真紅がジュンの部屋で本を読んでいた時、ふとお茶が飲みたくなった。 
「ジュン、喉が渇いたわ。お茶を淹れて頂戴。」 
しかしいつの間にかジュンは部屋から姿を消していた。 
「もう・・・こんな時に・・・役に立たない下僕ね。」 
真紅はしょうがなく自分で部屋に下りてお茶を淹れる事にした。 
真紅の背ではドアノブに手が届かないので、ドアノブを引く際に使うステッキを持ち、 
ドアの前に立つ。そしてステッキをドアノブに引っ掛けようとした時、 
手を滑らせてステッキを落としてしまった。 
「あらいけない。私とした事がとんだ失敗をしてしまったわ。」 
真紅は落としたステッキを拾おうとしゃがんだ時・・・それは起こった。 
ステッキが床に落ちた際、床と垂直になるような形でバウンドし、 
先端が丁度真紅の股間の部分に向いていた。それに気付くより先に 
真紅がしゃがんでしまったもんだから・・・ 

                 ぐにゅぅぅ 

「・・・・・・・・・・・・!!!!!」 
なんと言う事か。真紅のしゃがむ勢いと、床そのものがつっかえになる事で、 
真紅の股間に先端が向いていたステッキが真紅のスカートとパンティーを突き破り、 
その内側に存在する女性器の奥へものの見事に突っ込まれていた。 
「・・・・・・・・・・・・!!!!!」 

それは想像を絶する激痛であった。 
悲鳴を上げることや、のた打ち回る余裕さえ与えてもらえない。 
真紅は目が飛び出してしまいそうな顔で虫の息のままピクピクとかすかに痙攣する事しか出来なかった。 

その後ジュンに助けられ、何とか助かったが、身体的な痛み異常に 
恥かしく情けない姿を見られた精神的なショックにより 
しばらくの間鞄に閉じこもって出て来る事は無かった・・・ 

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