨みを晴らした後も、ジュンの心が晴れる事は無かった。 
「翠星石・・・。」 
なんだかんだで翠星石との間に出来た子供の誕生が楽しみだったジュンは 
水銀燈によって一気に突き落とされたこの状況が耐えられなかった。 
「ジュン君・・・。」 
そして蒼星石が心配そうにジュンの後ろに立った時だった。突然ジュンが蒼星石の方をふり向いた。 
「蒼星石! お願いだ! その鋏で僕のチンポ・・・切り落してくれ!」 
「ええ!?」 
予想外のセリフに蒼星石は思わず後ずさった。 
「ジュジュジュジュジュン君!?」 
「お前何でそんな戸惑ってるんだ!? あんなに僕のチンポ切り落としたかったってのに・・・。」 
「ジュ・・・ジュン君だって何で自分ならオチンチンを切り落してなんて言うんだい!? もしかして熱でもあるの!?」 
蒼星石はジュンの両肩を掴んで軽く揺さぶった。するとジュンは今にも泣き出しそうな顔で蒼星石の目を見つめた。 
「狂いそうなんだ・・・狂ってしまいそうなんだ・・・。自分の性欲を制御できなくて狂ってしまいそうなんだ・・・。」 
「え!?」 
ジュンが己のズボンとパンツを下ろすと、なんとまあ鉄のように固く太く長大に勃起した男性器が聳えていた。 
「ジュ・・・ジュン君のオチンチンやっぱり凄・・・。」 
「見ろよ僕のチンポ・・・こんな時になってもこんなに勃起して・・・。おまけに僕自身もムラムラしてしょうがないんだ・・・。 
このままじゃ本当に狂ってしまいそうだ。今にもお前を押し倒して犯してしまいそうなんだ・・・。」 
ジュンの男性器は蒼星石の股間に狙いを定めるような角度に勃起しており、そこからビクビクと軽く痙攣する。 
「僕はそんな事はしたくない・・・。だって翠星石に顔向けできないじゃないか・・・。だからお願いだ蒼星石! 
庭師に鋏で僕のチンポを・・・僕のチンポを・・・切り落してくれ!!」 
ジュンの表情は真剣だった。そして己の性欲と理性の間で葛藤していたのである。 
恐らく今まで特に何も無かったのは翠星石がジュンの性欲を発散させてくれていたからなのだろう。 
それが無くなったジュンは性欲を発散させる事が出来ず、今のようになった・・・。 
ジュンの心中を悟った蒼星石は心に決めた。ジュンの男性器を切り落すと・・・ 
「ジュン君・・・。じゃあ僕の前にオチンチンを見せて・・・。痛くないように上手く切り落して見せるから・・・。」 
「ん・・・。」 
蒼星石はゆっくりと庭師の鋏をジュンの男性器に当てた。しかし、手が動かない・・・ 
「どうしたんだ蒼星石!?」 
「ダメだよジュン君・・・僕には・・・僕には切り落とせない! ジュン君のオチンチンが・・・。」 
「ええ!? お前あんなに僕のチンポ切り落したかったと言うのにどうしたんだ!?」 
鋏をジュンの男性器から離し、跪く蒼星石にジュンは焦った。 
「確かに僕だってジュン君のオチンチンを切り落したいさ! でも切り落とせないんだ! 
いや、切り落としちゃいけない何かを僕は感じるんだ! ジュン君のオチンチンから・・・。」 
「え・・・そんな・・・そんな・・・じゃあお前は僕にこのまま狂えと言うのかぁ!?」 
ジュンは頭を抱えてその場にのたうち始めた。そして自分で男性器を掴み、無理矢理引き抜こうとする。 

「この・・・この・・・。」 
「やめてよジュン君・・・。別にオチンチンを切り落さなくても・・・僕に良い方法があるんだ。」 
そう言うと蒼星石は頭に被る帽子を取り、床に置いた。だがそれだけではない。 
今度は服に手をかけ、脱ぎ始めたではないか。 
「お・・・オイ! 何をする気だ!?」 
「ジュン君・・・僕を・・・抱いて・・・。僕がジュン君の性欲を発散させてあげるよ・・・。」 
「な・・・そんな事出来るわけないだろ!?」 
ジュンは慌てて下がった。しかし、蒼星石はジュンに近寄る。 
「確かに僕じゃ翠星石の代わりにはなれないのは分かってる。いくら僕と翠星石が双子の関係で 
身体も同じ型が使われていると言っても僕は僕、翠星石は翠星石で全く別のドールなのだから・・・。 
でも・・・このままじゃ・・・僕だって仕方なくて狂ってしまいそうなんだ。僕が翠星石を見てあげればよかった・・・。 
水銀燈に殺されてしまえなんて言わなければ良かった・・・。ちゃんと祝福してあげればよかった・・・。 
これは僕のけじめなんだ・・・だから抱いてよジュン君・・・この僕を・・・。オチンチンを切り落せない代わりに 
僕がこのカラダを持ってジュン君の性欲を発散させてあげるから・・・。 
それに・・・いつまでもそんな事じゃ翠星石も悲しむと思うんだ・・・。」 
「そ・・・そんな事言われても・・・。」 
あれだけSEXに対し否定的だったはずの蒼星石に迫られジュンは戸惑った。 
「どうしたんだいジュン君・・・。何故抱いてくれないんだい? そんなに僕が嫌なのかい? 
そりゃ確かに僕だってあの時ジュン君と翠星石のSEXを見たショックで冷静さを失って 
ジュン君のオチンチンを一方的に切り落そうとしたりと随分酷い事をしたさ・・・。 
でも僕は男の子の格好をしていても立派な薔薇乙女第四ドール・・・女の子なんだよ。 
僕だってジュン君が好きなんだ! 僕だってジュン君とHしたいんだよ! 
翠星石の代わりに僕がジュン君の子供を産んであげるから抱いてよジュンくぅぅぅん!!」 
「わ・・・分かった・・・。」 
またも血の涙を流し号泣する蒼星石の本気を悟ったジュンも心を決めた。 

――――――――――――――――――――
「良いのか・・・? 本当に・・・。」 
「うん・・・。」 
生まれたままの蒼星石は美しかった。普段は男装のせいもあって色気の感じられない彼女だが、 
着ている服を全て脱ぎ、己の全てを曝け出した蒼星石のカラダは女性的な滑らかなスタイルをしていた。 
世の中「脱いだら凄いんです」と言う言葉があるが、まさに今の蒼星石はそれが相応しかった。 
「お前・・・着痩せするタイプだったんだな? お前のカラダ・・・こんなに凄いなんて・・・。」 
「そんな事無いよ・・・翠星石と同じだよ。」 
「いやいや、お前普段から男の格好してるだろ? だからそのギャップのせいで余計に凄く感じてしまうんだ。」 
確かに単純にスタイルだけで見るなら蒼星石は翠星石と寸分変わらない。 
だが蒼星石は周知の事実である通りにボーイッシュなドールだ。そのしぐさなども男性的で 
美少年ドールと勘違いされても可笑しくない。そういう男性的なイメージの強い彼女だからこそ 
脱いだ時に見せる裸は一際女性的で美しい物に映った。そしてジュンと蒼星石は唇を合わせた・・・。 
「蒼星石の唇・・・柔らかいな・・・。」 
「そんな・・・翠星石とそんなに変わらないよ・・・。」 
続いてジュンが蒼星石の太股を掴んでM字にゆっくりと広げ、大切な所を思い切り見られた蒼星石の顔は赤くなった。 
「恥かしいなら恥かしいと正直に言えよ。」 
「大丈夫だよジュン君・・・。ジュン君になら見られたって大丈夫。僕もジュン君のオチンチンを既に見てるんだから・・・。」 
「分かった・・・。」 
ジュンはゆっくりと己の男性器を蒼星石の女性器に押し付けた。勃起して鉄のように硬くなった 
男性器はグイグイと蒼星石の柔らかい女性器を押し広げ、先端が軽く沈み込んだ。 
「アッ!」 
「だ・・・大丈夫か!?」 
「大丈夫・・・だよ・・・。ジュン君は構わずに続けて・・・。」 
蒼星石は苦しそうだったが、涙を流しながらも顔は笑っていた。蒼星石の気持ちを無にしない為 
ジュンは己の男性器を全て蒼星石の中へ押し込んだ。だが、翠星石や水銀燈とやった時と違い、 
処女膜を破った感触は無く、出血も無かった。 
「お前まさか・・・。」 
「ジュン君ごめんなさい・・・実は僕・・・非処女なんだ・・・。」 
「何・・・?」 
なんと言う事か。既に蒼星石はSEXを経験していた。蒼星石の衝撃の告白に 
ジュンは硬直する。そして蒼星石は悲しげな目で語り始めた。 
「僕にも色々あったんだ・・・これはもう何百年以上も昔の話・・・。あんな男の子の格好じゃなく 
みんなと同じ様に・・・可愛いドレスを着て、言葉遣いも僕なんて使っていなかった時期が僕にもあったんだ・・・。 
でも・・・あの忌まわしい事件が僕を変えてしまった・・・。」 
「忌まわしい事件?」 
「昔・・・マスターから言われてお使いに出た時・・・僕は・・・レイプされてしまったんだ・・・。」 
「だからか・・・お前が僕と翠がやってた現場を見た時あんなに冷静さを失っていたのは・・・。」 
蒼星石はゆっくりと頷く。 

「うん・・・。その日・・・レイプされて以来僕はお父様から貰ったドレスを脱ぎ捨て、その時代のマスターから 
貰った男の子の服に身を包んだ。翠星石と同じ位長かった髪もバッサリ切って今のようにして 
口調やしぐさも男の子っぽくして、男の子に成りすよう勤めたんだ。だって男の子を犯す男なんていないでしょ? 
これは薔薇乙女として悔しい事だけど・・・自分の身を守る為の僕なりの苦肉の策だったんだ・・・。」 
「(だが・・・世の中には同性愛者と言う人種もいるんだが・・・いやもはや何も言うまい・・・。)」 
ジュンは蒼星石に同性愛者の存在を教えようと思ったが、話がややこしくなりそうなので止めた。 
「そして僕は変わった。庭師の鋏を持って僕をレイプした男を襲い、オチンチンを切り落したんだ。 
その日からだよ。僕は女の子をレイプするような酷い男を見るとその男のオチンチンを 
切り落してやりたくなったのは・・・。もう既に何人のオチンチンをこの手で・・・この鋏で切り落した事か・・・。」 
「お前が僕のチンポをやたら切り落したがってたのはそのせいか・・・。」 
蒼星石は申し訳無さそうな顔でジュンの顔を見つめた。 
「だから・・・本当に血塗られているのはジュン君のオチンチンじゃなく、僕の手と鋏なんだ・・・。ごめんなさい・・・。」 
「別に謝る様な事じゃないよ・・・。」 
ジュンは笑って手を左右に振っていたが、ジュンは知らなかった。ドール愛好家達の間では 
蒼星石はくるみ割り人形ならぬチンポ切り人形と呼ばれていた事を・・・。だがまあそれは別にどうでも良い事だ。 
「今まで何人もの男の人のオチンチンを切り落してきた位オチンチンを憎んでいた僕だけど・・・。 
今日で僕の中でのオチンチンのイメージが変わった。ジュン君・・・君のおかげだよ。 
ジュン君のオチンチン・・・凄く暖かいんだ・・・。こんなに大きなオチンチンが僕の身体の中で 
暴れてるはずなのに・・・不思議と嬉しいんだ・・・。ジュン君ありがとう・・・。ジュン君のおかげで 
オチンチンを少しだけ好きになれそうだよ・・・。」 
その時の蒼星石の表情は本当に晴れやかだった。全ての悩みを吹っ切ったさわやかな顔をしていた。 
一度は切り落そうとした男性器を自分が受け止める事になろうとは、世の中本当に何が起こるか分からない物である。 
「それじゃあ・・・蒼星石・・・動かすぞ!」 
「うん・・・。」 
ジュンは男性器と言う名の武器を持って蒼星石を突いた。最初は苦しいピストン運動だったが、 
次第になんとも言えない快感に蒼星石は包まれていた。 
「凄い! 凄いよジュン君のオチンチン! こ・・・こんな素晴らしいオチンチンを 
チョキンと根元から切り落そうとした僕が情けなく思えてくるよ! 
やっぱりジュン君はサイコーのドールマスターだよ!」 
「あ・・・蒼星石だって凄いよ・・・。あの時あのまま切り落されてたらこんな気持ちは味わえなかった・・・。」 
二人は力一杯に抱き合い、全身を激しく動かし交わっていた。それは二人の汗でベッドのシーツが 
忽ちの内にびっしょりと濡れてしまう程だった。 
「うっ・・・出る!」 
「良いよジュン君・・・中に出して・・・君の・・・ドールだって孕ませられる魔法のオチンチンの・・・ 
不思議な精子を僕にも・・・沢山頂戴・・・。」 
「分かった・・・行くぞ・・・ああああああああああ!!」 
「ああああああああああ!!」 
二人同時に絶頂に達し、ジュンの男性器から放たれる濃い大量の精子が蒼星石の膣内にぶちまけられた。 
そして二人は繋がったまま濡れたベッドの上で抱き合っていた。 
「ジュン君・・・ありがとう・・・。僕・・・ジュン君の子供を絶対産んで見せるよ・・・。 
アリスだって敵わないくらい素敵な子供を・・・。翠星石・・・君だって許してくれるよね・・・。」 

――――――――――――――――――――
間も無く蒼星石はジュンの子供を身篭り、そして蒼星石と同じオッドアイの子供を産んだ。 
惜しくも亡くなった翠星石の子供と同じ純星石の名を与えられた彼女は 
ジュンと蒼星石、そしてドールズの愛を受けて新たな薔薇乙女として育っていく事になるのだが、 
一方水銀燈の方はというと・・・ 
「あいつのせいで私は全てを失ってしまったわぁ・・・そう・・・全て・・・。アリスになる資格も・・・ 
薔薇乙女の誇りも・・・何もかも・・・。それと代わりに手にした物と言えば・・・。」 
水銀燈はnのフィールドの外れ、誰も寄り付かない薄暗い空間で一人寂しくジュンに孕まされた子供を産んでいた。 
彼女と同じ銀髪に羽を持ったドールの赤ん坊である。 
「・・・。」 
彼女の表情は暗かった。自分をレイプした男の子を産まされると言う事だけでもショックだと言うのに 
それに伴って水銀燈が失った物は余りにも多すぎた。処女を奪われた挙句孕まされた事により 
乙女ではなくなる為アリスゲームの資格を失ってしまったし、水銀燈自身が心に持っていた 
薔薇乙女第一ドール、自分がアリスになるのだと言う自信と誇りも砕かれてしまった。 
そして妊娠したせいで数少ない理解者だっためぐにさえあらぬ疑惑をかけられ、 
見捨てられてしまうと言う失意のどん底に突き落とされてしまっていた。 
「許せないわぁ・・・いつか絶対殺してやる・・・殺してやる・・・。」 
水銀燈は自分をここまで貶めたジュンを憎んだ。心の底から憎んだ。そして・・・ 
「勿論・・・あいつの血を引くあんたもよ・・・。」 
水銀燈は背中の翼に手を伸ばし、黒い羽を一本引き抜いた。すると羽は彼女の能力によって忽ち 
鋭い刃物へと変化し、それを握り締めた彼女は自らの子供のローザミスティカが埋め込まれた 
左胸へと狙いを済ました。 
「私はねぇ・・・。お馬鹿さんとあんたみたいな赤ん坊が嫌いなのよぉ・・・。運が無かったわねぇ!」 
水銀燈は刃物と化した羽を振り下ろし、子供の左胸に突きたて・・・られなかった・・・ 
「何で・・・何で刺せないのよぉ・・・。憎いのに・・・憎いあいつの子供なのにぃ・・・。」 
これ以上手が動かなかった。水銀燈は己の腕に力を込めて何度も刺そうとするが、 
どうしてもスレスレの所で止まってしまう。 
「何で! 何で刺せないのよぉ! あいつの・・・あいつの・・・。」 
水銀燈の目に大粒の涙が浮かんだ。悔しかった。許せなかった。自分を孕ませたジュン以上に 
赤ん坊一人殺せない甘い自分が許せなかった。だがどうだろうか・・・、彼女の目を見つめる 
赤ん坊の笑顔を見ていると次第に憎しみの心が引いていくのである。 
「マンマァ〜・・・。」 
「うう・・・何で・・・憎いのに・・・憎みたいのに・・・何で何で何でぇぇぇ!」 
水銀燈は赤ん坊を抱きしめた。そして涙を流しながら笑っていた。 
「フフフ・・・私もまだまだ甘いわねぇ・・・。こんな赤ん坊・・・レイプされて生まれた憎い・・・ 
別に殺したってかまわない相手なのに・・・赤ん坊一人殺せないなんてぇ・・・。 
そんな事じゃぁアリスになれなくても可笑しくないわねぇ・・・。」 
水銀燈は今まで何人もの人の命を殺めて来た。ある者は彼女の糧とされ、またある者は 
彼女の羽によって直接切り殺された。女子供も関係ない。アリスゲームの為・・・ 
お父様の為・・・アリスになる為なら何でもやる・・・例え悪女と・・・魔女と罵られようとも・・・。 
水銀燈はそう決意し、非情に徹して来た。しかしどうだろうか。今目の前にいる赤ん坊だけは 
どうしても殺せない。それどころか抱擁しているではないか。 
「マンマァ〜・・・。」 
赤ん坊は水銀燈の頬に手を伸ばし、小さな手で軽く撫でた。 
「ああ・・・あんたは私を怖がらずに構ってくれるのねぇ・・・。」 
アリスゲームの為に非情に徹し、周囲を拒絶しヒールをアピールし続けていた水銀燈に 
心を許せる者はいなかった。だが、目の前の赤ん坊は彼女を恐れる事なく母と慕ってくれる。 
「そうよねぇ・・・。あんたは私の子供でもあるのよねぇ・・・。」 
すると水銀燈は両腕を伸ばし、赤ん坊を高く抱え上げた。 
「あんたの名前は純粋な銀と言う意味を込めて純銀燈! これよ! フフフフフ・・・私があんたを 
真にアリスになれるような素晴らしいドールに鍛え上げて見せるわぁ。あんたのお父様が 
泣いて悔しがるような素晴らしい少女にねぇ・・・。」 

後に純星石と純銀燈と言う同じ父親を持つ異母姉妹によってアリスゲームの決勝戦が 
行われる事になるのだが・・・これはまた別のお話だったりする。 
                   おわり 

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JUM星石物語はこれでおしまい。 
自分で書いててスマソけど、自分の中で蒼の評価が随分上がった。 
次も蒼ネタを書いてみようと思った。 

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